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みどころ・試合内容 /
2017年6月5日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

3階級制覇王者 VS 元五輪戦士
オッズは9対4でWBA王者有利

 140ポンド(約63.5キロ)を体重上限とするスーパー・ライト級のWBA王者、リッキー・バーンズ(34=イギリス)と、IBF王者のジュリウス・インドンゴ(34=ナミビア)が王座統一戦で拳を交える。3階級制覇の実績を残しているバーンズに対し、インドンゴは昨年12月の戴冠試合で40秒KO勝ちを収めているものの、まだ評価は定まっていない。経験に加え地の利もあるWBA王者が順当に統一を果たすのか、それともサウスポーのIBF王者が今度もアッと言わせるのか。
 バーンズは16年近いキャリアを持つベテランで、スーパー・フェザー級、ライト級、そしてスーパー・ライト級の3階級で世界一の座についた実績を持つ。47戦41勝(14KO)5敗1分のうち世界戦だけでも12戦(10勝5KO1敗1分)をこなしており、経験値は高い。地域王座戦も含めて12ラウンドを13度もフルに戦いきっており、スタミナやその配分にも定評がある。13年から15年にかけて世界戦などで5戦1勝3敗1分と武運から見放された時期もあったが、階級を上げて復活した。精神的にも強いものがあるのだろう。身長178センチと体格にも恵まれているバーンズは、左ジャブを丹念に突いて距離とタイミングを計り、右ストレートから連打に繋げるスタイルを確立している。至近距離で突き上げる右アッパーも得意なパンチのひとつだ。前戦ではWBAの指名挑戦者を判定で退けており、自信を増して今回の統一戦に臨むはずだ。
 これに対し、IBF王座に君臨するインドンゴはベールに包まれた部分の多い世界王者といえる。アマチュア時代に08年北京五輪に出場(ライト級1回戦敗退)後、09年にプロデビュー。以後、8年間に21戦全勝(11KO)というレコードを残している。しかし、最初の20戦はナミビア国内での試合だったため、WBOアフリカ王座を獲得してはいたものの実力そのものには疑問符がついていた。昨年12月、当時のIBF王者、エドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)が与し易しと判断したのも頷けるところだ。ところが、初の国外試合としてロシアに乗り込んだインドンゴは開始からほどなくして左ストレートを一閃。この一撃でトロヤノフスキーを夢の国に送り込んだ。敵地での戴冠は高く評価できるが、選手としての評価は今後の活躍しだいといえる。インドンゴは身長179センチの大柄なサウスポーで、懐深く構えるため相手は距離の測定に戸惑うのかもしれない。右ジャブを突いて距離を保ち、中長距離から左ストレートを打ち込む攻撃パターンを持つインドンゴだが、耐久力やスタミナ、駆け引きなど未知の部分も多い。まだベールを半分脱いだ状態といっていいだろう。
 経験で勝り、地の利もあるバーンズがオッズでは15対8で有利とみられているが、インドンゴはその数字ほど簡単な相手ではない かもしれない。IBF王者は「バーンズ側はイージーな相手として私を選んだのだろうが、試合が始まればその間違いに気づくだろう。昨年の12月にロシアで何が起こったのか思い出した方がいい」と、WBA王者に“警告”している。ともに距離を大事にして戦うタイプということもあり、まずはバーンズの左ジャブ、インドンゴの右ジャブに注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ライト級トップ戦線の現状

WBA:リッキー・バーンズ(イギリス)
WBC:テレンス・クロフォード(アメリカ)
IBF :ジュリウス・インドンゴ(ナミビア)
WBO:テレンス・クロフォード(アメリカ)

 昨年7月にWBC王座とWBO王座を統一したテレンス・クロフォード(アメリカ)が頭ひとつ抜け出た存在といえる。「ハンター」のニックネームを持つクロフォードは左右どちらの構えでも戦えるスイッチ・ヒッターで、スピード、パンチ力、テクニック、駆け引きなど幅広く高い戦力を備えている。これに経験値が加わって、いまやパウンド・フォー・パウンドの上位常連になっているほどだ。
 実績面ではWBA王者のリッキー・バーンズ(イギリス)がこれに続いている。ライト級時代にWBO王座をクロフォードに奪われたバーンズだが、そこから這い上がって現在の地位についた。内容のともなった防衛を続けていけばクロフォードに雪辱するチャンスが訪れるかもしれない。同様のことはIBF王者のジュリウス・インドンゴ(ナミビア)にもいえる。特に今回、バーンズを派手に蹴散らすようだと一気に視界が開ける可能性がある。クロフォードにアピールするためにも重要な試合といえる。
 無冠組では、IBFの指名挑戦権を持つ1位、12戦全勝(10KO)のセルゲイ・リピネッツ(カザフスタン/アメリカ)に注目したい。小原佳太(三迫)と引き分けたワルテル・カスティージョ(ニカラグア)を7回TKOで下し、挑戦者決定戦ではレニー・ザッパビーニャ(オーストラリア)に8回KO勝ちを収めるなど勢いもある。3階級制覇を狙うランセス・バルテレミー(キューバ/アメリカ)も力がある。



  • みどころ

長身の全勝ホープ VS 「ミニ・タイソン」
9対4でクルツィゼ有利のオッズ

 18戦全勝(6KO)を誇る27歳のトミー・ラングフォード(イギリス)と、15年のプロキャリアで36戦32勝(21KO)2敗2分のレコードを残している37歳のアフタンディル・クルツィゼ。長身の新鋭と短躯のベテランという好対照な組み合わせだ。
 ラングフォードは183センチの長身を生かした右のボクサーファイター型で、左ジャブで切り込んで右ストレート、左ボディブローなどに繋げる攻撃パターンを持っている。世界的な強豪との対戦は皆無だが、イギリスの国内王座や英連邦王座、WBOのインターコンチネンタル王座を獲得した実績を持つ。
 これに対しクルツィゼは経験が豊富だ。02年にジョージアでプロデビューしたあとは主戦場をアメリカ、ウクライナと変え、約3年のブランク後に戦線復帰(14年)してからは再びホームをアメリカに戻した。10年10月にはアッサン・エンダム(カメルーン/フランス)とWBAの暫定王座決定戦を行ったが、このときは判定負けだった。その後はブランクを挟んで9連勝(7KO)と好調だ。こちらはミドル級では珍しく165センチ前後と小柄で、「ミニ・タイソン」のニックネームがある。戦い方も元世界ヘビー級に似ており、上体を小刻みに振りながら飛び込んで左右フックを叩きつけてけりをつけてしまうことが多い。試合中、左構えにスイッチすることもある。
 ラングフォードが左ジャブで突き放してポイントを重ねるのか、それともクルツィゼが圧力をかけながら距離を潰して左右のフックを叩きつけるのか。オッズは9対4でクルツィゼ有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

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