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みどころ・試合内容 /
2017年10月16日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

SUPERB壮麗な王者 vs マングース
サウスポーの英米技巧派対決

 「SUPERB(壮麗な男)」と呼ばれるビリー・ジョー・サンダース(28=イギリス)が、「マングース」の異名を持つウィリー・モンロー・ジュニア(30=アメリカ)を迎えて2度目の防衛戦に臨む。
戦闘スタイルは異なるもののサウスポーの技巧派のカテゴリーに入る両者だけに、接戦が予想される。
 サンダースは祖父がベアナックル時代の戦士で、父親も元アマチュア・ボクサーという家系に育った。アマチュア時代には18歳で08年北京五輪にも出場したが、ウェルター級2回戦で敗れた。プロデビューは09年2月で、8年間に24戦全勝(12KO)をマーク。まだ一度も挫折を知らない。世界的なビッグネームとの対戦はないが、のちに世界挑戦するジャロッド・フレッチャー(オーストラリア)に2回TKO勝ち、世界ランカーだったゲイリー・オサリバン(アイルランド)、のちの世界ランカー、ジョン・ライダー(イギリス)らを下し、エマヌエル・ブランダムラ(イタリア)との世界ランカー対決では8回KO勝ち。さらに、のちの世界(暫定)王者クリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)にも競り勝っている。現在の王座は15年12月、アンディ・リー(イギリス)から2度のダウンを奪ってもぎ取ったもので、1年後にアルツール・アカボフ(ロシア)を下して初防衛を果たしている。
 ミドル級のなかでは体格に恵まれている方ではないが、サウスポーから右ジャブを飛ばして牽制し、左ストレート、さらに右フックと繋げて自分のペースに引きずり込むことが多い。パワーは平均レベルを出ないが、ハンドスピードと全体の動きは速い。
 挑戦者のモンローもボクシング・ファミリーとして知られている。父親は1985年から2000年にかけてミドル級、スーパー・ミドル級で活躍した元世界ランカーで、伯父のウィリー・ザ・ワーム・モンローは70年代、あのマービン・ハグラー(アメリカ)に勝った実績を持っている。モンロー自身はアマチュアで142戦128勝(72KO)14敗の戦績を残して08年3月にプロに転向。9年半に23戦21勝(6KO)2敗のレコードを収めている。現時点でのモンローのボクシング・キャリアのハイライトは15年5月のゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)戦であろう。圧倒的不利の予想のなか絶対王者に挑んだモンローは、2回に2度のダウンを喫したものの大善戦。独特の間合いとタイミングでゴロフキンの強打を封じ、軽打を何発かヒットして「ひょっとしたら…」という期待を抱かせたほどだった。結局は力負けして6回TKOで散ったが、決して株を落とすような内容ではなかった。
 モンローもサウスポーだが、こちらが右腕を下げた一見ルーズな低い構えで対峙することが多い。相手が出てくると頭の位置をずらしてパンチを外し、機をみて迎撃する効率的な戦い方をみせる。打ってこないとみると右ジャブをポンポンと繰り出して軽打でポイントを奪う。技巧派であるうえに試合巧者でもある。
 サウスポーの技巧派同士の対決となるが、スピードで勝るサンダースが右ジャブから左に繋げることができれば、微妙なポイントをかき集めることはできそうだ。その一方、ジャブを外されて迎え撃たれるようだと厳しい戦いを強いられる可能性もある。オッズは11対4でサンダース有利と出ているが、そこまでの実力差はないとみる。

 


Written by ボクシングライター原功

ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA   :アッサン・エンダム(フランス)
WBC   :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
IBF   :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBO   :ビリー・ジョー・サンダース(イギリス)

 現在のボクシング界で最高のカードといわれたゲンナディ・ゴロフキン(35=カザフスタン)対サウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)の3団体統一世界ミドル級タイトルマッチは、引き分けの結果に終わったが、早くも来年5月か9月に再戦する方向で交渉が始まりそうだ。ただし、ゴロフキンは1試合を挟む可能性もあり、まだ不透明な部分が多々残っている。この両者が現時点ではミドル級戦線のトップを並走しているかたちだ。
 追うグループにはWBA王者のアッサン・エンダム(33=フランス)、WBO王者のビリー・ジョー・サンダース(28=イギリス)をはじめ、WBC1位のジャーマル・チャーロ(27=アメリカ)、前WBAレギュラー王者のダニエル・ジェイコブス(30=アメリカ)、前IBF王者デビッド・レミュー(28=カナダ)、さらにIBF1位のセルゲイ・デレビャンチェンコ(31=ウクライナ)らがいる。10月22日にエンダムとの再戦に臨む村田諒太(31=帝拳)や、サンダースに挑むウィリー・モンロー・ジュニア(30=アメリカ)もこのグループに入る。
 運上人だったゴロフキンの神通力に陰りが見えてきただけに、来年は大混戦状態に陥る可能性もある。



  • みどころ

12戦全勝11KO、目下10連続KO中の
26歳の新星、ヤーデが登場

 WBOライト・ヘビー級8位にランクされるアンソニー・ヤーデ(26=イギリス)が、ハンガリー出身の22歳、ネメサパティと拳を交える。デビューからの連勝を13、連続KO勝ちを11に伸ばすことができるか。
 ヤーデは12戦全勝(11KO)のレコードが示すとおりの強打者で、圧力をかけながら巻き込むような左右のフックや上下の打ち分けでKOの山を築いてきた。まだ雑で攻撃が一本調子になる傾向があるが、経験を積むことで洗練されてくるはずだ。完成形にはほど遠いものの楽しみな存在といえる。
 ネメサパティは22歳の若さながら、すでに5年のプロキャリアで31戦(25勝18KO6敗)を経験している。ガードを高く上げた構えから左ジャブを繰り出して崩すパターンを持っているが、カラム・スミス(イギリス)、アンソニー・ディレル(アメリカ)、ビンセント・フェイゲンブッツ(ドイツ)といった世界のトップには通用しなかった。
 昇竜の勢いのヤーデと世界レベルの強豪には通用しなかったネメサパティ。ヤーデの強打が炸裂しそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

プロ3ヵ月でユース王座についた
20歳の大型ホープ、ドゥボアの強打に要注目

 ダニエル・ドゥボア(20=イギリス)は今年4月にプロデビューし、3ヵ月後にはWBCユース ヘビー級王座を獲得するなど極めて早い出世を果たしている。身長196センチ、体重約108キロの恵まれた体から力の入ったワンツーを放つ正統派で、4戦全KO勝ちを収めている。まだ評価の対象外だが、将来性は十分だ。風貌を含めた大まかな印象は現WBAスーパー王者、IBF王者アンソニー・ジョシュア(イギリス)と重なるものがある。
 相手のAJカーター(30=イギリス)は11戦8勝(6KO)3敗とキャリアでは勝るが、直近の試合で2回TKO負けを喫するなど近況は芳しくない。ドゥボアの強打に注目が集まるが、一発で形勢が変わることの多いヘビー級だけに、スタートから目が離せない。

 


Written by ボクシングライター原功

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