繝。繝九Η繝シ繧帝幕縺

逡ェ邨陦ィ

縺泌刈蜈・縺ッ縺薙■繧

Not Found Not Found

みどころ・試合内容 /
2017年4月24日 放送

みどころ・試合結果

※My番組登録はこちらから

Not Found Not Found
  • みどころ

長谷川の後継王者を決める戦い
オッズは2対1でバルガス有利

 昨年9月に劇的なTKO勝ちで3階級制覇を成し遂げた長谷川穂積氏(真正)が12月に王座を返上して引退。それを受け、1位のレイ・バルガス(26=メキシコ)と2位のギャビン・マクドネル(30=イギリス)が王座決定戦を行うことになった。強打に定評のあるバルガスがベルトを腰に巻くのか、それとも地元のマクドネルが双子の兄弟ジェイミー・マクドネル(WBAバンタム級王者)に追いついて世界一の座につくのか。
 長谷川に対する指名挑戦権を有していたバルガスは、その当時から「いつでも日本に行く用意はできている」と敵地での試合を気にした様子はみられなかった。相手がマクドネルに代わり試合地もイギリスになったが、経験値の高いスピーディーなサウスポー(長谷川氏)と戦うよりは条件がよくなったといえるかもしれない。アマチュア時代に09年世界選手権に出場したこともあるバルガスは10年4月にプロに転向。この7年間で28戦全勝(22KO)というレコードを残している。日本人選手との対戦も2度あり、13年4月に高野誠三(真正)に3回TKO勝ち、同年10月に村井勇希(グリーンツダ)に10回判定勝ちを収めている。昨年は、山中慎介(帝拳)とWBCバンタム級王座決定戦で拳を交えたクリスチャン・エスキベル(メキシコ)に3回TKO勝ち、アレックス・カボレ(ブルキナファソ)とのWBC挑戦者決定戦で大差の12回判定勝ち、元世界王者のアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)に5回TKO勝ちと勢いを増している。
 バルガスは身長172センチの細身の選手だが、左ジャブで煽って右ストレート、左フック、アッパーと多彩なパンチに繋げる好戦的な一面を持つ。ただし、近距離でのリスキーな打ち合いは避ける傾向があり、中長距離で持ち味を発揮する選手といっていいだろう。名伯楽の誉れ高いナチョ・べリスタイン・トレーナーに師事しており、チーム力を含めた総合的な戦力は高い。
 マクドネルも戦績は18戦16勝(4KO)2分と無敗だが、数字が表しているように馬力という点ではバルガスに一歩、二歩譲る。こちらも痩身で、堅いガードと足でリズムをつくり、左ジャブから右ストレートに繋げるボクシングを身上としている。バルガスほどの攻撃性はないが、チャンスには左右の連打をまとめ打ちすることもある。実績面でもバルガスには及ばないが、それでもイギリスの国内王座、WBOインターコンチネンタル王座、EBU欧州王座、WBCシルバー王座などを獲得している。
 ともに左ジャブで切り込んでボクシングを組み立てるタイプだけに、まずはリードブローの差し合いに注目したい。特にパワーで劣るマクドネルは左ジャブを有効につかって序盤で流れをつかいみたいところだ。マクドネルの地元での試合だが、オッズは2対1でバルガス有利と出ている。早い段階でバルガスが主導権を握るようだと、ジャッジ不要の勝負になる可能性が高まりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・バンタム級トップ戦線の現状

WBA SC:ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
WBA   :久保隼(真正)
WBA暫定:モイセス・フローレス(メキシコ)
WBC   :空位
IBF    :小國以載(角海老宝石)
WBO   :ジェシー・マグダレノ(アメリカ)

 10年11月から長期政権を誇るWBAスーパー王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が頭ふたつほど抜きん出た存在といえる。6月には暫定王者のモイセス・フローレス(メキシコ)と団体の統一戦を行うことになっている。アマチュア時代に五輪連覇の実績を持つサウスポー、リゴンドーは17戦全勝(11KO)、フローレスは25戦全勝(17KO)。
 WBO王者のジェシー・マグダレノ(アメリカ)は昨年11月、5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)に競り勝って戴冠を果たした。スピードを売りにするサウスポーだが、まだ評価を定めるところまで来ていない。同様のことはジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)を破ったIBF王者の小國以載(角海老宝石)、そしてネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)に勝ってWBA王者になった久保隼(真正)にもいえる。ふたりとも伸びしろがあるだけに、今後の活躍を期待したい。
 こうした王者たちと同等、あるいはそれ以上の力を持つのがドネアだ。このところ攻撃が雑になっている点は気になるが、王者たちにとっては怖い存在だ。今回、WBCの王座決定戦に出場するレイ・バルガス(メキシコ)、ギャビン・マクドネル(イギリス)も勢いがある。さらにバンタム級から転向した元王者、アンセルモ・モレノ(パナマ)、元王者のウーゴ・ルイス(メキシコ)、セサール・セハ(メキシコ)らも底力がある。若手では17戦全勝(9KO)のディエゴ・デラ・ホーヤ(メキシコ)が勢いに乗っている。来年あたりは勝負に出てきそうだ。
 日本勢では元WBOバンタム級王者の亀田和毅(協栄)、IBFの指名挑戦権を持つ岩佐亮佑(セレス)が近い将来、世界戦のリングに上がりそうな気配だ。

  • みどころ

階級を超えた因縁対決
クルーザー級王者ベリューが冒険マッチ

 WBOヘビー級1位にランクされる元王者のデビッド・ヘイ(36=イギリス)に、1階級下のクルーザー級WBC王者、トニー・ベリュー(34=イギリス)が挑む。両者は1年ほど前から舌戦を展開していたため噂にはなっていたが、階級の壁を越えて本当に試合が実現するとは驚きだ。試合はヘビー級12回戦として行われるが、ベリューにとってはリスクの高い試合といえる。
 ヘイはクルーザー級でWBA、WBC、WBOの3団体統一を果たしたあとヘビー級に転向し、身長213センチ、体重140キロ前後の大巨人、ニコライ・ワルーエフ(ロシア)をスピードで翻弄して2階級制覇を成し遂げた実績を持っている。この王座は2度防衛後にウラディミール・クリチコ(ウクライナ)との統一戦に敗れて失、一度は引退したが、その後は、戦線復帰を果たしている。身長191センチ、体重100キロ前後と現在のヘビー級では平均的なサイズだが、スピードのある攻撃と俊敏な動きに定評がある。特に相手の死角から巻き込むように打ち込む右とシャープな左フックは破壊力がある。30戦28勝(26KO)2敗。
 これに対しベリューは身長こそ同じ191センチだが、ベストの体重は10キロほど軽い約90キロで、今回は数キロの増量をして試合に臨むことになりそうだ。戦績は31戦28勝(18KO)2敗1分。特筆するほどのKO率ではないが、試合は常にスリリングだ。それはベリューが小細工をしないで気持ちを前面に出して戦うタイプだからであろう。その典型が昨年5月、王座を獲得したイルンガ・マカブ(コンゴ民主共和国)戦だろう。ベリューは初回にダウンを喫しながら3回に逆転のTKO勝ちを収めている。右クロスや左フックには一撃KOの破壊力がある。
 体格的に大きな差がないとはいえ、すでにヘビー級で8試合を経験しているヘイと、ライト・ヘビー級からクルーザー級に上げて3年のベリューでは、やはり根本的な馬力という点で差があると思われる。それが9対2というオッズにも表れているようだ。ベリューは序盤から圧力をかけるような展開に持ち込まないと苦しいだろう。

 


Written by ボクシングライター原功

Not Found Not Found