映画

キャノンフィルムズ爆走風雲録

１９８０年代のハリウッドで勢力を急伸させた独立系映画会社が、Ｍ・ゴーランとＹ・グローバスが率いたキャノンフィルムズ。その興隆と失墜を振り返ったドキュメンタリー。

映画監督ゴーランが作品作りを指揮し、いとこのグローバスが“セールスマン”を務めた映画会社キャノンフィルムズは、1980年代ハリウッドで低予算の大衆的娯楽映画を量産して大成功。だが「オーバー・ザ・トップ」「スーパーマン4／最強の敵」など、大作の失敗が続いてつまづくと崩壊へ向かい……。作中では省略されているが、映画というコンテンツがレンタルVHSビデオの台頭で再評価を受けた時代の記録でもある。関係者の家族の証言、1960年代のイスラエル産娯楽映画など、珍しい映像を満載している。