映画

毛皮のビーナス

「青い体験」で知られる伝説的美人俳優Ｌ・アントネッリが主演。Ｌ・Ｖ・Ｓ＝マゾッホの小説を映画化したエロティックムービー。性的に倒錯した男女の異常な情愛を描いた。

“マゾヒズム”という言葉の由来になった異端の作家マゾッホによる小説「毛皮を着たヴィーナス」を、現代を舞台にして映画化。ある美女の私生活をのぞき見する男性と、のぞき見されることに興奮を覚える美女。そんなカップルが繰り広げるゆがんだ愛を鮮烈に描写。後に「青い体験」やルキノ・ヴィスコンティ監督の「イノセント」などで美貌やセクシーな肢体が評判になる“女神”アントネッリが若かりし日に魅力を放った作品として、彼女のファンは必見だ。日本初公開時の邦題は「毛皮のビーナス　女芯のいとなみ」。