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みどころ・試合内容 /
2016年9月18日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

メキシコの若武者 VS イギリスの誇り
序盤から中間距離で打撃戦か

立場上はスミスが王者でアルバレスが挑戦者だが、知名度や実績、総体的な格という点ではアルバレスが上位といえる。しかし、スミスは無敗のうえ8連続KOと勢いがあるだけに予断を許さない試合になりそうだ。
アルバレスは昨年11月、ミゲール・コット(プエルトリコ)に勝ってWBC世界ミドル級王座を獲得し、今年5月にはアミール・カーン(イギリス)を右一発で失神させて初防衛に成功した。しかし、前プロモーターとの訴訟問題などが絡んでいたこともあり、この王座を返上。期待されていたゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)との頂上決戦は先延ばしになった。そして再びスーパー・ウェルター級に戻ってWBO王座に挑むことになったわけだ。もともとアルバレスはこの階級がベストで、ミドル級ではスーパー・ウェルター級よりも1ポンド(約450グラム)重いだけの155ポンド(約70.3キロ)契約で戦っていたため、体重を下げることに大きな問題はないとみていいだろう。
キャリア11年、26歳にして49戦47勝(33KO)1敗1分という豊富な試合経験を誇るアルバレスは好戦的な右構えのボクサーファイターで、右ストレート、左フック、アッパーなど繰り出すパンチは多彩で回転も速い。メイウェザーには敗れたが、シェーン・モズリー(アメリカ)やカーンといったスピードのある相手にも勝っており、またコットやジェームス・カークランド(アメリカ)といったパンチ力のある危険な相手との手合わせ経験も豊富だ。12ラウンドをフルに9度も戦いきっており、スタミナも問題はない。
そんなアルバレスの挑戦を受けるスミスは、ポール・スミス(スーパー・ミドル級)、スティーブン・スミス(スーパー・フェザー級)の弟で、またWBC世界スーパー・ミドル級1位のカルム・スミスの兄でもある。リゴベルト、リカルド、ラモンとともに4兄弟ボクサーとして知られるアルバレスと同様、スミスも4兄弟ボクサーとして有名だ。
スミスは08年10月のプロデビューから8年、24戦23勝(13KO)1分の戦績を残しているが、自国を出て戦うのは今回が初めてとなる。メキシコ系の住人が多いテキサス州での試合だけに、会場のムードはこれまでとはまったく異なるはず。精神面でのタフさも試されることになりそうだ。戦績はアルバレスほどのインパクトがないスミスだが、直近の8試合に関しては3度の世界戦を含めてすべてKOで終わらせている。この勢い、自信が背中を押してアルバレス戦を決意させたものと思われる。
スミスは両腕を高く上げた構えから左ジャブを突いて距離を詰め、右クロス、左フックを上下に打ち分け、機を見て左右のアッパーを突き上げる攻撃スタイルを持つ。特に左のボディブローはタイミングがよく、これまでに何度もダウンを奪っている。これが機能するようだと、アルバレスも苦戦を強いられることになりそうだ。
オッズは8対1でアルバレス有利と出ているが、スミスは「彼は小さい相手とばかり戦ってきた。私のようにスーパー・ウェルター級でも大きな選手と対峙したらどうなるだろうか?」と牽制している。この疑問にアルバレスがリング上でどんな答えを出すのか見ものだ。ともに左ジャブで切り込んでミドルレンジでのやりとりを得意にしているだけに、序盤から比較的近い距離でパンチを交換することになりそうだ。スピードやパワー、大試合の経験で勝るアルバレスが早い段階で主導権を握るとみるが、スミスの左ボディブロー、アッパーには警戒が必要だろう。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ウェルター級トップ戦線の現状

WBA SC:エリスランディ・ララ(キューバ)
WBA   :ジャック・クルカイ(ドイツ)
WBC   :ジャーメル・チャーロ(アメリカ)
IBF   :ジャーマル・チャーロ(アメリカ)
WBO   :リアム・スミス(イギリス)

WBAのスーパー王者、サウスポーのエリスランディ・ララ(キューバ)が実績では頭ひとつ抜け出ている。ただ、戦いぶりが必ずしもエキサイティングとは言い切れず、人気という点では課題を抱えている。WBC王者のジャーメル・チャーロとIBF王者のジャーマル・チャーロ(ともにアメリカ)は双子の兄弟で、今後の活躍が期待されている。兄のジャーマルは昨年9月にIBF王座を獲得し、すでに2度の防衛に成功。弟のジャーメルが今年5月に戴冠を果たして兄に並んだ。しかし、兄のジャーマルは目を痛めたという情報もあり、10月に計画されていたジュリアン・ウィリアムス(アメリカ)との指名防衛戦を先送りにしている。
いまは無冠だが、リアム・スミス(イギリス)の持つWBO王座に挑むサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)は、上記王者たちを上回る実績と実力の持ち主といえる。スミス戦でどんな戦いをみせるのか要注目だ。WBAで指名挑戦権を持つデメトリアス・アンドレイド(アメリカ)も実力者だ。この185センチの長身サウスポーは、昨年初夏までWBO王者だったが、活動が不活発だとしてベルトを剥奪されてしまった。クルカイ戦が決まれば団体を変えて返り咲きの可能性が高いといえる。IBFで2位まで上がってきたトニー・ハリソン(アメリカ)も長身のパンチャーだ。ジャーマル・チャーロが戦線離脱した場合は前出のウィリアムスと王座決定戦を行う可能性がある。このほか4階級制覇の実績を持つミゲール・コット(プエルトリコ)もこの階級がベスト体重だけに、今後どう絡んでくるのか気になるところだ。

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