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みどころ・試合内容 /
2018年2月26日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

「パッキャオ2世」がアメリカ初登場
4連続KO防衛なるか

 IBF世界スーパー・フライ級王者のジェルウィン・アンカハス(26=フィリピン)は、日本では同じ階級のWBO王者、井上尚弥(大橋)の統一戦のターゲットだった選手として知られている。
2度ほど契約寸前まで話が進んだとも報じられたが、実現しないまま現在に至る。井上のバンタム級転向が確定的となったいま、スーパー・フライ級王者同士としての対戦はなさそうだ。
 その代わり、アンカハスは昨秋にアメリカのトップランク社と契約を交わし、今回のアメリカ初登場が実現することになった。同社はフィリピンの大先輩でアンカハスのプロモーターも務めている元6階級制覇王者、マニー・パッキャオやワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、テレンス・クロフォード(アメリカ)といったスター選手を擁する大手で、アンカハスに「第2のパッキャオ」の期待を寄せている。ボブ・アラム・プロモーターは「すでにアンカハスは世界王者だが、もっともっとスケールアップ可能性がある」と26歳のサウスポーの潜在的能力とスター性を評価している。
 アンカハスは09年7月に17歳でプロデビューし、地域王座を獲得したあと16年9月にマクジョー・アローヨ(プエルトリコ)を12回判定で下して現在の王座を手に入れた。その試合を含め7年半のキャリアで30戦29勝(19KO)1敗という戦績を残している。特筆すべきは15戦目に10回判定負けを喫したあとは15戦全勝で、そのうちアローヨ戦を除く14試合をKO(TKO)で終わらせている点だ。このなかには帝里木下(千里馬神戸)をボディブローで倒し2度目の防衛を果たした試合(17年7月)も含まれている。続くV3戦では19戦全勝だったジェイミー・コンラン(イギリス)から4度のダウンを奪って6回TKOで退けている。また、戴冠試合こそフィリピンだったが、3度の防衛がマカオ(中国特別行政区)、ブリスベン(オーストラリア)、ベルファスト(イギリス)と国外である点も評価の対象になるだろう。いまのアンカハスには手のつけられない強さと勢いがある。
 挑戦者のイスラエル・ゴンサレス(メキシコ)は14年11月にプロデビューし、キャリアはまだ3年少々と浅い。それでもWBC暫定中米スーパー・フライ級王座を獲得したり、元世界王者のラモン・ガルシア(メキシコ)に10回判定勝ちを収めたりといった実績を持っている。アンカハスと比較すると経験値は高くないものの、侮れない相手といえそうだ。戦績は22戦21勝(8KO)1敗。ガードを高くあげた構えから圧力をかけ、右フックや左フックを合わせるボクサーファイター型といえる。
 サウスポーのアンカハスは右ジャブを差し込んで主導権を握り、左ストレートから右フック、さらにボディ、顔面と打ち分けるコンビネーションを持っている。特にボディ打ちが巧みだ。今回も右ジャブを突いて序盤でペースを掌握すれば、KOは時間の問題となりそうだ。アメリカでの初戦であることや周囲の期待を意識し過ぎなければ、アンカハスが大きなトラブルに陥ることはないとみる。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・フライ級トップ戦線の現状

WBA   :カリド・ヤファイ(イギリス)
WBC   :シーサケット・ソールンビサイ(タイ)
IBF   :ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)
WBO   :井上尚弥(大橋)

 1年前はWBC王座に君臨していたローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア)が不動のNO,1と見られており、それをWBO王者の井上尚弥(24=大橋)、ゴンサレスの前の王者、カルロス・クアドラス(29=メキシコ)、元WBA&WBOフライ級王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(27=メキシコ)が追うという構図だった。当時、戴冠を果たしたばかりのWBA王者、カリド・ヤファイ(28=イギリス)と初防衛に成功したIBF王者のジェルウィン・アンカハス(26=フィリピン)に関しては評価を定める段階ではなかった。
 それから1年、ゴンサレスに連勝、しかも再戦は痛烈な4回KOという圧勝でシーサケット・ソールンビサイ(31=タイ)が一気にこのクラスの頂上に駆け上がった。クアドラスとの挑戦者決定戦を僅差判定で制したエストラーダとの初防衛戦が正念場になりそうだ。
こうしたなか井上とアンカハスは17年にともに3KO防衛を果たして評価を上げた。WBA王者のヤファイも村中優(32=フラッシュ赤羽)、石田匠(26=井岡)を危なげなく退けて2度の防衛を果たしたが、ライバル王者たちのインパクトが強すぎるため影が薄い印象は拭えない。
 ランキング上位陣を見てみると、IBF1位のジョナス・スルタン(26=フィリピン)、WBO1位のレックス・ツォー(30=香港)といった比較的新鮮な選手がいるが、アンカハス、井上の牙城を崩すのは難しそうだ。むしろ、近い将来、この階級への参入を視野に入れているWBCフライ級王者、比嘉大吾(22=白井・具志堅)の存在の方が不気味で、さらに興味深いカードが多く組めそうだ。



  • みどころ

26戦無敗の挑戦者を迎えてV3戦
KO防衛がノルマの王者

 36戦全勝(24KO)という戦績を誇るサウスポーのヒルベルト・ラミレス(26=メキシコ)が、26戦25勝(17KO)1分と同じく無敗のハビブ・アメド(ガーナ)を迎えて3度目の防衛戦に臨む。アメドは身長が173センチと伝えられるが、生年月日などデータが不足しており、その実力も謎とされる。未知の強豪なのか、それとも肩書(WBO4位)先行の選手なのか。
 ラミレスは189センチの長身サウスポーで、突き放して戦うこともでき、また出てくる相手を足と右ジャブで捌くこともできる。デビューから30連勝の時点では24KOと倒しまくっていたが、15年以降の6戦はすべて判定勝ちに留まっている。戴冠試合を含め三つの世界戦も12ラウンドをフルに戦いきっての勝利だ。このあたりで派手な勝ち方をしておかないとスター戦線から取り残されてしまうだけに、今回はKO防衛がノルマといってもいいだろう。
 挑戦者のアメドは11年8月のプロデビューから26試合すべてをガーナ国内で行ってきたため、これが国外初試合となる。12年にガーナのナショナル王座、17年にWBOアフリカ王座を獲得しているが、世界的な強豪との手合わせは一度もないまま大舞台に上がることになる。ガーナでは今年1月にアイザック・ドグボーがWBO暫定世界スーパー・バンタム級王座を獲得して盛り上がっているが、アメドも続くことができるかどうか。勝てばガーナ史上9人目の世界王者誕生となる。

 


Written by ボクシングライター原功

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