英国を代表する演出家ケネス・マクミランの振り付けによる荘厳な悲劇。自分が何者か分からない美しいマノンを中心に、愛と欲望が渦巻く恋の崇高な世界が描かれる。
オペラや映画にもなったアベ・プレヴォーの長編小説「マノン・レスコー」を原作とし、初演の1974年当時のロイヤル・バレエ団芸術監督K・マクミランによって創作・振り付けされたロイヤル・バレエ「マノン」。美少女マノンを取り巻く愛や裏切り、嫉妬を描いており、破滅的な物語でありながらも、その劇的な展開とアクロバティックな振り付けが観客を魅了する。音楽は、オペラ「マノン」も手掛けたJ・マスネによるさまざまな楽曲から構成され、指揮のM・イェーツの再編曲によって洗練された統一感が醸し出されている。S・ラムとV・ムンタギロフのコンビによる第3幕の感動的なパ・ド・ドゥや、平野亮一の第2幕・娼館で魅せる酔っ払いの演技にも注目だ。収録日・収録場所
- 2018年4月26日、5月3日/イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス
出演
役名 | 役者名 |
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マノン | サラ・ラム |
デ・グリュー | ワディム・ムンタギロフ |
レスコー | 平野亮一 |
G.M. | ギャリー・エイヴィス |
レスコーの愛人 | イツァール・メンディザバル |
スタッフ
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音楽ジュール・マスネ
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振付ケネス・マクミラン
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指揮マーティン・イエーツ