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みどころ・試合内容 /
2016年5月23日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

サウスポーの王者 VS アイルランドの期待
ラッセルのスピードに注目

昨年3月、日本にもお馴染みのジョニー・ゴンサレス(メキシコ)を4回TKOで下して王座を獲得したラッセルの初防衛戦。15位にランクされるハイランドを相手にどんなリング・パフォーマンスをみせるのか。
ラッセルは173戦163勝10敗のアマチュア戦績を残しており、08年北京五輪のアメリカ代表にも選ばれた。しかし、計量を前に体調を崩したため試合をすることなく帰国しなければならなかったという苦い経験を持っている。プロでもデビューから24連勝(14KO)を収めたものの、WBOのフェザー級王座決定戦でワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に判定で敗れるなど、ここというところで武運から見放される傾向があった。そんななか昨年3月にゴンサレスに挑戦、3度のダウンを奪って初の戴冠を果たした。サウスポー・スタンスからスピードに乗った回転の速い左右を繰り出し、チャンスには一気に攻め落とすこともでき、その総合力はあらためて高く評価されたものだ。
初防衛戦は戴冠から8ヵ月後の昨年11月にオスカル・エスカンドン(コロンビア)を相手に行われることになり、さあ世界王者として本領発揮――と期待されたが、ラッセルは今度は試合まで2週間を切った時点でトレーニング中に顔面を負傷。やむなく初防衛戦をキャンセルしなければならなかった。これを受け今年に入ってWBCが暫定王座を設け、エスカンドンがその座についている。自分で蒔いた種とはいえ、ラッセルにとっては面白くない状況が続いている。その鬱憤を今回の試合にぶつけることになる。
挑戦者のハイランドはラッセルよりも5歳年長の32歳で、兄弟ボクサーとしても知られている。3歳上の兄エディはアイルランドのスーパー・フェザー級王座とIBFインターナショナル王座を獲得。1歳下の弟ポールもスーパー・バンタム級のアイルランド国内王座とEBU−EU欧州王座を獲得するなど活躍したが、いまはふたりとも活動をやめている。一族の期待を一身に集めるハイランドは12年のプロキャリアで32戦31勝(15KO)1敗という好戦績を残している。唯一の敗北はハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)とのWBA世界フェザー級暫定王座決定戦(12年12月)で判定負けを喫したもので、その後は4連勝(3KO)を収めている。フェザー級にしては173センチと長身で、特筆するほどのパワーがあるわけではないが、上から被せるように打つ主武器の右ストレートはタイミングがいい。
14対1のオッズが示すようにラッセル有利は揺るがない。164センチの身長をさらに低く沈めた左構えから右ジャブで煽り、左ストレート、あるいは右フックで攻め立てることが予想される。ハイランドは王者の出端に右を合わせて前進を止めたいところだが、スピードに対応が遅れるようだと前半から厳しい戦いを強いられそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

フェザー級トップ戦線の現状

WBA SC:レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
WBA   :ヘスス・クェジャル(アルゼンチン)
WBA暫定:カルロス・サンブラノ(ペルー)
WBC   :ゲイリー・ラッセル(アメリカ)
WBC暫定:オスカル・エスカンドン(コロンビア)
IBF    :リー・セルビー(イギリス)
WBO   :ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)

3階級制覇の実績を持つWBAのスーパー王者、レオ・サンタ・クルス(メキシコ)と、プロ3戦目で世界王座を獲得したWBO王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がこのクラスの双璧といえる。サンタ・クルスは7月30日に前WBA、IBF世界スーパー・バンタム級王者、カール・フランプトン(イギリス)の挑戦を受けることが決まっており、ロマチェンコは6月にスーパー・フェザー級のWBO王者、ローマン・マルチネス(プエルトリコ)に挑戦する。また、WBAのレギュラー王者、ヘスス・クェジャル(アルゼンチン)も6月にアブネル・マレス(メキシコ)を相手に防衛戦が決まっており、これらの結果しだいでトップ戦線の顔ぶれが大きく変わる可能性もある。
無冠組ではWBCとWBOで1位にランクされるオスカル・バルデス(メキシコ)に注目したい。08年北京大会、12年ロンドン大会と2度の五輪出場経験を持つ25歳のホープは、去る4月に前IBF王者のイブゲニー・グラドビッチ(ロシア)を4回TKOで下して19戦全勝(17KO)にレコードを伸ばした。ロマチェンコがスーパー・フェザー級王座を獲得した場合は、空位になるWBO王座の決定戦に出場することになりそうだ。同じ12年ロンドン五輪出場組でWBC3位にランクされる20戦全勝(11KO)のサウスポー、ジョセフ・ディアス(アメリカ)にも要注目だ。

  • みどころ

カリブのスナイパー VS スミス4兄弟の次男
オッズは3対2で王者有利

スーパー・フェザー級は昨年11月に三浦隆司(帝拳)がフランシスコ・バルガス(メキシコ)に9回TKO負けでWBC王者が交代。今年4月にはWBA王座を11度守ってきた内山高志(ワタナベ)もジェスレル・コラレス(パナマ)に2回KO負けで陥落するなど、波瀾が続いている。はたしてIBF王座は――。
ペドラサは08年北京五輪こそライト級2回戦敗退という結果に終わったが、翌09年の世界選手権では銀メダルを獲得するなどアマチュアで輝かしい実績を残したあと、11年2月にプロ転向を果たした。身長174センチ、リーチ179センチの恵まれた体を生かした右のボクサーファイター型だが、中長距離での戦いを得意としている。「スナイパー」(狙撃手)というほどの決定力は感じられないが、機をみて構えを左にスイッチするなど器用な面もある。21戦全勝(12KO)。
挑戦者のスティーブン・スミス(30歳)はスーパー・ミドル級で世界挑戦した経験を持つポール(33歳)、現WBO世界スーパー・ウェルター級王者のリアム(27歳)、WBC世界スーパー・ミドル級1位のカルム(26歳)とともに「スミス4兄弟」として知られるボクシング一家だ。スミスは24戦23勝(13KO)1敗の戦績を収めている指名挑戦者で、この地位は来日して粟生隆寛(帝拳)を苦しめたデニス・ボスキエロ(イタリア)を6回TKOで一蹴して手に入れた。勝って弟のリアムに続きたいところだ。
ペドラサはキャリアの半数以上を国外で戦っており、決定戦を含めて世界戦のリングにも2度上がっている。自国以外ではドイツで1戦だけというスミスよりも経験値ではペドラサが上を行く。さらに攻防の幅という点でも王者が勝っているものと思われる。それらを反映してオッズは3対2でペドラサ有利と出ている。決して楽な展開にはならないだろうが、ペドラサが要所を締めてポイントをかき集める可能性が高いとみる。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

マエストリート(職人) VS メキシコの反逆者
激闘必至のサバイバルマッチ

元日本スーパー・ライト級、元東洋太平洋ウェルター級王者で現在はさらに1階級上のWBC世界スーパー・ウェルター級22位に名を連ねる亀海と、世界挑戦の経験を持つベテランのカラスが拳を交える。激闘必至のカードだ。
亀海はアジア圏では頭抜けた存在だが、世界となるとジョアン・ペレス(ベネズエラ=のちのWBA世界スーパー・ライト級暫定王者)や元4階級制覇王者のロバート・ゲレロ(アメリカ)に判定で敗れるなど、壁を突き破れない状態が続いている。アメリカでの試合は今回が7度目となるが、インパクトのある内容と結果が求められることになる。
カラスはキャリア15年のベテランで、試合数も42(28勝18KO10敗3分1無効試合)を数える。世界15傑入りを果たしたのは07年と古く、以後は上下を繰り返してきた。その名が世界的に広まったのは10年11月のマイク・ジョーンズ(アメリカ)との一戦で、判定で敗れはしたもののカラスはホープをあわやというところまで追いつめて株を上げた。その後、元世界王者のアンドレ・ベルト(アメリカ)を12回TKOで破ってもいる。勝利という結果には結びつかなかったが、マルコス・マイダナ(アルゼンチン)とも8回まで殴り合った。また、13年にはキース・サーマン(アメリカ)の持つWBA暫定世界ウェルター級王座に挑戦。9回TKO負けを喫したが、初回には右をヒットしてサーマンの膝を揺らしている。半年後には元世界王者のデボン・アレキサンダー(アメリカ)に10回判定負けを喫しており、これが約2年ぶりの再起戦となる。
一発のパンチ力やディフェンス面では亀海が勝るが、カラスのパンチは軌道が分かりにくいうえ伸びがあるため要注意といえる。両者の戦闘スタイルと過去の戦い方を考えると、序盤の偵察を経て中盤には打撃戦に突入する可能性が高い。

 


Written by ボクシングライター原功

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