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みどころ・試合内容 /
2016年3月7日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

返り討ちか雪辱か
15年3月の激闘再現の予感

コバレフとパスカルは昨年3月、今回と同じカナダのモントリオールのベル・センターで拳を交え、大激闘のすえ3回にダウンを奪ったコバレフが8回TKO勝ち、5度目の防衛を果たしている。しかし、パスカルも5回と6回には反撃をみせて王者をあわやというところまで追い込んだものだった。観戦者のほとんどは妥当なタイミングでのストップとみたが、当のパスカルは「レフェリーが止めるのが早かった」と不満を漏らし、再戦を熱望。コバレフ側もこれに応じ今回のリマッチが実現することになった。
アマチュアで215戦193勝22敗の戦績を残しているコバレフは、当時はロシアの2番手、3番手に甘んじることが多かったが、09年にアメリカでプロに転じてからは圧倒的な強さを見せつけている。
6年間で29戦をこなし、勝利を逃したのは一度だけ(28勝25KO1分)。これもいったんはコバレフの2回KO勝ちが宣せられたものの後頭部への加撃と判断され結果が引き分けに変更されたもので、事実上のKO勝ちという見方もできる。13年8月、当時無敗だったネイサン・クレバリー(イギリス)を4回TKOで下してWBO世界ライト・ヘビー級王座を獲得すると、その強打には一層磨きがかかった。イスマイル・シラク(ウクライナ)を2回KO、セドリック・アグニュー(アメリカ)を7回KOで一蹴。ブレイク・カンピーリョ(オーストラリア)戦では初回にバランスを崩して不覚のダウンを喫したものの、2回に3度のダウンを奪い返して実力差を見せつけた。WBAとIBF2冠王者のバーナード・ホプキンス(アメリカ)には12回判定まで粘られたが、ダウンを奪ったすえ大差をつけて完勝、一気に3団体の統一王者になった。V5戦ではパスカルに8回TKO勝ち。6度目の防衛戦ではIBFの指名挑戦者ナジブ・モハメディ(フランス)に何もさせず3回KOで撃退。「クラッシャー(破壊者)」のニックネームそのままの活躍をみせている。
左ジャブを突きながら圧力をかけ、被せるような右で襲いかかり、チャンスとみると瞬間的にスタンスを変えながら左、さらに右と矢継ぎ早にパンチを繋ぐ。その一発一発に体重が乗っているだけに破壊力は抜群だ。
雪辱を狙うパスカルはカリブのハイチ出身で、幼少時に家族とともにカナダに移住した。13歳のときにボクシングを始め、04年のアテネ五輪に出場するなどアマチュアで121戦103勝18敗の戦績を残している。ミドル級時代の08年に訪れた初の世界戦ではカール・フロッチ(イギリス)に敗れたが、09年にWBC世界ライト・ヘビー級王座を獲得。4度防衛後、ホプキンスに王座を明け渡した。
したがってコバレフの2代前のWBC王者ということになる。12年以降は6戦4勝(1KO)1敗1無効試合という戦績を残している。いうまでもなく、この敗北はコバレフに喫したものである。昨年7月、世界ランカーのジュニエスキ・ゴンサレス(キューバ)に競り勝って再起を果たし、今回の再挑戦にこぎ着けた。
パスカルは現王者ほどの馬力やパワーは持ち合わせていないが、スピードとテクニックでは伍するだけのものがある。コバレフとの初戦では3回にパンチを浴びてロープからはみ出しカウントをとられたが、これが過去唯一のノックダウンで、耐久力にも優れている。この試合に備え新たにフレディ・ローチ・トレーナーに師事するなど雪辱に燃えている。
 一度ははっきりしたかたちでけりがついているカードだけに、再戦もコバレフ有利とみられている。速いテンポで繋ぐパワフルな波状攻撃が出るようだと、初戦よりも早い決着が濃厚だ。パスカルが勝つためには、まず先手をとってコバレフを慌てさせる必要がありそうだ。前半でリードすることが雪辱の必須条件といえる。

 


Written by ボクシングライター原功

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA SC:セルゲイ・コバレフ(ロシア)
WBA   :ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)
WBA暫定:フェリックス・バレラ(ドミニカ共和国)
WBC   :アドニス・スティーブンソン(カナダ)
IBF    :セルゲイ・コバレフ(ロシア)
WBO   :セルゲイ・コバレフ(ロシア)

13年夏からセルゲイ・コバレフ(ロシア)とアドニス・スティーブンソン(カナダ)の並走が続いている。ともに無類の強打者だが、コバレフが波状攻撃型なのに対し、スティーブンソンがサウスポーの一発パンチャーという特徴がある。両者の統一戦は実現しそうで実現せず、時間だけが経ってしまった。こうしたなか、コバレフに対して元WBA、WBC世界スーパー・ミドル級王者のアンドレ・ウォード(アメリカ)が宣戦布告。コバレフも応じる構えをみせており、両者が今後の試合を勝ち抜けば11月にも直接対決が実現しそうだ。
ランカー陣では、上記2王者に9戦全KO勝ちのアルツール・ベテルビエフ(ロシア)が肉薄している。この超強打者はアマチュア時代にコバレフに2勝しているだけに、プロの世界戦で対決が実現すれば話題になりそうだ。スティーブンソンとダウン応酬の激闘を展開して敗れているアンドレイ・フォンファラ(ポーランド)は、再戦の機会を狙っている。また、ウォードと対戦することが決まっているIBF1位のサリバン・バレラ(キューバ)、アマチュア時代に08年北京五輪や世界選手権に出場した実績を持つエレイデル・アルバレス(コロンビア)も勢いがある。

  • みどころ

メカニック VS パッキャオの元スパーリング相手
好戦派同士のサバイバルマッチ

WBA7位、IBF13位、WBO11位に名を連ねるミヒャレンコが、元世界スーパー・ライト級上位ランカーのメイフィールドと拳を交える。ファイター同士のカードだけに、壮絶な打撃戦が展開されそうだ。
ミヒャレンコは「メカニック(機械、職工)」というニックネームを持つ29歳の攻撃型選手で、09年7月にプロデビューしてから20連勝(9KO)を収めている。5年間はロシアを主戦場にしていたが、14年から拠点をアメリカに移し、昨年8月には元WBA暫定世界スーパー・ライト級王者のジョアン・ペレス(ベネズエラ)に8回TKO勝ちを収めた。この試合で世界ランク入りを果たし、気分を良くして今回の試合を迎える。
一方のメイフィールドは22戦19勝(11KO)2敗1分の35歳で、これが14ヵ月ぶりのリングとなる。この階級では身長170センチと小柄だが、果敢に攻め込むファイターで、耐久面でも優れている。かつてマニー・パッキャオ(フィリピン)、アントニオ・マルガリート(メキシコ)、セルジオ・モーラ(アメリカ)がシェーン・モズリー(アメリカ)と対戦する前にそれぞれのスパーリング・パートナーを務めたことがある。14年に連敗して世界ランクから陥落したが、昨年の初夏、フロイド・メイウェザー(アメリカ)のラストファイトの相手候補として名前が挙がったこともある。
ともに前に出ながらラフなパンチを振るファイターだが、体格と勢いで勝るミヒャレンコに分のあるカードといえる。打撃戦は必至だ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

16戦全勝の元五輪戦士 VS 波瀾万丈の43歳
ブリージールに体格のアドバンテージ

五輪出場の実績を持ちプロ転向後は16戦全勝(14KO)のエリートと、波瀾万丈の過去を持つ43歳のサウスポーという対照的な組み合わせだ。ブリージールがWBC世界ヘビー級28位、マンスールがWBC19位にランクされており、出世争いとしても興味深いカードといえる。
ブリージールは身長200センチ、リーチ207センチ、体重114キロ超の大型選手で、12年ロンドン五輪に出場後にプロ転向を果たした。スピード感に欠ける傾向があるが、徐々に対戦相手のレベルを上げてきており、直近の試合では10回をフルに戦い切っている。
昨年12月にはチャールズ・マーティン(アメリカ)とのホープ対決が計画されたが、マーティンにIBF王座決定戦の話が舞い込んだためキャンセルになった経緯がある。そのライバルが今年1月、先に世界王座をつかんだこともあり、この試合にかけるブリージールの意気込みは並々ならぬものがあるはずだ。
対するマンスールは97年にプロデビューして9連勝(6KO)を収めたが、不法行為により逮捕され8年半も社会から隔離された過去を持つ。戦線復帰後にも問題を起こしたため再び1年以上のブランクをつくるなど、波瀾に富んだ半生といえる。3年前に再度のカムバックを果たし、以後は8戦7勝(4KO)1敗と好調だ。身長185センチ、リーチ188センチ、体重は約99キロと現在のヘビー級では小柄の部類に入るが、左構えで細かく動きながら相手の懐に飛び込む戦闘スタイルを確立、通算24戦22勝(16KO)1敗1分の好戦績を残している。
13対9というオッズが出ているように、体格で大きく勝るブリージール有利は動かしがたいところといえる。マンスールの動きが止まるか単調になるようだとブリージールが体で押し込んで仕留めてしまうだろう。その一方、サウスポーのマンスールが機敏に動いてポイントをピックアップしていく可能性も決して低くはないとみる。

 


Written by ボクシングライター原功

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