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みどころ・試合内容 /
2018年2月19日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

エリート王者の凱旋防衛戦
41対1のオッズが後押し

 08年北京五輪ミドル級金メダリストでプロでも世界王者になったジェームス・デゲイル(31=イギリス)が、挑戦圏内ぎりぎりの同級15位にランクされるケイレブ・トゥルーアックス(34=アメリカ)の挑戦を受ける。デゲイルは15年5月の戴冠試合を含む4度の世界戦を国外で行ってきたため自国での防衛戦は初めてとなる。
 10歳でボクシングを始めたデゲイルは19歳のときに英連邦選手権で優勝したことはあったが、07年の世界選手権では初戦で敗退するなど際立った実績を残していたわけではなかった。しかし、08年北京五輪ではノーマークながら巧みな試合運びで5試合を勝ち抜き、最も高い表彰台に上った。翌09年にプロ転向後、11戦目に現WBAスーパー王者のジョージ・グローブス(イギリス)に12回判定負けを喫したが、これが25戦で唯一の敗北だ。挑戦者決定戦や世界ランカー対決を制したあと、IBF王座決定戦で現暫定王者のアンドレ・ディレル(アメリカ)から2度のダウンを奪って戴冠を果たした。
 デゲイルは基本的にはサウスポーで、足をつかいながら間合いを計って右ジャブで牽制し、チャンスに連打をまとめるタイプといえる。大枠では左ボクサーファイターのカテゴリーに入るが、機をみて右構えにスイッチすることもある変則派でもある。スキルを生かしたボクシングで3度の防衛を果たしているが、WBC王者のバドゥ・ジャック(スウェーデン/アメリカ)との統一戦では最終回にダウンを喫してKO負け寸前のピンチに陥っている(17年1月)。そのあと痛めていた肩の手術をしたこともあってブランクができてしまった。このように必ずしも近況がいいとはいえない点が不安材料でもある。
 挑戦者のトゥルーアックスはアマチュアで29戦21勝8敗の戦績を残したあと07年にプロに転じた34歳で、これが2度目の世界挑戦となる。15年4月に当時のWBA世界ミドル級王者、ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)に挑んだときは粘りをみせたものの最終12回TKO負けを喫している。これを機にスーパー・ミドル級に転向したが、再起戦を挟んで元WBC同級王者、アンソニー・ディレル(アメリカ)に2度のダウンを喫して1回TKO負け。どん底を味わわされた。その後は2連続KO(TKO)勝ちを収め、いまは世界挑戦権ぎりぎりのIBF15位にランクされている。決定打に欠ける傾向はあるものの、頭から突っ込んで距離を潰してパンチを繰り出す好戦派で、接近戦ではアッパーもある。戦績は33戦28勝(18KO)3敗2分。
 賭けの不成立、あるいはミスマッチを意味する41対1というオッズが出ているようにデゲイルが圧倒的有利であることは間違いない。動きながら右ジャブを飛ばして的を絞らせず、相手が入ってきたところを効率的に迎え撃ってポイントを重ねるという展開が予想される。トゥルーアックスは持ち味の執拗なボクシングを徹底して勝機を探りたいところだ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC:ジョージ・グローブス(イギリス)
WBA   :タイロン・ツェーゲ(ドイツ)
WBC   :デビッド・ベナビデス(アメリカ)
IBF   :ジェームス・デゲイル(イギリス)
IBF 暫定:アンドレ・ディレル(アメリカ)
WBO   :ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)

 この階級は80年代にミドル級とライト・ヘビー級の間に新設されてから30年以上が経ったが、当時からヨーロッパ勢が幅をきかせている。現在もWBAスーパー王者のジョージ・グローブス(29=イギリス)、WBAレギュラー王者のタイロン・ツェーゲ(25=ドイツ)、そして今回登場するジェームス・デゲイル(31=イギリス)がIBF王座に君臨している。このほか無冠ではあるがクリス・ユーバンク・ジュニア(28=イギリス)、カラム・スミス(27=イギリス)が王者と同等の評価を受けている。特にグローブス、ユーバンク・ジュニア、スミスは賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」の準決勝に進出しており、今後の直接対決が注目されている。
 こうしたなかWBO王者のヒルベルト・ラミレス(26=メキシコ)に加え、21歳のWBC王者、デビッド・ベナビデス(アメリカ)が台頭。IBF暫定王者のアンドレ・ディレル(34=アメリカ)を含め北米大陸組も奮闘している。長身サウスポーのラミレス、20歳で戴冠を果たしたベナビデスには現有戦力に上乗せが期待できるだけに楽しみだ。
 巻き返しを狙う元王者アンソニー・ディレル(33=アメリカ)、ラミレスに挑んで惜敗したジェシー・ハート(28=アメリカ)、反則負けを喫した相手、アンドレ・ディレルに雪辱を狙うホセ・ウスカテギ(27=ベネズエラ)らも力がある。



  • みどころ

「ウェールズの稲妻」4度目の防衛戦
挑戦者は24歳のサウスポー

 「LIGHTNING(稲妻)」というニックネームを持つリー・セルビー(30=イギリス)が、自国に24戦無敗の挑戦者、エドゥアルド・ラミレス(24=メキシコ)を迎えて4度目の防衛戦に臨む。
 セルビーは15年5月、エブゲニー・グラドビッチ(ロシア)に8回負傷判定勝ちを収めて現王座を獲得した。以後、元3階級制覇王者のフェルナンド・モンティエル(メキシコ)、当時の最上位者エリック・ハンター(アメリカ)、指名挑戦者のジョナサン・バーロス(アルゼンチン)を判定で退けてきた。前後左右に動きながらボクシングを組み立てるボクサーファイター型で、運動量の多さに定評がある。12ラウンドを7度戦いきっており、スタミナにも自信を持っているようだ。強打者というイメージはないが左フックはタイミングが良く、まずまずの破壊力がある。戦績は26戦25勝(9KO)1敗。
 挑戦者のラミレスは10年9月のプロデビューから24戦して20勝(7KO)3分1無効試合と、まだ一度も負けたことがない。世界的には無名といえるが、16年12月には当時のIBFスーパー・バンタム級8位、WBO7位のエディバルド・オルテガ(メキシコ)に10回判定勝ちを収めており、侮れない相手といえそうだ。サウスポーのボクサーファイターで、相手の出方に合わせてボクサー型でも攻撃型でも戦える。
 ラミレスがサウスポーであること、24歳と若く勢いがある点は要注意だが、総合的な戦力ではセルビーが上回っている。地元の声援に背中を押されながらポイントを重ねていく可能性が高そうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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