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幻の光

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幻の光

「万引き家族」の是枝裕和監督が、江角マキコ、浅野忠信らをキャストに迎えた、記念すべき劇場公開用映画デビュー作。複雑な過去を持つヒロインの人生の再出発を見つめた。

後に「万引き家族」が第71回カンヌ国際映画祭のパルムドールに輝く、日本を代表する名匠・是枝裕和監督の劇場公開用映画デビュー作で、伝統あるヴェネチア国際映画祭の第52回で3部門を制するなど、先んじて海外で高い評価を受けた秀作。TVディレクター出身で、当時は新進気鋭だった是枝監督が、宮本輝の同名小説を映画化。夫を亡くして地方の村で再婚する若い妻の姿を通じ、生と死、喪失と再生というテーマを等身大の視点から描き、その抑制を利かせた演出で、味わい深い感動を呼ぶ佳作に仕上げてみせた。

幻の光

「万引き家族」の是枝裕和監督が、江角マキコ、浅野忠信らをキャストに迎えた、記念すべき劇場公開用映画デビュー作。複雑な過去を持つヒロインの人生の再出発を見つめた。

幼いころに祖母が失踪するのを止められなかったゆみ子は、25歳になり、祖母の生まれ変わりだと感じた郁夫と結婚する。だがある夜、郁夫は列車に飛び込んで自殺してしまう。5年後、ゆみ子は郁夫との間に生まれた息子を連れ、奥能登の村に住んでいる民雄と再婚し、人生を再出発させようとするが、郁夫のことをまだなかなか忘れられずにいた。やがてゆみ子は家出をしようと決意するが、それでもまだ郁夫のことを忘れられず……。

作品データ

  • 制作年/1995
  • 制作国/日本
  • 内容時間/110分
  • ジャンル/ドラマ

受賞歴

  • 第52回(1995)ヴェネチア国際映画祭金のオゼッラ賞(撮影賞)
  • 第52回(1995)ヴェネチア国際映画祭OCIC賞

出演

役名 役者名
ゆみ子 江角マキコ
民雄 内藤剛志
郁夫 浅野忠信
道子 木内みどり
喜大 柄本明
マスター 赤井英和
勇一 柏山剛毅
友子 渡辺奈臣
とめの 桜むつ子
大杉漣

スタッフ

  • 監督
    是枝裕和
  • 製作
    重延浩
  • 脚本
    荻田芳久
  • 撮影
    中堀正夫
  • 音楽
    チェン・ミンジャン
  • 照明
    丸山文雄

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