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みどころ・試合内容 /
2017年9月17日 放送

みどころ・試合結果

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復活を果たした“ゴールデンボーイ”の防衛戦!

WBA世界ライト級タイトルマッチ

ホルヘ・リナレス

3階級制覇王者

ホルヘ・リナレス

(ベネズエラ/帝拳)

ルーク・キャンベル

WBA世界ライト級1位

ルーク・キャンベル

(イギリス)

  • みどころ

五輪金を相手にリナレスがV2戦
4対1で有利だが…会場は「番狂わせの館」

 3階級制覇の実績を持つWBA世界ライト級王者、ホルヘ・リナレス(32=帝拳)が、12年ロンドン五輪バンタム級金メダリストのルーク・キャンベル(29=イギリス)を相手に2度目の防衛戦に臨む。最近の5年間で11連勝(7KO)を収めているリナレスが4対1のオッズで有利と出ているが、「番狂わせの館」と呼ばれるフォーラムが試合会場である点が気になるところでもある。
 南米ベネズエラ生まれのリナレスは17歳のときに大阪でプロデビューし、07年にフェザー級、08年にスーパー・フェザー級、14年にライト級で世界王座を獲得した。しかし、耐久面で課題を抱えていることもあり、この間に3度の挫折も経験している。そこから這い上がって現在の地位にいるわけだ。左ジャブや右ストレートなどずば抜けたハンドスピードを誇り、チャンス時に一気に畳みかけるコンビネーションは多彩で速い。ここ2戦は相手国で展開を読みながら12ラウンドをフルに戦いきっており、スタミナそのものも配分も問題ない。守勢にまわった際の不安は付きまとうが、4試合前のケビン・ミッチェル(イギリス)戦では敵地でダウンを喫しながら立ち直り、終盤に逆転TKO勝ちを収めるなど心身ともに逞しくなっている。プロデビューから15年という豊富なキャリアを持ち、45戦42勝(27KO)3敗と高い勝率(93%)を残している。
 試合地も日本、ベネズエラのほかアルゼンチン、韓国、パナマ、メキシコ、アメリカと幅広い。
 これに対し、キャンベルはプロのキャリアでは遠く及ばないが、アマチュア実績では勝っている。11年の世界選手権こそ準優勝に甘んじたが、翌12年に地元で開催されたロンドン五輪では56キロ以下のバンタム級で一番高い表彰台に立っている。準決勝では清水聡(現大橋)にポイント勝ちを収めている。プロデビューは13年7月のこと。ちなみに当時、リナレスはすでにプロで36戦をこなしていた。キャリア初期は比較的イージーな相手との試合が多かったキャンベルだが、9戦目あたりからリスクのある選手との試合が組まれるようになった。そのためWBCインターナショナル王座を獲得したあとの13戦目で、ベテランのイバン・メンディ(フランス)にダウンを喫して判定負けという挫折も経験させられた。
 これが契機になったのか、以後のキャンベルは一気に対戦相手のレベルを上げた。元イギリス国内王者のゲイリー・サイクス、元IBF世界スーパー・フェザー級王者のアルへニス・メンデス(ドミニカ共和国)、元WBA暫定世界ライト級王者のデリー・マシューズ(イギリス)、WBC米大陸王者のハイロ・ロペス(メキシコ)、そして元WBA世界ライト級王者のダルレイス・ペレス(コロンビア)――特筆すべきはメンデス戦の12回判定勝ち以外は、すべて規定ラウンド内で仕事を片づけた点である。18戦17勝(14KO)1敗とプロでの経験ではリナレスに及ばないものの、この29歳のサウスポーは乗りに乗っている選手といえる。
 キャンベルは175センチの細身の体からポンポンと右ジャブを繰り出して相手を煽り、左ストレートやボディブロー、右フックに繋げるスタイルのボクサーファイター型で、なかなか積極的な選手だ。防御に甘さはあるが、手足が長く懐が深いため相手にとっては戦いにくいタイプといえる。
 経験値をはじめ個々の戦力ではリナレスが上回っており、4対1というオッズは順当なところといえよう。相手の右サイドに出て左ジャブを突き、右ストレートに繋げることができればKO防衛がみえてきそうだ。その一方、距離やタイミングの測定に戸惑い後手にまわるような展開になると苦戦も考えられる。

 


Written by ボクシングライター原功

ライト級トップ戦線の現状

WBA   :ホルヘ・リナレス(帝拳)
WBC   :マイキー・ガルシア(アメリカ)
IBF   :ロバート・イースター(アメリカ)
WBO   :テリー・フラナガン(イギリス)

 今年1月、マイキー・ガルシア(29=アメリカ)がWBC王者のデヤン・ズラティカニン(33=モンテネグロ)に衝撃的なKO勝ちを収めて3階級制覇を果たしたことで、この階級は一気に激戦クラスとなった。WBCから「ダイヤモンド王者」の称号を授かっているWBA王者のホルヘ・リナレス(32=帝拳)はガルシアとの団体内統一戦を課されているが、いまのところ両者とも別路線を歩んでいる。
 IBF王者のロバート・イースター(26=アメリカ)は180センチの長身で20戦全勝(14KO)の戦績を誇るが、V2戦でデニス・シャフィコフ(32=ロシア)と接戦を演じたこともあり評価が定まっていない。今後の防衛ロードで真価が問われることになりそうだ。WBO王者のテリー・フラナガン(28=イギリス)は2年間に5度の防衛を果たしているサウスポーで、戦績は33戦全勝(13KO)とみごとだ。ただ、1位のフェリックス・ベルデホ(24=プエルトリコ)との指名防衛戦が双方の事情によって再三延期されている点が気がかりといえる。早くから世界王者候補と目されながら足踏み状態が続いているベルデホ(23戦全勝15KO)も、集中力が切れないうちに勝負したいところだ。
 無冠組では、そのベルデホとレイムンド・ベルトラン(36=メキシコ)、そしてリナレスに挑むルーク・キャンベル(29=イギリス)が王者に迫る実力を備えている。また、8月の防衛戦を前に計量で失格してIBF世界スーパー・フェザー級王座を失ったジャーボンテイ・デービス(アメリカ)がこの階級に転向するようだと、ライト級のトップ戦線はさらに波風が高くなりそうだ。



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