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みどころ・試合内容 /
2016年6月13日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

正統派の王者 VS サウスポーの元V9王者
ジャックの右、ビュテの左に注目

WBCに165の国や地域が登録しているように、ボクシングはサッカーと並ぶ国際的なスポーツといえる。今回の試合はそんな一面を象徴するような国際色豊かなカードといえる。王者のジャックは西アフリカのガンビア人の父親とスウェーデン人の母親の間に生まれ、現在はアメリカのラスベガスに住んでいる。対する挑戦者のビュテはルーマニア出身で現在はカナダのケベック州ラヴァル在住だ。
そんな両者がアメリカの首都ワシントンDCで拳を交える。
ジャックは08年北京五輪に父親の出身地であるガンビア代表として出場(1回戦敗退)後、09年6月にスウェーデンでプロデビュー。5戦目までは北欧で戦ったが、6戦目からはホームをアメリカに移した。現在は元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー氏が代表を務める「メイウェザー・プロモーションズ」と契約を交わしている。戦績は22戦20勝(12KO)1敗1分。勝利を逃したのは13年9月のマルコ・アントニオ・ペリバン(メキシコ)戦の引き分けと、「アップセット・オブ・ザ・イヤー(年間最大の番狂わせ)」といわれた14年2月のデレク・エドワーズ(アメリカ)戦の初回TKO負けだけだ。ジャックはそのショックから立ち直り昨年4月、アンソニー・ディレル(アメリカ)との決定戦を制して現在の王座を獲得した。9月には指名挑戦者のジョージ・グローブス(イギリス)から初回にダウンを奪い、小差の判定で退けている。均整のとれた体から丹念に左ジャブを突いて試合をつくり、ここというところで右ストレートに繋げる正統派のボクサーファイターだ。
一方、ビュテは五輪への出場こそ逃したが、世界選手権に2度出場するなどこちらもアマチュアで活躍。03年11月、拠点をカナダに定めてプロに転じた。数々の地域王座を獲得後の07年10月、21戦全勝(16KO)でIBF世界スーパー・ミドル級王座についた。以後、ルーマニアでの凱旋試合を含め5年近い在位の間に9度の防衛を記録した。そのうち7度はKOによるもので、当時はパウンド・フォー・パウンドの上位常連でもあった。サウスポーからの左ストレートや至近距離でのアッパーなどパンチは多彩で破壊力がある。
反面、V2戦で最終回に逆転KO負け寸前の窮地に陥り、また王座を失ったカール・フロッチ(イギリス)戦ではグロッギー状態に追い込まれたすえ5回TKO負けを喫しており、耐久力に課題を抱えている。また、そのフロッチ戦を含め12年以降の4年間でわずか5戦と試合数が少ない点も気になるところだ。しかもフロッチ、元王者のジャン・パスカル(カナダ)、そして昨年11月にはIBF王者のジェームス・デゲイル(イギリス)に敗れており、必ずしも近況は芳しいとはいえない。36歳という年齢も不安要因といえる。35戦32勝(25KO)3敗。
こうした点が反映されてかオッズは3対1でジャック有利と出ている。スピードのある左ジャブで煽り、徐々に追い込みながら中盤から後半にかけて右ストレートで勝負をかけるという見方が大勢を占めている。ただし、ジャックも打たれ強いタイプではないだけに、ビュテにもチャンスはありそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC:フェリックス・シュトルム(ドイツ)
WBA   :ジョバンニ・デ・カロリス(イタリア)
WBC   :バドゥ・ジャック(スウェーデン)
IBF    :ジェームス・デゲイル(イギリス)
WBO   :ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)

1984年にIBFで初代世界王者が誕生してから32年。ミニマム級に次いで新しいこのクラスは、伝統的にヨーロッパから数多くの王者が誕生していることで知られる。現在もフェリックス・シュトルム(ドイツ)、ジョバンニ・デ・カロリス(イタリア)、バドゥ・ジャック(スウェーデン)、ジェームス・デゲイル(イギリス)と4人のヨーロッパ圏国籍選手が頂点に君臨している。WBO王者のヒルベルト・ラミレスだけがメキシコ国籍だが、その前の王者、アルツール・アブラハム(ドイツ)はヨーロッパ出身者だった。ただし、ジャック、デゲイル、ラミレスはアメリカを主戦場としており、二重構造になっている点も特徴といえる。
また、現在の5人の世界王者はいずれも昨年4月以降の戴冠で、新鮮な顔ぶれといっていいだろう。特にWBO王者のラミレスは24歳と若く、戦績も34戦全勝(24KO)と勢いがある。7月に予定されるドミニク・ブリッチュ(ドイツ)との初防衛戦が注目される。
ランカーではWBC1位につけるカルム・スミス(イギリス)が王者たちの脅威といえる。スミス4兄弟の末弟でもあるカルム・スミスは20戦全勝(15KO)と勢いがあり、身長191センチと体格にも恵まれている。このほか4度目の挑戦を狙うジョージ・グローブス(イギリス)、アンドレ&アンソニーのディレル兄弟(アメリカ)、IBF1位のホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)、WBO1位のジェシー・ハート(アメリカ)らに注目したい。

  • みどころ

元王者同士のサバイバル戦
5年前の大激闘再現か

この両者は11年4月にアメリカのコネチカット州マシャンタケットのフォックスウッズ・リゾートで拳を交え、歴史に残る大激闘を展開した。初回、右利きのサウスポー、オルティスが2度のダウンを奪って先制すると、2回には6度目の防衛を狙うWBC世界ウェルター級王者のベルトがダウンを奪い返した。ハイライトは6回。
ベルトの右を浴びたオルティスがダウンを喫し、これで勝負あったかと思われたが、ラウンド終盤、今度はベルトがダウン――その後は両者ともペースが落ちて勝負は判定までもつれ込んだが、オルティスがジャッジ三者から支持されて新王者になった。
その後、ベルトは2度の戴冠を果たしたものの3度の挫折を経験。
オルティスは5ヵ月後の初防衛戦でフロイド・メイウェザー(アメリカ)に王座を明け渡すなど、3連続KO負けというどん底を味わわされた。現在は32歳のベルトがWBC3位を保っているが、29歳になったオルティスの名はトップ15内にはない。
紆余曲折を経て実現する再戦だが、結果によって両者の今後が大きく左右されるサバイバルマッチとなる。ベルトは昨年9月にメイウェザーに判定負けを喫しており、この再起戦も落とすとなると存在感が薄くなることは確実だ。2連続TKO勝ちで復活の途上にあるオルティスにしても、ここで敗れるとなると再び沈み込むことになる。それどころか引退の2文字を突きつけられる可能性すらある。
34戦30勝(23KO)4敗のベルト、38戦31勝(24KO)5敗2分のオルティス。互いに手の内は知り尽くしているはずだが、ふたりとも小細工はしないとみていいだろう。今度もスリリングな打撃戦は必至だ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

捲土重来期すロドリゲス
番狂わせ狙うサウスポーのウィリアムス

ドミニカ共和国出身のロドリゲスは世界選手権に出場するなどアマチュアで活躍後、08年にアメリカでプロ転向。以後、29戦28勝(19KO)1敗というみごとなレコードを残している。唯一の敗北は13年11月、アンドレ・ウォード(アメリカ)に喫したもので、このときはWBA世界スーパー・ミドル級王座への挑戦のはずが、自身の失態(計量で失格)によって権利を失ったうえ、試合でも完敗に終わった。その後は4連勝(3KO)と復調している。現在はライト・ヘビー級でWBCとIBFで5位にランクされている。
対するウィリアムスも10年のプロデビューから5年半で20戦19勝(13KO)1敗という戦績を残している。この1敗は元世界王者ガブリエル・カンピージョ(スペイン)に喫したもの(14年8月、5回終了TKO負け)だが、こちらも以後は2連勝を収めている。
オッズは実績で勝るロドリゲスが11対4で有利と出ている。しかし、直近の試合で2度のダウンを喫するなど打たれ脆さを露呈しているロドリゲスだけに、サウスポーのウィリアムスが付け入る隙は十分にありそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

37歳の元3階級制覇王者 VS 29戦無敗の25歳
ベテランの経験か、ホープの勢いか

モンティエルは2000年から11年にかけてフライ級、スーパー・フライ級、バンタム級の3階級で世界王座に君臨した実績を持つ37歳の大ベテランで、昨年10月には4階級制覇を狙ってリー・セルビー(イギリス)の持つIBF世界フェザー級王座に挑戦した。12回判定負けを喫したが、現在もWBCで10位にランクされている。「まだまだ若手の踏み台にはならない」と意気込んでおり、この再起戦をきっかけに再浮上と再挑戦をうかがっている。
対照的にララはひと回り若い25歳のホープで、いまはWBC世界フェザー級22位にランクされている。13年10月には元世界上位ランカーのオスカル・イバラ(メキシコ)に1回TKO勝ちを収めているが、実績面ではモンティエルの足下にも及ばない。それだけに、これを足掛かりに上位進出を果たしたいところだ。
戦績はモンティエルが61戦54勝(39KO)5敗2分、サウスポーのララが29戦27勝(19KO)2分。オッズは11対4でモンティエル有利と出ているが、若く勢いのあるララを軽視することは危険だ。

 


Written by ボクシングライター原功

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