繝。繝九Η繝シ繧帝幕縺

逡ェ邨陦ィ

縺泌刈蜈・縺ッ縺薙■繧

Not Found Not Found

みどころ・試合内容 /
2017年2月6日 放送

みどころ・試合結果

※My番組登録はこちらから

Not Found Not Found
  • みどころ

「ハンター」の4度目の凱旋防衛戦
モリナの変則強打には要注意

 階級を越えたボクサーの最強ランキングともいえるパウンド・フォー・パウンド・ランキングの上位常連となったテレンス・クロフォード(29=アメリカ)の通算4度目の防衛戦。出身地でもあるネブラスカ州オマハでの防衛戦もライト級時代から数えて4度目となる。圧倒的有利とみられているクロフォードだが、変則的で振りの大きいジョン・モリナ(33=アメリカ)の左右のパンチには注意が必要だ。
 クロフォードは14年3月にWBOのライト級王座を獲得し、2度防衛後に返上。15年4月には決定戦を制してスーパー・ライト級のWBO王座を手に入れた。16年7月にはWBC王者のビクトル・ポストル(ウクライナ)に勝って2団体の統一王者になった。そのポストル戦では2度のダウンを奪うなどしてライバル王者を圧倒、KOこそ逃したものの評価をさらに上げた。近い将来、WBO世界ウェルター級王者、マニー・パッキャオ(フィリピン)との対戦が期待されている。試合が実現すればクロフォードが勝つのではないか、という予想も多い。
  08年3月にプロデビューしてから29戦全勝(20KO)というレコードを残しているクロフォードは、構えを左右に変えるスイッチ・ヒッターとして知られている。どちらの構えで戦っても持ち味であるハンド・スピードも回転の速いコンビネーションも、そして俊敏な身のこなしも変わらないのだから、よほど運動神経がいいのだろう。不安が残るとすれば耐久力ぐらいのものだ。ライト級王者時代にユリオルキス・ガンボア(キューバ)と対戦した際、序盤に被弾してバタつくシーンがみられたが踏ん張っており、一定以上のタフネスは備えているようだ。
   挑戦者のモリナは06年3月のデビューから35戦29勝(23KO)6敗の戦績を残している長身の好戦派で、世界戦の舞台は12年9月にアントニオ・デマルコ(メキシコ)に1回TKO負けを喫して以来2度目となる。それ以外でもヘンリー・ランディ(アメリカ)、アンドレイ・クリモフ(ロシア)、ミッキー・ベイ(アメリカ)、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)、ウンベルト・ソト(メキシコ)、エイドリアン・ブローナー(アメリカ)といった世界王者経験者や世界ランカーと数多く戦ってきており、経験値は高い。3連敗を喫して沈んでいた時期もあったが、16年6月には元世界王者のルスラン・プロボドニコフ(ロシア)に勝って再浮上してきた。このクラスにしては179センチと大柄だが、体格の利を生かすことにはこだわらず中間距離で思い切り右を打ち込んでくる危険な選手だ。返しの左フックや微妙な角度とタイミングで繰り出すアッパー系のパンチも強い。
    このところ高い次元で安定した力を発揮しているクロフォード有利は不動で、スピードと自在な動きで翻弄して中盤あたりで仕留める、というのが順当な線だろう。ただし、野球の投手が投げ込むようなフォームでパンチを放り込んでくるモリナの左右には警戒が必要だ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ライト級トップ戦線の現状

WBA   :リッキー・バーンズ(イギリス)
WBC   :テレンス・クロフォード(アメリカ)
IBF    :ジュリウス・インドンゴ(ナミビア)
WBO   :空位※ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)

 2団体の王座を持つテレンス・クロフォード(アメリカ)は、ライト級時代に現WBA王者のリッキー・バーンズ(イギリス)に勝っており、すでに決着済みといっていいだろう。IBF王者のジュリウス・インドンゴ(ナミビア)はエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)に左一発でKO勝ちを収めたサウスポーだが、まだ評価を定める段階ではない。4月にバーンズとの統一戦が決まっており、その試合で真価が問われることになる。
 ランカー陣ではWBC1位のアントニオ・オロスコ(メキシコ)、IBFの指名挑戦権を手に入れたセルゲイ・リピネッツ(ロシア)が全勝で勢いがある。このほか4階級制覇の実績を持つエイドリアン・ブローナー(アメリカ)、3階級制覇を目指しているWBA2位のランセス・バルテレミー(キューバ)、挫折から這い上がってきたアミール・イマム(アメリカ)、前WBC王者のビクトル・ポストル(ウクライナ)とタレントは豊富だ。さらにブローナー戦が決まっているアドリアン・グラナドス(アメリカ)とWBO1位のジェイソン・パガラ(フィリピン)も不気味な存在といえる。

  • みどころ

51歳の「レジェンド」のラスト・ファイト
WBC2位 スミスは危険な相手

 93年に初の大舞台に上がってから20年以上にわたって世界のトップを走り続けてきた戦う伝説、バーナード・ホプキンス(51=アメリカ)が、ラスト・ファイトと公言してジョー・スミス(27=アメリカ)との一戦に臨む。ホプキンスにばかりスポットが当たるのは仕方ないにしても、このスミスは侮れない危険な相手といえる。
 ホプキンスは95年4月に3度目の世界挑戦を実らせてIBFのミドル級王者になり、10年間に20度の防衛を記録した。この間、WBC、WBA、WBOの王座も吸収し、自力で4団体統一を果たした。ライト・ヘビー級に転向してからは11年に46歳4ヵ月でWBC王座、13年3月には48歳1ヵ月でIBF王座を獲得し、年長戴冠記録を更新した。04年9月のオスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)戦を最後に17試合もKO勝ちから遠ざかっているが、逆に40歳を過ぎてから1度の無効試合を除き16度も12ラウンドをフルに戦いきっていることに驚きを感じる。今回は14年11月のセルゲイ・コバレフ(ロシア)戦以来のリングとなるが、ホプキンスは「多くの人は私の年齢やキャリアに注目するが、私自身はどうやってスミスをKOしようかと考えているんだ」と話している。
  そんなレジェンドと拳を交えるスミスは、この試合を機に新たな伝説を築こうと狙っている。ホプキンスがプロデビューした翌89年に生まれたスミスは、09年10月にプロ初戦を行っている。ホプキンスがミドル級で20度防衛という大仕事を終え、ライト・ヘビー級で強豪たちと拳を交えているときのことだ。7戦目で4回TKO負けを喫して躓いたが、挫折はこの一度だけで、7年のキャリアで23戦22勝(18KO)1敗という戦績を残している。もちろん実績面ではホプキンスの足元にも及ばないが、直近の試合では世界2位にランクされていた実力者、アンドレイ・フォンファラ(ポーランド)に1回TKO勝ちを収めている。右フックでダウンを奪い、左右フックでダウンを追加、レフェリー・ストップに持ち込むという圧巻の勝利だった。この試合後、スミス自身がフォンファラと入れ替わってWBC2位にランクされた。気の強さを前面に出して相手に迫り、飛び込むようにして打つ左フック、思い切り叩きつけるワイルドな右がスミスの主武器といえる。
  24歳の年齢差がある世代間対決は5対2でホプキンス有利というオッズが出ているが、これは33度も世界戦のリングに立った元王者の経験を最大限に評価してのものと思われる。もちろんこの数字のとおりホプキンスがクリンチを多用した狡猾な戦いで相手をスローペースに引きずり込み、ポイントを掠め取っていく可能性は低くはないだろう。その一方、若いスミスが臆することなく速いテンポで迫り、先手をとって攻め切ってしまう展開も考えられる。ホプキンスに2年以上のブランクがあることを考えると、勝敗確率は五分といっていいだろう。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

16年リオ五輪戦士のプロデビュー戦

 16年8月にブラジルのリオデジャネイロで開催されたオリンピック後、すでに男子ライト級金メダリストのロブソン・コンセイサン(ブラジル)が11月5日にプロデビューし、その2週間後には、女子ミドル級で12年ロンドン大会に続いて連覇したクラレッサ・シールズ(アメリカ)もプロ初戦を行っている(いずれも判定勝ち)。このほかウェルター級金のダニヤル・エレウシノフ(カザフスタン)、同級銅のモハメド・ラビ(モロッコ)、バンタム級銀のシャクール・スティーブンソン(アメリカ)、さらにはスーパーヘビー級金のトニー・ヨカ(フランス)、女子フライ級連覇のニコラ・アダムス(イギリス)もプロ転向を表明している。
 こうしたなかライトフライ級メキシコ代表としてベスト16入りを果たしたホセリト・ベラスケス(メキシコ)が、帝拳プロモーションと契約を交わしてプロデビュー戦に臨む。相手はプロキャリア2年、8戦5勝3敗の戦績を残しているエドゥアルド・カシメロ(メキシコ)。リオでは金メダルを獲得した第3シードのハサンボーイ・ダスマトフ(ウズベキスタン)に敗れ涙をのんだベラスケスだが、どんなかたちでプロデビューするのか。試合内容とともに潜在能力をチェックしたい。

 


Written by ボクシングライター原功

Not Found Not Found