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みどころ・試合内容 /
2017年10月23日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

22戦全勝19KOの王者 vs 29戦全勝12KOの挑戦者
前半から打撃戦に突入か

 2度のオリンピック出場後にプロ転向、22戦全勝(19KO)の快進撃を続けるオスカル・バルデス(メキシコ)と、カシミジム所属として日本で行った直近の3試合を含め29戦全勝(12KO)のレコードを残しているジェネシス・セルバニア(フィリピン)。26歳同士の全勝対決は、前半から打撃戦が予想される。
 バルデスは08年に17歳で北京五輪に出場(バンタム級1回戦敗退)し、12年ロンドン五輪ではバンタム級ベスト8入りを果たしている。このほか08年世界ユース選手権フェザー級優勝、09年世界選手権フェザー級3位(準決勝でワシル・ロマチェンコにポイント負け)、11年世界選手権出場など輝かしいアマチュア実績を誇る。
 12年11月にプロ転向を果たしてからも、マニー・パッキャオ(フィリピン)対ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)Uの前座に出場するなど日の当たる場所を走り続けてきた。徐々に対戦相手の質が上がるなか、バルデスは世界挑戦経験者のアルベルト・ガルサ(メキシコ)やルーベン・タマヨ(メキシコ)、クリス・アバロス(アメリカ)らを連破。さらに昨年4月には元世界王者のイブゲニー・グラドビッチ(ロシア)にも4回TKO勝ちを収めた。その勢いのまま臨んだWBO王座決定戦ではマティアス・ルエダ(アルゼンチン)に2回TKO勝ち、20戦全勝(18KO)で最高位についた(16年7月)。初防衛戦では大澤宏晋(ロマンサジャパン)に7回TKO勝ち、今年4月のV2戦ではミゲール・マリアガ(コロンビア)に打ち勝って12回判定勝ちを収めている。
 バルデスは気の強さを前面に押し出した好戦派で、腰の入った右フックから左フックの返し、さらにボディブローやアッパーなど攻撃力には定評がある。その分、ディフェンスは雑になりがちだが、勢いでカバーしている感がある。前戦では初めて12ラウンドをフルに戦いきり、スタミナも問題ないことを証明している。
 挑戦者のセルバニアは09年2月にフィリピンでプロデビューし、ヘルソン・ゲレロ(メキシコ)、ヘナロ・ガルシア(メキシコ)、アンキー・アンコタ(インドネシア)、冨山浩之介(ワタナベ)といった世界挑戦経験者を連破。さらに元世界王者のラファエル・コンセプション(パナマ)、アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)にも勝って世界トップ戦線に浮上してきた。この間、WBOアジア・パシフィック・スーパー・バンタム級王座やWBOインターコンチネンタル・スーパー・バンタム級王座などを獲得している。最近は石川県のカシミジム所属として「ゼネシス・カシミ・セルバニア」のリングネームで日本のリングで3勝(1KO)を収めている。
 バルデスほどではないがセルバニアも馬力があり、右ストレート、左右のフックはパワフルだ。加えて耐久力にも定評がある。WBO世界スーパー・フライ級王者、井上尚弥(大橋)のスパーリング・パートナーとしても知られている。
 ともに好戦的なスタイルの持ち主だが、より攻撃型のバルデスが先手をとるために早い時点で攻めて出ることが予想される。アメリカ初登場となるセルバニアも様子をみたあとで応戦するものと思われる。ともに相手の戦力を計りながら、3回、4回あたりには激しい打撃戦に突入する可能性が高い。パンチ力ではバルデスが勝るが、オーバーペースになるとタフなセルバニアの反撃に遭うリスクもある。

 


Written by ボクシングライター原功

フェザー級トップ戦線の現状

WBA SC:レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
WBA   :アブネル・マレス(メキシコ)
WBA 暫定:ヘスス・ロハス(プエルトリコ)
WBC   :ゲイリー・ラッセル(アメリカ)
IBF   :リー・セルビー(イギリス)
WBO   :オスカル・バルデス(メキシコ)

 WBAスーパー王者のレオ・サンタ・クルス(29=メキシコ)、レギュラー王者のアブネル・マレス(31=メキシコ)は、それぞれの防衛戦後に団体内統一戦を行うようWBAから指示されている。このふたりは15年8月に対戦してサンタ・クルスが12回判定勝ちを収めており、再戦も接戦が予想される。
 WBC王者のゲイリー・ラッセル(29=アメリカ)は俊敏なサウスポーで総合的な能力は高い。ケガが多く試合間隔が空きがちな傾向があり、そこが不安点といえる。IBF王者のリー・セルビー(30=イギリス)も戴冠から2年半で防衛は3度と、比較的ゆっくりのペースといえる。
 この階級はランカー陣も充実している。前WBAスーパー王者のカール・フランプトン(30)、元WBAスーパー・バンタム級王者スコット・クイッグ(28)、ジョシュ・ウォーリントン(26)、ライアン・ウォルシュ(31)、キッド・ガラード(27)のイギリス勢に加え、アメリカの期待が高いジョセフ・ディアス(24)もいる。
 現時点では各団体間の王座統一戦は計画に上がっておらず、しばらくは混戦状態が続くものと思われる。



  • みどころ

35戦全勝24KOの王者 vs 22戦全勝18KOの挑戦者
経験値で勝るラミレスが3対1で有利

 王者のヒルベルト・ラミレス(26=メキシコ)は昨年4月、アルツール・アブラハム(アルメニア/ドイツ)を大差の判定で破って戴冠を果たしたが、3ヵ月後に予定された初防衛戦を前に拳を骨折。そのため1年を棒に振ることになった。復帰したのは今年4月で、マックス・ブルサック(ウクライナ)をフルマークの判定で退けて初防衛を果たしている。身長189センチ、リーチ191センチの大柄なサウスポーで、このところ5連続判定勝ちだが、それ以前は30勝のうち24試合を規定ラウンド内で終わらせ、8割のKO率を誇っていた。
 対するハートは、70年代に活躍したミドル級の元世界ランカー、ユージン・“サイクロン”・ハートの息子として知られる。アマチュアで全米ゴールデングローブ大会や全米選手権で優勝するなど96戦85勝11敗のレコードを残し、5年前にプロ転向を果たした。こちらも長身痩躯で、ラミレスよりもデータ上では2センチ大きい191センチで、リーチは197センチもある。その痩身からシャープなパンチを飛ばし、22戦全勝(18KO)を収めている。USBA全米王座やNABO北米王座を獲得しているが、まだ世界的な強豪との対戦経験は皆無だ。アマ時代はともかく、プロではサウスポーとの対戦が少ない点も不安材料といえる。
 そうした点が反映されてか、オッズは3対1でラミレス有利と出ている。10ラウンド以上を9度も戦いきっている王者に対し、ハートの場合は勝負が8ラウンドを超えたことが3度しかない。短期決戦型ともいえるが、長丁場の戦いに不安を残しているともいえる。前半を問題なく戦うことができれば、ラミレスが徐々にペースを引き寄せていきそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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