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みどころ・試合内容 /
2016年7月18日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

3度戴冠のベテラン VS 天才サウスポー
ロマチェンコが最速の2階級制覇か

WBOのスーパー・フェザー級王座を3度獲得した実績を持つ33歳の「カリブのロッキー」に、五輪連覇、プロ3戦目でWBO世界フェザー級王座を獲得した「ウクライナのハイテク」が挑む注目の一戦。マルチネスが乱戦に巻き込んでベルトを守るのか、それともロマチェンコが井上尚弥(大橋)の8戦を更新するプロ7戦目で世界2階級制覇を成し遂げるのか。
立場上はロマチェンコが挑戦者だが、このサウスポーが試合の主役であることは誰もが認めるところであろう。アマチュア時代に08年北京大会フェザー級、12年ロンドン大会ライト級で連続して金メダルを獲得。世界選手権も09年と11年の大会を制したほか、07年の大会でも銀メダルを手にしている。このときの決勝でポイント負けを喫したのが、397戦のアマキャリアで唯一の敗北だというのだから驚きだ(諸説あり)。ロマチェンコの伝説は13年10月のプロ転向後も続いている。デビュー戦で世界ランカーを手玉に取って4回KO勝ちを収めたのは序章に過ぎず、5ヵ月後には2戦目で世界挑戦。このときは体重超過のオルランド・サリド(メキシコ)を相手に慎重になりすぎ、スロースタートが響いて小差の判定負けだったが、次戦ではゲイリー・ラッセル(アメリカ=現WBC世界フェザー級王者)に完勝。プロ転向からわずか8ヵ月、3戦目で世界一の座についてみせた。これは76年のセンサク・ムアンスリン(タイ)に並ぶ最速の戴冠記録でもある。この王座はすでに3度の防衛を果たしている。特にV2戦、V3戦は圧巻のKO防衛で、もともと高かった評価は試合ごとに上昇している。6戦5勝(3KO)1敗の戦績を引っ下げ、早くも7戦目で2階級制覇に挑む。
そんな挑戦者を迎え撃つマルチネスは、洗練された技巧とはかけ離れた武骨な好戦派で、中間距離でのやりとりで持ち味を発揮するタイプといえる。チャンスとピンチが交互にやってくるような戦いぶりは、浮き沈みを繰り返しながら7年以上も世界のトップに居座る姿と重なるところがある。最初の戴冠は09年3月で、このときは敵地イギリスに乗り込んでニッキー・クックを4回TKOで破ってベルトを持ち帰った。2度防衛後、リッキー・バーンズ(イギリス)に王座を明け渡したが、12年9月には返り咲き。翌年、ミゲール・マイキー・ガルシア(アメリカ)に敗れて無冠に戻ったが、昨年4月にサリドを破って3度目の戴冠を果たしている。そのサリドとは5ヵ月後に再戦、ダウン応酬の激闘を引き分けでしのいで初防衛戦に成功した。今春、サリドとの3度目の対決が内定したが、開催地を巡って交渉が決裂。こうしたなかWBOから当時1位のミゲール・ベルチェル(メキシコ)との指名防衛戦を強制された。ところがマルチネスは試合地のメキシコ入り直前に負傷。試合はキャンセルになり、決定戦を制したベルチェルが暫定王座を獲得したという経緯がある。そして、負傷が癒えたマルチネスに挑戦を申し入れてきたのが、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ=前WBA世界フェザー級スーパー王者)との大一番が流れたロマチェンコだったというわけだ。
この両者の戦力を比較すると、スピード、テクニックの面ではサウスポーのロマチェンコが大きく勝っている。コンビネーションの多彩さ、試合運びの巧さという点でもベテラン王者をはるかに凌駕しているといっていいだろう。その差をみせつけて挑戦者が得意のボディブローを効果的につかってKO勝ち――という予想が大半を占めている。マルチネスは自らの肉を切られることを覚悟のうえで相手の骨を断つことを狙うリスキーな戦いを選択せざるを得ないだろう。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・フェザー級トップ戦線の現状

WBA SC:ジェスレル・コラレス(パナマ)
WBA   :ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)※
WBC   :フランシスコ・バルガス(メキシコ)
IBF   :ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)
WBO   :ローマン・マルチネス(プエルトリコ)
暫定   :ミゲール・ベルチェル(メキシコ)

昨年11月、三浦隆司(帝拳)がフランシスコ・バルガス(メキシコ)に9回TKO負けを喫してWBC王座を手放し、今年4月には6年以上の長期政権を誇ったV11王者、内山高志(ワタナベ)がジェスレル・コラレス(パナマ)に2回KO負けでWBAスーパー王座を奪われた。加えて3月にはミゲール・ベルチェル(メキシコ) がWBOの暫定王座を獲得するなど、激動の階級といえる。ここにフェザー級からワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が参入、WBO王者のローマン・マルチネス(プエルトリコ)に挑むのだから興味は尽きない。ロマチェンコが王座を獲得するようなことがあると、今度はこの天才サウスポーを中心にスーパー・フェザー級トップ戦線が回っていくことになりそうだ。
王者と同等の力を持つのは前WBA世界フェザー級スーパー王者のニコラス・ウォータース(ジャマイカ)と三浦、内山だ。これに元世界3階級制覇王者のユリオルキス・ガンボア(キューバ)が続く。3階級制覇を狙うベテランのジョニー・ゴンサレス(メキシコ)も健在だ。

  • みどころ

次期王者候補がWBC11位と対戦
連勝を22に伸ばせるか

12年ロンドン五輪ライト級でベスト8の実績を持つ「カリブのダイヤモンド」ベルデホが、いよいよ世界挑戦を視野に入れてきた。すでにWBOライト級2位にランクされており、今回、スーパー・フェザー級でWBC11位にランクされるマルチネスに勝てば一気に視界が開けることになるだろう。
ベルデホは五輪準々決勝でウクライナ代表のワシル・ロマチェンコにポイント負けを喫したのを機に、12年12月に19歳でプロに転向。ここまで21戦全勝(14KO)の戦績を残している。スピードに乗ったシャープなパンチと俊敏な身のこなし、整った顔立ちなどスターの雰囲気に溢れた逸材といえる。ここ2年ほどは骨のある相手との対戦も増えたが、手を焼くことはあっても自身がトラブルに陥ることはなく順当に勝利を重ねてきた。WBOの2位をはじめIBF6位、WBC9位と各団体で相応の評価を受けるまでになった。
一方のマルチネスは27戦25勝(17KO)2敗の戦績を残している30歳で、こちらも6連勝(2KO)と好調だ。特に昨年8月、世界挑戦(三浦隆司に6回TKO負け)の経験を持つエドガル・プエルタ(メキシコ)に10回判定勝ちを収めた星と、今年3月に元WBA暫定世界スーパー・フェザー級王者のエマヌエル・ロペス(メキシコ)に勝った実績が光る。勝てば上位進出が確実視されるだけに、モチベーションは高いものがあるはずだ。
ベルデホの持つWBO中南米ライト級王座をかけた試合だが、世界ランカー同士の先陣争いという意味でも要注目のカードといえる。

 


Written by ボクシングライター原功

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