メニューを開く

番組表

ご加入はこちら

みどころ・試合内容 /
2017年9月4日 放送

みどころ・試合結果

※My番組登録はこちらから

“ウクライナの最高傑作”3度目の防衛戦!

WBO世界S・フェザー級タイトルマッチ

ワシル・ロマチェンコ

2階級制覇王者

ワシル・ロマチェンコ

(ウクライナ)

ミゲール・マリアガ

WBO世界フェザー級7位

ミゲール・マリアガ

(コロンビア)

NABF・NABO北米ライト級タイトルマッチ

レイムンド・ベルトラン

WBC世界ライト級2位

レイムンド・ベルトラン

(メキシコ)

ブライアン・バスケス

元WBA暫定世界S・フェザー級チャンピオン

ブライアン・バスケス

(コスタリカ)

  • みどころ

ウクライナの天才 VS コロンビアのサソリ
V3狙う王者のスピードとスキルに注目

 いまや体重の壁を取り除いたボクサーの総合的なランキング、「パウンド・フォー・パウンド」の上位常連となったWBO世界スーパー・フェザー級王者、ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ)の3度目の防衛戦。78パーセントという高いKO率を誇る「スコーピオン(サソリ)」ミゲール・マリアガ(30=コロンビア)を相手に、今回もハイレベルなテクニックを披露しそうだ。
 ロマチェンコはアマチュア時代、08年北京五輪フェザー級、12年ロンドン五輪ライト級で連続して金メダルを獲得したほか、世界選手権でも2度の優勝を収めるなど輝かしい実績を残している。左構えから速い右ジャブを突きながら立ち位置を変え、様々なアングルから自在にパンチを繰り出して相手を圧倒。まさに「ハイテク(高性能)」のニックネームそのもののボクシングだった。アマチュア戦績に関しては諸説あるものの、397戦396勝1敗という説は信じるに足るものといえよう。
 そんなロマチェンコだが、13年10月にプロ転向した当初は卓抜したスキルに頼る傾向がみられたのは事実だ。2戦目でオルランド・サリド(メキシコ)に惜敗した試合のあとはパワー不足が指摘されもした。しかし、3戦目でWBC世界フェザー級王座を獲得すると初防衛戦こそ相手に判定まで粘られたが、以後は5連続KO勝ちを収めている。現在の王座を獲得した昨年6月のローマン・マルチネス(プエルトリコ)戦のように、上下にパンチを散らしたあと左アッパーから右フックでフィニッシュした試合もあるが、ここ2試合は素早い動きで翻弄したすえ相手の戦意を喪失させて棄権に追い込んでいる。強引にKOを狙うのではなく、自分のスタイルを崩すことなく、それでいてプロとして魅せるボクシングを追及していることがうかがい知れる。プロで9戦(8勝6KO1敗)を経験し、すっかり水に慣れたという印象だ。身長168センチ、リーチ166センチと体格に恵まれていないロマチェンコは3階級制覇や体の大きな相手とのビッグマッチを望んでいるが、そうした先を見据えた戦い方を会得したといってもいいだろう。
 そんな不動の王者に挑むマリアガはアマチュアを経て09年にプロデビュー。ここまでの8年間に27戦25勝(21KO)2敗という好戦績を残しており、KO率は約78パーセントと高い。敗れたのは2年前のニコラス・ウォータース(ジャマイカ)戦と、今年4月のオスカル・バルデス(メキシコ)戦で、いずれもフェザー級の世界戦だった。ウォータース戦はいなされた印象だったが、バルデスとの試合は打撃戦となり、マリアガも持ち味を発揮した面もあった。
その善戦が今回のスーパー・フェザー級での挑戦に繋がったといえる。マリアガは積極的に仕掛けて中間距離に入り、上下に打ち分ける左右フックのほか左アッパーも得意としている好戦派で、ウォータース戦やバルデス戦で体が頑丈なことも証明済みだ。
 ただ、直近の試合でマリアガが敗れていることもあり、予想はロマチェンコの勝利に大きく傾いている。マリアガとすれば早めに仕掛けて「ハイテク」のセンサーを破壊しておきたいところだ。そうすれば好勝負が期待できるが、充実期に入ってきた王者がそれを簡単に許すとは思えない。最近の2戦がそうだったように、ロマチェンコが開始直後から早い動きで翻弄し、上下にパンチを散らしながら中盤あたりでペースアップ、仕留めてしまう可能性が高い。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・フェザー級トップ戦線の現状

WBA SC:ジェスレル・コラレス(パナマ)
WBC   :ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)
IBF    :ジャーボンテイ・デービス(アメリカ)
WBO   :ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)

 一時代を築いた前WBA王者の内山高志(ワタナベ)と元WBC王者の三浦隆司(帝拳)が7月下旬に引退し、スーパー・フェザー級は才能豊かな若い世代が新時代をつくりかけている。内山に連勝したWBAスーパー王者のジェスレル・コラレス(パナマ)は26歳、三浦に勝って初防衛を果たしたWBC王者のミゲール・ベルチェルト(メキシコ)は25歳、IBF王者のジャーボンテイ・デービス(アメリカ)にいたっては22歳という若さだ。したがって4王者のなかでは29歳のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が最年長ということになる。
 年齢だけでなく、総合的な戦力や実績でもロマチェンコが群を抜いている。一時はコラレスとの統一戦が計画されたが、現有戦力を単純比較するかぎりWBO王者の方が二枚も三枚も上といえよう。
 そのロマチェンコにプロで唯一の黒星を味わわせているオルランド・サリド(36=メキシコ)は再戦に応じる構えをみせてはいるが、なかなか条件合意には至らないようだ。WBCとWBOで1位にランクされているが、激闘型ということもあり36歳という年齢が気になるところだ。
 サリド同様、WBC4位のジョニー・ゴンサレス(35)、5位のクリスチャン・ミハレス(35)、6位のミゲール・ローマン(31)はいずれも順調な再起路線を歩んでいるが、今後は年齢との戦いも強いられることになるだろう。



  • みどころ

ライト級2位 VS Sフェザー級1位
好戦型同士のサバイバルマッチ

 NABFとNABOの北米王座を持つレイムンド・ベルトラン(36=メキシコ)はライト級でWBC、IBF、WBO2位、WBA6位にランクされる実力者。一方、過去に2度、WBAスーパー・フェザー級暫定王座を獲得した実績を持つバスケスは現在は同級WBA1位に名を連ねている。好戦派同士のサバイバルマッチだ。
 ベルトランは42戦33勝(21KO)7敗1分1無効試合と、決して飛び抜けた勝率(79%)やKO率(50%)を残しているわけではないが、その実力は広く知れ渡っている。特に最近は2度の世界挑戦のほか対戦相手は世界ランカー級がほとんどで、その多くで勝利を収めている。勝てなかったのは当時のWBO世界ライト級王者テレンス・クロフォード(アメリカ)戦と、その前のWBO王者、リッキー・バーンズ(イギリス)戦、そして粟生隆寛(帝拳)戦だけだ。クロフォードには強打が当たらなかったが、バーンズとは敵地でダウンを奪って分のいい引き分け。体重オーバーで臨んだ粟生戦は2回TKO勝ちを宣せられたものの、のちにドーピング違反が発覚して結果が無効試合に変更された経緯がある。
 これに対しバスケスは11年〜12年、13年〜14年にかけてWBAスーパー・フェザー級の暫定王座に君臨したが、最初の政権は内山高志(ワタナベ)との団体内統一戦で8回TKO負け、2度目の政権はV2戦を前に自身の体重超過で失った。15年にはハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)との王座決定戦に臨んだが、判定で敗れている。この階級では165センチと小柄だが、積極的に距離を潰しながら仕掛けていく攻撃型で、耐久力にも長けている。37戦35勝(19KO)2敗。
 ともに攻撃力のある好戦派だが、パンチ力ではベルトランが勝る。特に左フックの威力はライト級でもトップクラスといっていいだろう。バスケスはその左を被弾せずに攻めなければならない。簡単な勝負にはならないだろうが、パワーで上回るベルトラン有利は動かないところといえる。

 


Written by ボクシングライター原功

過去の放送カード

RING JAPAN
日本ボクシングコミッション
TEIKEN.com
NAOPIX Fight Gallery by Naoki Fukuda
マイ番組登録をしよう!
ご加入はこちら
マイ番組登録をしよう!