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みどころ・試合内容 /
2015年11月22日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

4階級制覇王者 VS 25歳の若獅子
オッズは11対5でアルバレス有利

スーパー・ライト級、ウェルター級、スーパー・ウェルター級、そしてミドル級を制覇したベテランのミゲール・コット(プエルトリコ)が、若く勢いのあるサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の挑戦を受ける。ともに直近の試合では会心のKO勝ちを収めており、自信を深めている。スリルに富んだ打撃戦が期待される。
コットは12年にフロイド・メイウェザー(アメリカ)、オースティン・トラウト(アメリカ)に連敗を喫してトップ戦線から離脱しそうになったが、13年になってフレディ・ローチ・トレーナーとコンビを組んで復活。昨年6月にはかつてのパウンド・フォー・パウンド常連、セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)から計4度のダウンを奪って10回終了TKO勝ち、プエルトリコ初の4階級制覇を成し遂げた。新興のロックネイション・スポーツとプロモート契約を交わした後、今年6月の初防衛戦では元WBA&IBF王者ダニエル・ギール(オーストラリア)を豪快な4回TKOで屠っている。得意の左フックで相手のアゴを打ち抜いてダウンを奪うなど文句のない内容だった。10月29日に35歳の誕生日を迎えたが、衰えはまったく感じられない。ローチ・トレーナーと組んでからは3連続KO勝ちと、むしろ絶好調だ。「やるべきことはローチ・トレーナーがすべて指示してくれる。私はそれに合わせてトレーニングするだけ。11月21日にはミゲール・コットのすべてを披露できるだろう」と自信をみせる。ローチ・トレーナーも「たぶんコットがアルバレスをノックアウトしてしまうだろう」と後押ししている。
一方のアルバレスも13年9月にメイウェザーに判定負けでWBA&WBC世界スーパー・ウェルター級王座を失ったが、その後は3連勝(2KO)と復調している。昨年7月のエリスランディ・ララ(キューバ)との一戦は噛み合わせが甘いまま不完全燃焼に終わったが、今年5月のジェームス・カークランド(アメリカ)との試合は真っ向勝負となり、戦慄的な3回KO勝ちを収めている。特に2度目のダウンを奪った右アッパー、フィニッシュブローの右ストレートは圧巻だった。あらためて稀有な才能を見せつけた試合といえよう。世界戦の数ではコットの23戦(19勝16KO4敗)には及ばないものの、それでも25歳にして8戦(7勝4KO1敗)を経験しており、大きく見劣りするものではない。むしろ若い分だけ伸びしろを多く残しているともいえる。アルバレスは「コットのような本物のチャンピオンと戦うことができて光栄だ。私には体力、スピードに加えパワーも経験もある。勝利を確信している」と、こちらも自信に溢れている。
コットが44戦40勝(33KO)4敗、アルバレスが47戦45勝(32KO)1敗1分と、戦績面の数字やKO率などはほぼ互角といっていい。こうしたなか体格ではアルバレスが勝っている。身長、リーチとも170センチのコットに対し、アルバレスは175センチ、179センチと数字上はわずかだが、全体的なフレームではひと回り大きい。ともにミドル級にしては計量の部類に入るため、試合は両陣営の合意で155ポンド(約70.3キロ)の契約体重で行われる。
試合11日前時点のオッズが11対5と出ているように、若くて大きく、さらに耐久面でも上を行くアルバレス有利の声が多い。3年半前、シェーン・モズリー(アメリカ)にそうしたようにスピードに乗った左ストレートで突き放し、右ストレート、左フック、アッパー、ボディブローなど幅広く多彩なブローで攻め切ってしまう可能性は十分といえよう。
その一方、コットがガードを固めて圧力をかけ、インサイドに入って左ボディブローから左フックで攻略してしまう姿も想像できる。5年半前、コットの3歳上の兄ホセ・ミゲール・コットがアルバレスに9回TKO負けを喫しているだけに、仇討の執念も無視はできないものがある。ことにライバル意識が強いプエルトリコ対メキシコの組み合わせだけに、アルバレスが正面からの打ち合いに固執するようだとリスクははね上がりそうだ。
最高2000ドル(約24万6000円)の値がつけられたチケットが早々に完売したほどの人気カード。勝者がゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン=WBAスーパー王者、WBC暫定王者、IBF王者)との頂上決戦に向かう注目度の高い試合ということもあり、中身の濃いスリリングな攻防を期待したい。

 


Written by ボクシングライター原功

ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA   :ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)
WBA暫定:アルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ)
WBC   :ミゲール・コット(プエルトリコ)
WBC暫定:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
IBF    :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBO   :アンディ・リー(イギリス)

ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の存在感が際立っている。すでにWBA王座は15連続KO防衛まで伸び、この10月には一撃必倒の左フックの持ち主、デビッド・レミュー(カナダ)をも8回TKOで完封、IBF王座も獲得した。
さらに昨年10月に手に入れたWBCの暫定王座が効いており、今回のミゲール・コット(プエルトリコ)対サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の勝者と対戦する権利をWBCから保障されている。
WBA王者のダニエル・ジェイコブス(アメリカ)は長年の友人でもある前WBO王者のピーター・クィリン(アメリカ)との「ブルックリン対決」が決まっており、また、サウスポーのWBO王者、アンディ・リー(イギリス)もビリー・ジョー・サンダース(イギリス)との初防衛戦が組まれている。
こうしたなかIBFの挑戦者決定戦でイーモン・オケイン(イギリス)を下したトゥレアノ・ジョンソン(バハマ)が早々とウェイティング・サークルに入っている。また、WBAの暫定王座を放棄したクリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)もゲイリー・オサリバン(アイルランド)との試合で指名挑戦権ゲットを狙っている。WBC、IBF5位、WBO8位、WBA14位の村田諒太(帝拳)も割り込みを狙っている。

資料<TALE OF THE TAPE>

  コット アルバレス
生年月日/年齢 1980年10月29日/35歳 1990年7月18日/25歳
出身地・国籍 プエルトリコ メキシコ
アマチュア戦績 148戦125勝23敗
(116戦93勝23敗説も)
※2000年シドニー五輪出場
45戦41勝4敗
プロデビュー 01年2月 05年10月
獲得王座 WBOスーパー・ライト級
WBA&WBOウェルター級
WBAスーパー・ウェルター級
WBCミドル級
WBC&WBAスーパー・ウェルター級
身長/リーチ 170センチ/170センチ 175センチ/179センチ
戦績 44戦40勝(33KO)4敗 47戦45勝(32KO)1敗1分け
KO率 75% 68%
世界戦の戦績 23戦19勝(16KO)4敗 8戦7勝(4KO)
タイプ 右ボクサーファイター型 右ボクサーファイター型
ニックネーム JUNITO CANELO
  • みどころ

ボンバー・レフト VS 元五輪出場のエリート
オッズは約3対2で三浦有利

13年4月の戴冠後、圧倒的な強さを見せつけて4度の防衛を果たしている三浦隆司(帝拳)のV5戦。ボクシングの聖地ともいえるラスベガスで指名挑戦者のフランシスコ・バルガス(メキシコ)を迎える。ともに攻撃型だけにジャッジ不要のKO決着が濃厚だ。
三浦は「ボンバー・レフト」というニックネームが象徴するように、サウスポーから打ち込む左ストレートを中心にした強打でKOの山を積み上げてきた。戴冠試合で4度、初防衛戦とV2戦では2度ずつ、そしてV3戦と4度目の防衛戦では各1度のダウンを奪っている。内山高志(ワタナベ)に挑戦して敗れた11年1月のWBA戦でも相手にカウントを聞かせており、6度の世界戦で計11度のダウンを奪った計算になる。直近のビリー・ディブ(オーストラリア)戦では相手が失神するほどの痛烈なKOを見せつけている。最近の三浦は左が強調されがちだが、もともとは右フックが決め手だった。いまは左右ともに一撃でKOを生み出す破壊力があるといっていいだろう。
挑戦者のバルガスは08年北京オリンピックのライト級でベスト16に入ったアマエリートで、10年3月にプロに転向した。4戦目で引き分けを経験した以外は順調に白星を重ね、ここまで23戦22勝(16KO)1分という戦績を残している。キャリアの途中まではゴールデンボーイ・プロモーションズが慎重なマッチメークをしてきたが、この2年ほどは逆に強豪との手合わせが増えてきた。のちに世界挑戦するジェリー・ベルモンテス(アメリカ)、元世界ランカーのアブネル・コット(プエルトリコ)、さらには元世界2階級制覇王者のファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)、WBC22位のウィル・トムリンソン(オーストラリア)らを連破。一時はWBCとWBO両団体で1位に名を連ねた。手数の多い右のボクサーファイター型だが、映像をチェックした三浦は「アマエリートはいうけれど、オリンピックに出たとは思えないほど荒っぽい。基本に忠実なボクシングもできるのかもしれないが、打撃戦を好むタイプ」と分析している。
序盤こそ偵察に時間を割くことになるかもしれないが、ともに攻撃力に自信を持つタイプということを考えると比較的早い段階で打撃戦に突入することになるのではないだろうか。「右でも左でも倒せる。ボディブローも有効だと思う」と三浦はKO防衛の青写真を明かす。バルガスも「三浦のパンチは強いが、こちらも倒すパンチを持っている。打撃戦が理想的な展開」と話している。一瞬たりとも目の離せないスリリングな打撃戦になりそうだ。オッズは経験値と決め手で勝る三浦が約3対2で有利と出ている。

資料(1)<三浦隆司 V4の軌跡>

13年4月 ガマリエル・ディアス(メキシコ)
(WBC世界スーパー・フェザー級王座獲得)
9回TKO 東京
13年8月 セルヒオ・トンプソン(メキシコ) 12回判定 メキシコ
13年12月 ダンテ・ハルドン(メキシコ) 9回TKO 東京
14年11月 エドガル・プエルタ(メキシコ) 6回TKO 横浜
15年5月 ビリー・ディブ(オーストラリア) 3回TKO 東京

資料(2)<TALE OF THE TAPE>

  三浦 バルガス
生年月日/年齢 1984年5月14日/31歳 1984年12月25日/30歳
出身地 秋田県(日本) メキシコシティ(メキシコ)
アマチュア実績 40戦34勝(22KO)6敗
国体少年の部優勝
08年北京五輪出場
プロデビュー 03年7月 10年3月
プロ戦績 33戦29勝(22KO)2敗2分 23戦22勝(16KO)1分
身長/リーチ 169センチ/178センチ 173センチ/178センチ
タイプ 左ファイター型 右ボクサーファイター型
ニックネーム 「ボンバー・レフト」 「EL BANDIDO」(悪党)

Written by ボクシングライター原功

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