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みどころ・試合内容 /
2016年8月22日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

連打型ファイター VS ジャッカル
下馬評は王者有利も接戦必至

33戦32勝(18KO)1分の戦績を誇るWBA世界フェザー級スーパー王者のサンタ・クルスに、22戦全勝(14KO)の前WBA、IBF世界スーパー・バンタム級王者、フランプトンが挑む注目の一戦。3階級制覇王者のサンタ・クルスが9対4のオッズで有利とみられているが、総合力はほぼ互角だ。
サンタ・クルスはデビューから11戦目までは10勝(2KO)1分と目立った数字ではなかったが、その後は11度の世界戦(全勝6KO)を含め22戦全勝(16KO)と見違えるように高いKO率を残している。極意のようなものを掴んだのかもしれない。身長171センチ、リーチ175センチのサンタ・クルスはバンタム級では大柄の方だったが、現在のフェザー級では平均的な体格といっていいだろう。すでにフェザー級に上げて3試合を行っているが、相手はいずれも自分と同じように下の階級から上げてきた選手だった。今回のフランプトンも同様で、このあたりに陣営のマッチメークの巧みさ、慎重差をみてとることができる。
サンタ・クルスは両ガードを顔の脇に置いた覗き見スタイルで前進、相手に圧力をかけながらワンツー、ボディブローなどで崩していく好戦的なタイプといえる。そうかと思えば無理をせずに間合いをとることもあり、ディフェンスに関する意識も高いものがあることを感じさせる。
挑戦者のフランプトンはイギリスの北アイルランドで絶大な人気を誇る前スーパー・バンタム級王者で、2階級制覇を狙ってリングに上がる。身長は165センチ、リーチ157センチとフェザー級では小柄だが、本人は「階級を上げることで減量区から解放されるので、持っている力を最大限に発揮できると思う」とプラス効果を期待している。細かく立ち位置を変えながら鋭い左ジャブを突き刺して煽り、右ストレート、左フックなどをたたみかけるスタイルを確立している。好戦的な一面も持ってはいるが、それ以上にスピード、攻防のスキル、試合運びの巧さなどが光る。今年2月には長年のライバルだったスコット・クィッグ(イギリス)に競り勝っており、自信を深めて今度の試合に臨むはずだ。ただし、不安がないわけではない。1年前のアメリカ初登場のときは伏兵アレハンドロ・ゴンサレス・ジュニア(メキシコ)のパンチを浴びて初回に2度のダウンを喫しており、耐久力には疑問符がつきまとう。それがオッズにも反映されているのかもしれない。
サンタ・クルスが圧力をかけて出るものと思われるが、これに対しフランプトンの足と左ジャブがどれだけ機能するか。まずは、そんな点に注目したい。サンタ・クルスの圧力が効いて挑戦者の可動範囲が狭くなるようだと、王者は仕事がしやすくなるはずだ。逆にフランプトンが左を差し込んだうえで前後左右に動いて揺さぶりをかける展開に持ち込めば挑戦者ペースといえよう。サンタ・クルス有利と出てはいるが、接戦になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

フェザー級トップ戦線の現状

WBA SC:レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
WBA   :ヘスス・クェジャル(アルゼンチン)
WBA 暫定:カルロス・サンブラノ(ペルー)
WBC   :ゲイリー・ラッセル(アメリカ)
WBC 暫定:オスカル・エスカンドン(コロンビア)
IBF   :リー・セルビー(イギリス)
WBO   :オスカル・バルデス(メキシコ)

13年8月に王座(当時は暫定)を獲得したWBA王者のヘスス・クェジャル(アルゼンチン)が最も在位が長いが、それ以外の6人の王者は、WBAスーパー王者のレオ・サンタ・クルス(メキシコ)が昨年8月、WBA暫定王者のカルロス・サンブラノ(ペルー)とWBC王者のゲイリー・ラッセル(アメリカ)が昨年3月、IBF王者のリー・セルビー(イギリス)が昨年5月の戴冠となっている。オスカル・エスカンドン(コロンビア)は今年3月にWBCの暫定王座を獲得し、WBO王者のオスカル・バルデス(メキシコ)に至っては今年7月に決定戦を制してベルトを腰に巻いたばかりだ。面白いのは、そのバルデスが25歳と最も若く、20戦全勝(18KO)と最も勢いがあることだ。今後の活躍によっては、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が去ったクラスの主役に成長する可能性もありそうだ。
ランカーではWBCの指名挑戦権を持つジョシュ・ウォーリントン(イギリス)、3階級制覇の実績を持ちクェジャルへの挑戦を狙っているアブネル・マレス(メキシコ)、NABF北米王者のジョエル・ディアス(アメリカ)に注目したい。前二者はすでに世界挑戦の準備段階に入っているが、ディアスは来年あたりが勝負になりそうだ。12年ロンドン五輪出場後にプロ転向を果たした23歳のサウスポーは21戦全勝(12KO)と順調に育ってきているだけに楽しみだ。10月にジョナタン・バーロス(アルゼンチン)とIBFの挑戦者決定戦を行う細野悟(大橋)も、これをクリアして4度目の大舞台、そして戴冠を目指している。

  • みどころ

元王者同士の復帰戦
ガルシアのパワーに分

フェザー級とスーパー・フェザー級を制覇した実績を持つガルシアと、日本で粟生隆寛(帝拳)に勝ってWBC世界フェザー級王座を持ち帰ったロハスが、2年半(ガルシア)と2年(ロハス)の空白を経て戦線復帰する。ブランクを感じさせない勝利をあげれば一気にトップ戦線に割り込む可能性もあるだけに、どちらにとっても極めて重要な一戦だ。
ガルシアは13年1月にオルランド・サリド(メキシコ)から4度のダウンを奪って8回負傷判定勝ち、WBO世界フェザー級王座を獲得した。初防衛戦で規定体重をつくれずにベルトを失ったが、試合では元王者のファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)に4回TKO勝ちで力の差を見せつけた。次戦でスーパー・フェザー級のWBO王座決定戦に臨み、ローマン・マルチネス(プエルトリコ)に8回KO勝ち、2階級制覇を成し遂げた。14年1月にはファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)を相手に初防衛を果たしたが、その後、プロモーターとビジネス上の摩擦が生じてリングから遠ざかることになった。2年半のブランクができたことは惜しまれるが、28歳と若いことは幸いといえる。34戦全勝(28KO)。
対する33歳のロハスは01年の世界選手権で3位に入るなどアマチュアで208戦205勝3敗の戦績を残して04年にプロデビュー。09年に粟生を下して戴冠を果たしたが、初防衛後に背中を痛めてブランクをつくることになってしまった。休養王者にスライドさせられ、その間に正規王者になったジョニー・ゴンサレス(メキシコ)に敗れてベルトを失った。4ヵ月後には再起したが、以後はリングに上がっていない。26戦24勝(14KO)2敗。
ともにセンスに溢れた総合戦力の高い選手だが、パンチ力という点ではガルシアが大きく勝る。ロハスは序盤で仕掛けてガルシアを慌てさせたいが、自身も久々のリングということで様子見の必要があるかもしれない。蓋を開けてみないと分からないことが多いが、 かつての戦力を比較するかぎりではガルシアが二枚ほど上といえる。

 


Written by ボクシングライター原功

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