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みどころ・試合内容 /
2017年3月6日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

スーパー王者 vs 暫定王者
オッズは19対5でウォーレン有利

 アマチュア時代にオリンピックに3度出場した実績を持つサウスポーの技巧派、WBA世界バンタム級スーパー王者のラウシー・ウォーレン(29=アメリカ)と、世界11ヵ国で戦った経験を持つ暫定王者のザナト・ザキヤノフ(33=カザフスタン)が拳を交える。
ウォーレンのテクニックが冴えるのか、それともザキヤノフの攻撃力が勝るのか。接戦が予想される。
 ウォーレンは17歳のときに04年アテネ大会に出場したのをはじめ08年北京大会、12年ロンドン大会と3度もオリンピックに出場した。いずれもフライ級で1回戦敗退だったが、世界選手権では07年に優勝したほか05年と11年の大会では3位に入っている。長いアマチュア時代にはギジェルモ・リゴンドー(キューバ=現WBA世界スーパー・バンタム級王者)にポイント負け、前WBA世界バンタム級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)にポイント勝ち、ジェシー・マグダレノ(アメリカ=現WBO世界スーパー・バンタム級王者)にタイスコアで敗北、カリッド・ヤファイ(イギリス=現WBA世界スーパー・フライ級王者)にポイント勝ちと、数多くの強豪と手合わせしてきた。プロ転向時には「アマチュア歴が長過ぎた」という悲観的な声もあったが、昨年6月、そんな予想を覆しパヤノを攻略して世界一の座についた。
16戦14勝(4KO)1敗1無効試合という戦績が示すようにパワーは平均の域を出ないが、アマチュアで培ったスピードとテクニックには定評がある。今回のイベントを主催するエイドリアン・ブローナー(元4階級制覇王者)と同じオハイオ州シンシナティの出身で、州内での試合ということで地の利もある。
 対するザキヤノフは27戦26勝(18KO)1敗の戦績を残している好戦派で、暫定王者からスーパー王者へのジャンプアップを狙う。 アメリカのリングは初めてだが、これまでに出身国のカザフスタンをはじめウズベキスタン、ロシア、スイス、ブルガリア、イギリス、ベラルーシ、モナコ、タイ、オーストラリア、ホンコン(中国特別行政区)と11ヵ国で戦ってきた経験を持っている。まさに世界を股にかけたボクサーといえる。ただ、裏返せばプロモーター、マネージャーに十分に恵まれていないという見方もできる。14年4月のカリム・ゲルフィ(フランス)戦が出世試合で、当時、WBC世界バンタム級4位、IBF8位にランクされていたゲルフィを5回KOで破ってEBU欧州バンタム級王座を獲得した。現在のWBA暫定世界バンタム級王座は15年11月、ヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)に勝って手に入れた。ザキヤノフは両グローブを高めに上げて前傾姿勢で相手を追う好戦派で、チャンスをつかんでから繰り出す左右フックは執拗だ。トレーナーは元世界2階級制覇王者のリッキー・ハットン氏(イギリス)が務めている。
 サウスポーのウォーレンがスピードとテクニックで翻弄するのか、それともザキヤノフの攻撃力が上を行くのか、みどころはそんな点に集約される。19対5というオッズが示すようにウォーレン有利は動かせないが、総合力にはその数字ほどの差はない。序盤から競った内容のラウンドが続きそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

バンタム級トップ戦線の現状

WBA SC:ラウシー・ウォーレン(アメリカ)
WBA   :ジェイミー・マクドネル(イギリス)
WBA暫定:ザナト・ザキヤノフ(カザフスタン)
WBC   :山中慎介(帝拳)
IBF    :リー・ハスキンス(イギリス)
WBO   :マーロン・タパレス(フィリピン)

 近年のバンタム級は山中慎介(帝拳)がリードしてきたといっていいだろう。これに次ぐのがWBAのレギュラー王座を5度防衛中のジェイミー・マクドネル(イギリス)で、さらに岩佐亮佑(セレス)との決定戦を制してIBF王者になったリー・ハスキンス(イギリス)が続いている。
 興味深いのは山中、ハスキンスにWBAのスーパー王者、ラウシー・ウォーレン(アメリカ)、昨年7月にWBO王者になったマーロン・タパレス(フィリピン)を加えた4人がサウスポーである点だ。さらに上位ランカーをみても前WBAスーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)、3階級制覇を目指しているIBF3位のオマール・ナルバエス(アルゼンチン)、WBO2位のゾラニ・テテ(南アフリカ)、WBA王座を12度防衛した実績を持つアンセルモ・モレノ(パナマ)、22戦全勝(16KO)のWBC3位、ルイス・ネリィ(メキシコ)とサウスポーが目立つ。WBC4位、IBF12位、WBO7位の大森将平(ウォズ)も左構えだ。
 右構えの選手では、テテとWBOの挑戦者決定戦を行うアルツール・ビジャヌエバ(フィリピン)、マクドネルへの再挑戦が認められたリボリオ・ソリス(ベネズエラ)、井上尚弥(大橋=WBO世界スーパー・フライ級王者)の弟、井上拓真(大橋)らが頂点を目指している。

  • みどころ

26歳の逸材 イースターの凱旋初防衛戦
15位のクルスを相手に圧勝がノルマ

 12年11月のプロデビューから18戦全勝(14KO)の快進撃を続けるIBF世界ライト級王者、ロバート・イースター(26=アメリカ)が、出身地でもあるアメリカのオハイオ州トレドで凱旋初防衛戦に臨む。挑戦者は「職人」というニックネームを持つ同級15位のルイス・クルス(31=プエルトリコ)。強豪との対戦経験が多い選手だが、最近は武運から見放されている。現在の両者の勢いを考えればイースター有利は絶対的なもので、圧勝がノルマといえる。
 身長180センチ、リーチ193センチのイースターはライト級(約61.2キロ以下)では体格に恵まれており、さらにスピードやパンチ力にも非凡なものがある。昨年9月の王座決定戦ではリチャード・コメイ(ガーナ)にダウンを奪われたが、それを挽回して12回判定勝ちを収めている。この一戦で経験値を大きくアップさせたといっていいだろう。
 挑戦者のルイスは07年3月にプロデビューした10年選手で、27戦22勝(16KO)4敗1分の戦績を残している。19戦目まではWBO中南米王座を獲得するなど挫折を知らないまま突っ走り、一時はスーパー・フェザー級でWBA7位、WBC4位、IBF3位、WBO2位にランクされていた。しかし、11年11月以降は8戦3勝(1KO)4敗1分と武運から見放されている。ただし、相手がファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)、ホセ・フェリックス(メキシコ)、エドナー・チェリー(アメリカ)といった世界トップ選手たちである点は考慮する必要があるだろう。直近の試合ではWBC世界ライト級3位にランクされていたイバン・レドカッチ(ウクライナ)とダウン応酬の激闘を展開したすえ引き分けている。近況は芳しいものではないが、侮れない相手といえる。
 とはいえコメイとの激闘を制したあとだけにイースターへの期待は高いものがある。ロングレンジから左ジャブを突いて相手をコントロールし、好機に右ストレートを打ち込むことができればジャッジの手を煩わせることなく勝負が決まるのではないだろうか。

 


Written by ボクシングライター原功

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