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みどころ・試合内容 /
2016年3月14日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

スイッチ・ヒッター同士の一戦
「瞬きは厳禁」とクロフォード

ライト級とスーパー・ライト級の2階級を制覇し、完璧に近い内容で世界戦5戦全勝(3KO)を収めているスイッチ・ヒッター、クロフォードのV2戦。今回は同じく構えを左右にチェンジするランディが相手だ。対峙する構えだけでも右対右、右対左、左対右、左対左と4通りが考えられるカードだけに頭脳戦になる可能性もある。
クロフォードはアマチュア時代に全米ゴールデン・グローブ大会で準優勝、全米選手権では3位の実績を持っているが、ダニー・ガルシア(アメリカ=現WBC世界ウェルター級王者)と1勝1敗、サダム・アリ(アメリカ=現WBO世界ウェルター級1位)には08年北京五輪の予選で惜敗するなど、なかなかトップにはなれなかった。しかし、08年にプロ転向後は順調な歩みを続けている。
キャリア前半は慎重なマッチメークが目立ったが、一転して13年からはハード路線が敷かれた。トップランク社が課したテストマッチをクロフォードは難なくクリアしていった。ルーキー時代のアミール・カーン(イギリス)を1回で倒したブレイディス・プレスコット(コロンビア)に10回判定勝ちを収めると、世界ランカーのアレハンドロ・サナブリア(メキシコ)には6回TKO勝ち。さらに挑戦者決定戦でアンドレイ・クリモフ(ロシア)にも10回完封勝ちを収めた。14年3月の世界初挑戦ではリッキー・バーンズ(イギリス)地元に乗り込み、大差の判定勝ちでWBOライト級王座を獲得した。
そんなクロフォードの評価と知名度をさらに高めたのが、ユリオルキス・ガンボア(キューバ)との初防衛戦だ。前半はやや押され気味だったクロフォードだが、5回にダウンを奪ってからはペースアップ。8回にダウンを追加すると9回にはさらに2度倒して元3階級制覇王者を退けたのである。この14年、クロフォードは全米記者協会の年間MVPを獲得している。昨年4月にはスーパー・ライト級に進出して現在の王座を獲得。10月にはディエリー・ジャン(カナダ)を圧倒して10回TKO勝ちで初防衛を果たしている。27戦全勝(19KO)。
クロフォードは構えを右から左、左から右に変えるスイッチ・ヒッターで、スピード、パンチ力、テクニックの面で秀でている。経験値も上がってきており、一時はマニー・パッキャオ(フィリピン)のラスト・ファイトの候補として名前が挙がったこともある。
一方のランディは全米ゴールデン・グローブ大会で準優勝するなどアマチュアで70戦(65勝5敗)を経験後、06年にプロ転向。プロでは10年のキャリアで32戦26勝(13KO)5敗1分のレコードを残している。最初の19戦は、のちの世界王者リチャード・アブリル(キューバ)戦の勝利を含め18勝(10KO)1分と負け知らずだったが、以後の13戦は8勝(3KO)5敗と勝率が下がっている。ただし、敗北はビクトル・ポストル(ウクライナ=現WBC世界スーパー・ライト級王者)や元WBA暫定世界スーパー・ライト級王者のマウリシオ・ヘレラ(アメリカ)らに喫したもので、その点は考慮しなければなるまい。
このランディもスイッチ・ヒッターで、相手にとっては戦いにくい選手といえるかもしれない。ディフェンスの甘さは目立つもののまずまずのスピードを誇り、パンチ力も平均以上、テクニックも上々と戦力バランスはとれている。ただし、いずれもクロフォードを上回るほどではなく、今回は厳しい戦いを覚悟しなければならないだろう。
「新しいチャンピオンが誕生するだろう」と息巻く挑戦者に対し、「ハンター」のニックネームを持つクロフォードは「ランディが私のことをリスペクトしないならば、試合で思い知らせてやるだけさ。瞬きは厳禁だよ」と揺るぎない自信をみせている。ランディがよほど頑張らないと自身の予言を現実化するのは難しそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ライト級トップ戦線の現状

WBA SC:エイドリアン・ブローナー(アメリカ)
WBA   :空位
WBA暫定:ホセ・ベナビデス(アメリカ)
WBC   :ビクトル・ポストル(ウクライナ)
IBF    :エドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)
WBO   :テレンス・クロフォード(アメリカ)

昨秋に4階級制覇を成し遂げたエイドリアン・ブローナー(アメリカ)が戴冠後にスーパー王者に格上げされたため、WBAのレギュラー王座は空位になっている。そのブローナーはアシュリー・セオフェイン(イギリス)との初防衛戦が決まっている。
WBA暫定王者ホセ・ベナビデス(アメリカ)は24戦全勝(16KO)の23歳だが、まだ評価を定める段階にはきていない。
昨年の10月、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)を10回KOで破りWBC王座についたビクトル・ポストル(ウクライナ)は、身長180センチの右ボクサーファイターで、28戦全勝(12KO)の戦績を誇る。派手さはないが、体格に恵まれているうえ堅実な戦いぶりをするだけに、ライバルたちにとっては厄介な相手といえるかもしれない。不可解な結末ながらセサール・クエンカ(アルゼンチン)を6回TKOで下してIBF王座を奪ったエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)も右の正統派だ。35歳という年齢は気になるが、右を中心にパンチ力もあるだけに面白い存在といえよう。クエンカとの再戦が決まっており、その勝者が小原佳太(三迫)の挑戦を受けることになりそうだ。
こうした王者たちを押しのけてクラス最強の評価を受けているクロフォードは構えを左右に変えることで知られるスイッチ・ヒッターで、この2年間で大きく成長した。まさに旬の選手といえる。
このほか無冠組では元3階級制覇王者ウンベルト・ソト(メキシコ)に勝ったアントニオ・オロスコ(メキシコ)、アミール・イマム(アメリカ)を逆転の8回KOで破ったアドリアン・グラナドス(メキシコ)、WBO1位のジェイソン・パガラ(フィリピン)らが王座挑戦の機会を狙っている。

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