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みどころ・試合内容 /
2017年7月24日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

再三の延期を経て実現の因縁試合
ラッセルのスピードとスキルに注目

 もともとこの試合は15年秋に行われる予定だったが、直前になってゲイリー・ラッセル(28=アメリカ)がスパーリングで目の上を負傷。そのため試合は延期された。王者の完治を待ってリセットされるはずだったが、思いのほか時間がかかり、そのためWBCは暫定王座を設けることを決定。16年3月、その決定戦でロビンソン・カステジャノス(メキシコ)に勝ってラッセルの団体内対抗王者になったのがオスカル・エスカンドン(32=コロンビア)だった。あらためて両者の対戦は今年2月に計画されたが、テレビの放送枠の関係で3月に延び、さらに今度はエスカンドンが負傷したために再延期されたという経緯がある。この間、ラッセルはパトリック・ハイランド(アイルランド)を2回TKOで一蹴、初防衛を果たしている(16年4月)。
 ラッセルはアマチュアで173戦163勝10敗の戦績を残し、体調不良のためリングに上がることはなかったものの08年北京五輪の代表にも選ばれている。17歳の時に出場した世界選手権では3位に入った実績も持っている。プロでも8年のキャリアで28戦27勝(16KO)1敗というレコードを誇る。唯一の敗北は3年前、WBO世界フェザー級王座決定戦でワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に12回判定負けを喫したものだが、決して完敗という内容ではなかった。そのロマチェンコはスーパー・フェザー級に転向したが、ラッセルは「いつか雪辱したい」と再戦を熱望している。ラッセルは身長164センチ、リーチ163センチと決して体格に恵まれているわけではないが、サウスポーから繰り出すパンチはスピードがあり、動きそのものも俊敏だ。タイミングのいい左ストレート、右フックは威力もある。故障が多いのがマイナス点だが、総合的な戦力は高い。
 暫定王者のエスカンドンも04年アテネ五輪にフライ級のコロンビア代表として出場した経歴を持つ元トップアマで、勝敗数は不明だがプロ転向前に200戦以上を経験しているという。08年6月にプロ初戦を行い、以後9年間で27戦25勝(17KO)2敗の戦績を残している。14年12月にWBA暫定世界スーパー・バンタム級王座を獲得し、これを初防衛戦で失うとフェザー級に転向。そして昨年3月に現在の王座を獲得した。このほか11年10月には、相手国に乗り込んでのちの世界王者ヘスス・クェジャル(アルゼンチン)に7回TKO勝ちを収めたこともある。エスカンドンはフェザー級では珍しい156センチという小柄な選手で、分厚い上体を生かして相手に圧力をかけて接近を図り、自慢の攻撃力で攻め落としてしまうファイター型だ。競った状態で12回をフルに3度戦いきった経験を持ち、スタミナも問題はない。
 紆余曲折を経て実現に至った団体内の統一戦だが、ラッセル有利は動かしがたいところだ。前後左右に動きながら暫定王者に距離とタイミングを与えず、左ストレート、右フックで巧みに迎え撃つパターンが容易に想像できる。ただし、これはエスカンドンも十分に承知しているはず。そのうえでどんな仕掛けをしてくるか、その点にも注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功

フェザー級トップ戦線の現状

WBA SC:レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
WBA   :アブネル・マレス(メキシコ)
WBA 暫定:クラウディオ・マレロ(ドミニカ共和国)
WBC   :ゲイリー・ラッセル(アメリカ)
WBC 暫定:オスカル・エスカンドン(コロンビア)
IBF    :リー・セルビー(イギリス)
WBO   :オスカル・バルデス(メキシコ)

 スーパー王者や暫定王者を含めて7人がトップに並ぶ混戦状態のクラスといえる。そんななか実績では3階級制覇のレオ・サンタ・クルス(メキシコ)とアブネル・マレス(メキシコ)が肩を並べている。この両者は秋に団体内の統一戦で拳を交える予定だ。WBO王者のオスカル・バルデス(メキシコ)は22戦全勝(19KO)の強打者で、徐々に経験値もアップしている。まだまだ地味な存在だが、WBA暫定王者のクラウディオ・マレロ(ドミニカ共和国)は素質に恵まれた逸材といえる。23戦22勝(16KO)1敗の戦績を残しているサウスポーのパンチャーだ。同じサウスポーのWBC王者、ゲイリー・ラッセル(アメリカ)は、今回のオスカル・エスカンドン(コロンビア)戦をクリアして他団体王者との統一戦に駒を進めたいところだ。
 いまは無冠だが、前WBAスーパー王者のカール・フランプトン(イギリス)は王者たちと同等の力量を備えている。このほか12年ロンドン五輪戦士のジョセフ・ディアス(アメリカ)、17戦全勝(13KO)の22歳の若武者、マーク・マグサヨ(フィリピン)、元スーパー・バンタム級王者のスコット・クイッグ、ジョシュ・ウォーリントンのイギリス勢も侮れない。



  • みどころ

元五輪銅メダリスト VS KO率81%の強打者
オッズは5対1でディレル有利

 IBF王者のジェームス・デゲイル(イギリス)が肩の故障で戦線離脱することにともない設けられた暫定王座の決定戦。過去に2度の世界挑戦を経験している3位のアンドレ・ディレル(アメリカ)と、1位のホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)が拳を交える。
 ディレルは04年アテネ五輪ミドル級準決勝でゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)に敗れたものの銅メダルを獲得し、それを手土産に05年1月にプロデビューした。順調に出世したものの09年にカール・フロッチ(イギリス)、15年にはデゲイルにいずれも判定で敗れ、2度の世界挑戦は実らずに終わった。この間、1歳下の弟、アンソニー・ディレルがWBC世界スーパー・ミドル級王座を獲得しており、兄は早く追いつきたいところだ。ディレルは185センチの長身サウスポーで、機をみて右構えにスイッチするなど器用な選手で、スピード、テクニック、パンチ力と平均的に高い戦力を備えている。何かひとつでもずば抜けたものが欲しいところだが、それは欲張りということになりそうだ。
 ウスカテギはディレルをも上回る188センチの長身強打者で、27戦26勝(22KO)1敗と高いKO率(約81パーセント)を誇る。唯一の敗北は3年前、マット・コロボフ(ロシア)に判定で敗れたものだが、以後は4連続KO勝ちを収めている。特に15年10月にはIBF挑戦者決定戦でジュリアス・ジャクソン(バージン諸島)に2回TKO勝ちを収めており、勢いに乗っている。
 実績や知名度で勝るサウスポーのディレルが5対1のオッズで有利とみられているが、ウスカテギの右ストレート、左フックも侮れない。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

ダウン応酬の初戦を受けた再戦
今度も王者有利は動かず

 両者は14年5月、スティーブンソンの3度目の防衛戦としてカナダのモントリオールで対戦。サウスポーの王者が初回と5回にダウンを奪って圧倒的優位に立ち、115対110(二者)、116対109の採点で判定勝ちを収めている。しかし、フォンファラも9回にはダウンを奪い返しており、スティーブンソンにとっては決して楽な試合ではなかった。
 その後、「スーパーマン」のニックネームを持つ王者が防衛回数を7まで伸ばしているのに対し、フォンファラは元王者のフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)、ネイサン・クレバリー(イギリス)に連勝して存在感を示したものの、ジョー・スミス(アメリカ)に1回TKO負けを喫するなど不安定な状況といえる。
 3年前に12回をフルに戦いきったことで互いに手の内は知り尽くしているはずだが、それでも左ストレートという絶対的な切り札を持つスティーブンソンにアドバンテージがあるといえる。3年前の初戦で1回に左を浴びてダウンしているフォンファラは、スミス戦でも立ち上がりに2度のダウンを喫してストップされている。鬼門ともいえる序盤をどう乗り切るのか。それが大きな課題といえる。 逆に挑戦者が序盤でリードを奪うような展開に持ち込めれば番狂わせの可能性が高まりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

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