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みどころ・試合内容 /
2015年11月22日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

攻防の幅を広げた王者クアドラス
江藤は右ストレートに活路

34戦33勝(26KO)1分の戦績を誇るクアドラスに、元WBA暫定世界フライ級王者の江藤が挑む。14年5月の戴冠後、攻防両面でボクシングの幅を広げた王者に江藤の十八番、右ストレートが当たるか。
クアドラスは08年5月にメキシコでプロデビューしたあと、5戦目、7戦目に東京で2回TKO勝ち、1回KO勝ちを飾り日本のファンにも強い印象を残した。その後も世界戦線を駆け上るなか日本で3KO(TKO)勝ちを追加している。WBC米大陸王座を獲得するなど実績を重ね、1年半前にシーサケット・ソールンビサイ(タイ)を8回負傷判定で下して現在の王座を手に入れた。76パーセントのKO率が示すとおりの強打者だが、この数戦で顕著な変化もみられる。以前はパンチ力に頼った強引な攻撃が目立ったものだが、シーサケット戦以後は足をつかいながら出入りするボクシングもするようになったのだ。ことにシーサケット、V3戦のルイス・コンセプション(パナマ=現WBA世界スーパー・フライ級王者)のように馬力のあるリスキーな選手が相手の場合に間合いをとるケースが多い。相手が出てくるとフットワークで圧力をかわし、出てこないとみると自ら踏み込んで攻撃するなど、攻防の幅を広げている。以前は攻め急ぐあまり不用意に被弾してダウンを喫することもあったが、最近は安定感が出てきた。さらにこの3年の間に12ラウンドをフルに2度戦い切っており、スタミナと配分に関しても疑問を払拭している。
一方、江藤はフライ級から1階級上げての挑戦となるが、「減量苦から多少は解放されるので、自分の力を発揮できる」と歓迎している。江藤の最大の魅力は172センチの長身から繰り出す破壊力満点の右ストレートだ。「右が当たればいける(倒せる)と思う」と江藤自身も揺るぎない自信をみせる。加えて「右からの返しの左フックも強い」(友利正トレーナー)という。17勝のうち13KO(3敗1分)をマークしており、こちらも62パーセントと高いKO率を誇る。さらにタイで3戦しているほかメキシコのリングに上がるなど21戦の中身はなかなか濃いものがある。日本ボクシングコミッション(JBC)非公認ながらタイでWBA暫定世界フライ級王座を獲得したこともあり、大舞台でも舞い上がることはなさそうだ。不安があるとすれば耐久力か。
ともに攻撃力に自信を持っているだけに序盤からスリリングな試合になりそうだ。注目はクアドラスがどんな策を選択するかという点である。江藤の出足を止めるために積極的に攻めて出るのか、それとも慎重に足をつかって出入りするのか。また、江藤が頼みの綱とする右ストレートは当たるのかどうか。
115ポンド(約52.1キロ)を体重上限とするスーパー・フライ級だが、気の強い好戦派同士だけにKO決着は必至といえる。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・フライ級トップ戦線の現状

WBA   :河野公平(ワタナベ)
WBA暫定:ルイス・コンセプション(パナマ)
WBC   :カルロス・クアドラス(メキシコ)
IBF    :マクジョー・アローヨ(プエルトリコ)
WBO   :井上尚弥(大橋)

5本のベルトは軽量級の層が厚い日本と中米カリブの選手が独占している。そんななか、わずか8戦(全勝7KO)で2階級制覇を成し遂げたWBO王者の井上尚弥(大橋)、すでに4度の防衛を果たしているWBC王者のカルロス・クアドラス(メキシコ)が双璧といえる。井上は昨年12月の戴冠試合で右拳を負傷したためブランクをつくったが、12月29日に1年ぶりに戦線復帰する。相手のWBO1位、ワルリト・パレナス(フィリピン)は勝っても負けてもKOという選手。井上のリング・パフォーマンスに要注目だ。クアドラスは34戦33勝(26KO)1分の戦績を誇る実力派で、V3戦では現WBA暫定王者のルイス・コンセプション(パナマ)にも勝っている。
IBF王者のマクジョー・アローヨ(プエルトリコ)は双子のマクウィリアムスとともに08年北京五輪に出場した実績を持つ29歳のサウスポーで、プロでは17戦全勝(8KO)と負け知らずだ。10月に亀田興毅の挑戦を退けた河野公平(ワタナベ)は11月23日が35歳の誕生日だが、まだまだ老け込んではいない。コンセプションとの団体内統一戦が実現すれば好勝負になりそうだ。
この階級はクアドラスに挑戦する江藤光喜(白井・具志堅)をはじめ、元世界フライ級王者の五十嵐俊幸(帝拳)、日本王者の石田匠(井岡)、東洋太平洋王者の井上拓真(大橋)、帝里木下(千里馬神戸)、松本亮(大橋)、翁長吾央(大橋)といった日本人選手がトップ15内に入っており、世界挑戦の機会をうかがっている。

  • みどころ

テンポの速い技術戦か
ゲバラのボディブローは要注意

法政大学時代にアマチュアの全日本選手権で優勝した実績を持つ木村が、プロ転向9年目で念願の世界戦のリングに上がる。相手のゲバラは昨年12月、八重樫東(大橋)をボディブローで沈めて戴冠を果たした26歳の実力者。木村にとって楽観的な予想は立たない相手だが、それだけに攻略のしがいがあるともいえる。
ゲバラは08年3月にプロデビュー後、28戦26勝(17KO)1敗1分の戦績を残している右のボクサーファイター型で、ワンツーの切れやタイミングのいい左フック、左ボディブローを得意としている。日本のファンにとっては11ヵ月前の八重樫戦が印象深く残っているはずだ。今年4月の初防衛戦でもリチャード・クラベラス(フィリピン)を左のボディブローで沈めている。7月のV2戦ではサウスポーのガニガン・ロペス(メキシコ)を倒せなかったが、無難に退けて安定感をみせつけた。木村の映像をチェックしたというゲバラは「キムラはスピードがあるので要注意」と警戒している様子だ。
その木村は06年にプロ転向後、やや遠回りをして世界挑戦に辿り着いた。3戦目で6回引き分け、6戦目では5回負傷判定負けと伸び悩み、2年近く実戦から遠ざかった時期もあった。11年には現WBA世界ライト・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)に6回負傷TKO負けを喫してもいる。木村が本領を発揮し始めたのは14年2月、日本王者になったあたりからだ。戴冠試合こそ堀川謙一(SFマキ=現日本ライト・フライ級王者)と接戦だったが、初防衛戦では国内最上位でWBO14位にランクされていた知念勇樹(琉球)に快勝。V2戦では山口隼人(TEAM 10 COUNT)を8回TKOで一蹴した。前哨戦となった8月のヘスス・ファロ(メキシコ)との試合はフルマークの完勝だった。20戦17勝(3KO)2敗1分の戦績が示すように、木村はKOを売りにするスラッガーではない。
上体の柔らかい動きとブロックで相手の攻撃を防ぎ、同時にワンツーやフック、近距離ではアッパーも繰り出して攻める右のボクサーファイター型だ。ゲバラ戦に関しては「先手をとって自分の流れをつくりたい」と大まかなプランを口にしている。
経験値を含めた総合的な戦力で勝るゲバラ有利は動かしがたいところといえる。リズミカルな動きから繰り出す右ストレート、左フック、そして八重樫を沈めた左のボディブローは要注意といえよう。
木村は後手に回ると苦しくなるだけに、早い段階で仕掛けてペースを引き寄せたい。前半で優位に立ってゲバラの焦りを誘うことができれば勝機が広がるはずだ。


Written by ボクシングライター原功

ライト・フライ級トップ戦線の現状

WBA   :田口良一(ワタナベ)
WBA暫定:ランディ・ペタルコリン(フィリピン)
WBC   :ペドロ・ゲバラ(メキシコ)
IBF    :ハビエル・メンドサ(メキシコ)
WBO   :ドニー・ニエテス(フィリピン)

この階級も日本、フィリピンのアジア勢とメキシコ勢がトップを占めるという状況になっている。WBO王座を4年間に8度防衛しているドニー・ニエテス(フィリピン)は33歳のベテランだが、そのほかは大晦日にV2戦を行うWBA王者の田口良一(ワタナベ)が28歳、木村悠(帝拳)の挑戦を受けるWBC王者のペドロ・ゲバラ(メキシコ)が26歳、さらに12月29日に八重樫東(大橋)の挑戦を受けるIBF王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)が24歳、そしてWBA暫定王者ランディ・ペタルコリン(フィリピン)が23歳と、若い王者が多い。裏を返せば、それだけ王者の入れ替わりが激しいともいえる。事実、ニエテス以外の4王者はすべて最近の16ヵ月以内の戴冠である。
木村を含めランカー陣も日本、タイ、フィリピンのアジア勢と、メキシコ、ニカラグアなど中米勢が目立つ。

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