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みどころ・試合内容 /
2018年1月15日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

11戦全KO勝ちの強打が炸裂か
コーリングはアウトボクシングに活路

 ライト・ヘビー級のWBAスーパー王座、IBF王座、WBO王座を持っていたアンドレ・ウォード(アメリカ)が引退したことで3団体の王座は空位に。そのうちのIBF王座を今回、同団体2位のアルツール・ベテルビエフ(32=ロシア)と3位のエンリコ・コーリング(27=ドイツ)が争う。ともにアマチュア時代にオリンピック出場の経験を持つが、プロではベテルビエフが11戦全KO勝ち、コーリングが24戦23勝(6KO)1敗で、戦績も戦闘スタイルとも対照的だ。
 08年北京大会、12年ロンドン大会と五輪に2度出場した実績を持つベテルビエフは、カナダのプロモーターと契約を交わして13年6月にモントリオール(カナダ)でプロデビューした。6戦目に元世界王者のタボリス・クラウド(アメリカ)に2回KO勝ちするなど出世は早く、そのまま世界挑戦にこぎ着けるものとみられていた。当時の3団体王者は、アマ時代にベテルビエフが2度勝っているセルゲイ・コバレフ(ロシア)だっただけに、実現していれば興味深いカードだった。しかし、ベテルビエフは故障のため1年のブランクをつくることになり、思わぬ遠回りを強いられた。戦績が示すとおりベテルビエフはハンマーのような左右のパンチが自慢の強打者で、豪腕という形容が似合うタイプだ。
 これに対しコーリングも12年ロンドン五輪に出場しているが、ライト・ヘビー級ベスト16に留まっている。また、ベテルビエフが準優勝した11年世界選手権にも出場している(2回戦敗退)。アマチュア時代に世界を舞台に両者が戦う可能性もあったわけで、少なからず因縁めいたものも感じられる。コーリングは五輪1ヵ月後の12年9月にプロに転じ、WBOユース王座やWBAインターコンチネンタル王座などを獲得して上位に進出してきた。戦績からも想像できるように左ジャブをついて距離をキープし、そのうえでワンツーを繰り出してポイントを重ねるタイプといえる。
 積極的に相手にアプローチしていって矢継ぎ早に強打を繋いで倒してしまうベテルビエフと、テクニックに頼ったボクシングのコーリングという対照的なタイプの組み合わせだけに、まずは主導権争いに注目したい。コーリングが間合いをとって戦えるようならば試合は長引く可能性があるが、ベテルビエフが容易に距離を潰してしまうようなら中盤までに決着がつきそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

上位進出をかけた世界ランカー対決
サウセドの勢いが勝るか

 ふたつの地域王座をかけた試合だが、グスタボ・ビットリ(28=アルゼンチン)がスーパー・ライト級でWBO13位、アレクス・サウセド(23=メキシコ/アメリカ)がWBO6位、WBA10位にランクされていることから、この試合も上位進出をかけたサバイバルマッチといえる。
 ビットリは23戦20勝(11KO)2敗1分の戦績を残しているサウスポーで、15年10月にはWBO暫定中南米王座を獲得したことがある。自国を出て戦うのは今回が初めてとなる。
 一方のサウセドはメキシコ生まれだが、現在はアメリカ国籍を取得してオクラホマ市に住んでいる。11年11月のプロデビューから積み重ねた白星は25、そのうち15がKOによるものだ。178センチの長身から打ち下ろす右ストレート、左のボディブローなどが主武器といえる。
 ともに強豪との手合わせは皆無だが、挫折を知らずにここまで来たサウセドの勢いが勝っていそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

全勝の世界ランカー同士の対決
体格で勝るラミレスにアドバンテージ

 スーパー・ライト級でWBC3位、WBO5位のホセ・ラミレス(25=アメリカ)が20戦全勝(15KO)、WBO10位にランクされるマイク・リード(24=アメリカ)が23戦全勝(12KO)。若い全勝のホープ同士による世界先陣争いだ。
 ラミレスは12年ロンドン五輪出場後、マニー・パッキャオ(フィリピン)対ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)第4戦の前座でプロデビュー。以来、コンスタントに試合をこなしながら世界上位に進出してきた。まだ世界的な強豪との手合わせはないが、順調な歩みといっていいだろう。
 対するリードは五輪出場こそ逃したが、11年には全米ゴールデン・グローブ大会で優勝するなど、こちらも輝かしいアマチュア実績を持っている。プロデビューは13年3月。以後、トップランクのテレンス・クロフォード(アメリカ)やワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の世界戦の前座に起用されることが多く、そのすべてで勝利を収めてきた。17年4月には元世界上位ランカーのレイジェス・サンチェス(メキシコ)、8月にはロバート・フランケル(アメリカ)と、経験値の高い相手に10回判定勝ちを収めている。ちなみにフランケルはラミレスには5回KO負けを喫している。
 体格で劣るサウスポーのリードは前後左右に動いて相手の圧力を逃がしたいところだ。そのうえでスピードを生かして戦うことができれば勝機は広がるだろう。しかし、地元の声援を背に好戦的な戦いをすると思われるラミレスから逃れるのは難しいかもしれない。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

評価急上昇中の王者ビボルに注目
挑戦者は長期戦に活路

 キルギスタン生まれで現在はロシア国籍を持つドミトリー・ビボル(26)は、アマチュア時代にロシア選手権で優勝するなど283戦268勝15敗の戦績を残し、14年11月にプロデビュー。1年半後の7戦目にはWBA暫定世界ライト・ヘビー級王座を獲得し、2度のKO防衛を果たしている。17年6月にはアンドレ・ウォード(アメリカ)対セルゲイ・コバレフ(ロシア)の3団体統一世界ライト・ヘビー級タイトルマッチの前座に出場し、世界挑戦の経験を持つセドリック・アグニュー(アメリカ)に無冠戦で4回TKO勝ちを収めた。このあとWBAスーパー王者のウォードが引退、正王者のバドゥ・ジャック(スウェーデン/アメリカ)が王座を返上したためビボルはWBA正王者に昇格し、今回の試合を迎える。左ジャブや左フックで相手の可動範囲を狭めておいて右ストレートを打ち込むという比較的シンプルな戦い方だが、リードブローが効いているため右の命中率は高い。26歳と若いこともあり、経験値を上がることで総合的な戦力はさらにアップする可能性がある。
 挑戦者のトレント・ブロードハースト(29=オーストラリア)は10年7月のプロデビューから21戦20勝(12KO)1敗という戦績を残している。唯一の敗北はロバート・ベリッジ(ニュージーランド)に5回KO負けを喫したもので、以後は13連勝(8KO)を収めている。こちらも基本に忠実な右ボクサーファイター型だが、王者と比較するとパワーやスキルでは物足りなさが残る。暫定王座の初防衛戦でビボルがベリッジに圧勝(4回TKO)していることも王者の圧倒的有利の材料といえる。
 ともに左ジャブを突いてボクシングを組み立てるタイプだけに、ここでブロードハーストが差し負けるようだと厳しくなる。ビボルが先手を取る展開になった場合は早い決着も考えられる。

 


Written by ボクシングライター原功

ライト・ヘビー級トップ戦線の現状

WBA   :ドミトリー・ビボル(キルギス/ロシア)
WBC   :アドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)
IBF   :空位 ベテルビエフ対コーリング
WBO   :セルゲイ・コバレフ(ロシア)

 3団体王者だったアンドレ・ウォード(アメリカ)が引退したことで、このクラスは再び混戦模様となった。WBAは暫定王者のドミトリー・ビボル(26=キルギス/ロシア)が正王者に昇格し、WBO王座には決定戦を制したセルゲイ・コバレフ(ロシア)が返り咲いている。
 こうしたなかWBC王者のアドニス・スティーブンソン(40=ハイチ/カナダ)は13年6月の戴冠から4年半以上も王座に君臨し、8度の防衛を果たしている。「スーパーマン」のニックネームを持つサウスポーの強打者だが、これからは時間とも戦うことになりそうだ。そのスティーブンソンに挑戦を望んでいるのが前WBA王者のバドゥ・ジャック(34=スウェーデン)だ。WBCスーパー・ミドル級王者時代は厳しい試合が続いたが、ライト・ヘビー級に上げてネイサン・クレバリー(イギリス)を攻略。一時はWBA王者になったが、すぐに返上した。スティーブンソンの長期政権にストップをかけることができるか。
 このほか長いこと待機状態にあるエレイデル・アルバレス(33=コロンビア)、王者たちと肩を並べる力を持つとみられているサリバン・バレラ(35=キューバ)、さらに12年ロンドン五輪ライト・ヘビー級銅メダリストのオレクサンデル・グボジーク(30=ウクライナ)も控えている。
 新しい顔ぶれとしては、20戦全勝(15KO)のサウスポー、ロンドン五輪出場経験者のマーカス・ブラウン(27=アメリカ)、14戦全勝(13KO)のアンソニー・ヤーデ(26=イギリス)らに注目したい。



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