映画

フェリックスとローラ

移動遊園地にひとり寂しげにたたずむ訳ありげなヒロインに扮して、Ｃ・ゲンズブールが可憐な魅力を披露。「髪結いの亭主」のＰ・ルコント監督による切ないラブストーリー。

郊外の移動遊園地にひとり寂しげにたたずむ、何やら訳ありげな若い女性のローラ。そんな彼女の陰りのある表情に心惹かれた移動遊園地のオーナーであるフェリックスが、ローラと運命の恋に落ちていくさまを、恋愛映画の名手ルコント監督が、孤独な登場人物たちの心情にそっと寄り添う、彼ならではの巧みな演出手腕を発揮しながら、ミステリアスなムードたっぷりに活写。訳ありげなヒロインに扮してゲンズブールが可憐な魅力を披露する一方、彼女と恋に落ちるオーナーを演じるのは「灯台守の恋」のP・トレトン。