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みどころ・試合内容 /
2015年3月9日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

ドイツの元世界王者対決
オッズは大接近 11対10でスティーグリッツ

ミドル級時代に4度の世界王座獲得実績を持っているシュトルムと、スーパー・ミドル級で2度の戴冠を果たしているスティーグリッツ。ドイツをベースに活躍する元世界王者ふたりが75.5キロ(166.45ポンド)契約の12回戦で拳を交える。知名度も経験値も高い実力者同士のサバイバルマッチは接戦が予想される。

 シュトルムは2000年シドニー・オリンピックに出場後、01年1月にプロデビュー。2年後にWBO世界ミドル級王座を獲得したが、2度目の防衛戦でオスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)に惜敗。しかし、「地元判定」の声も出るほどの健闘で株を上げた。以後、3度の戴冠を加え、合計4度の王座獲得を成し遂げているスピードを生かした右の技巧派ボクサーで、左ジャブの正確さと手数には定評がある。デラ・ホーヤのほかハビエル・カスティジェホ(スペイン)、マシュー・マックリン(イギリス)、マーティン・マレー(イギリス)、ダニエル・ギール(オーストラリア)、サム・ソリマン(オーストラリア)、ダーレン・バーカー(イギリス)など強豪との手合わせも多い。しかし、12年以降は5戦2勝(1KO)2敗1無効試合と不本意な戦績となっている。今回の試合内容と結果次第でスーパー・ミドル級への転向を計画しており、ボクサー生命にもかかわる重要な一戦と位置づけることができる。

 一方のスティーグリッツにとっても絶対に落とせない試合といえる。09年にWBO世界スーパー・ミドル級王座を獲得したスティーグリッツは12年8月〜13年3月まで無冠だった時期はあるものの、5年ほど世界王座に絡んできた。しかし、昨年3月にアルツール・アブラハム(ドイツ)との3度目の対決に敗れてからは再び無冠に戻り、そのまま現在に至っている。いまもWBO1位にランクされており、アブラハムとの第4戦にも意欲をみせている。

ただし、ここで敗れることは致命的な後退となるだけに、こちらも負けられない一戦といえる。傑出したパンチの切れやパワーがあるわけではないが、バランスよく備わった戦力を持つ右のボクサーファイター型だ。

 21度の世界戦(15勝5KO4敗2分)を含めて46戦39勝(18KO)4敗2分1無効試合の戦績を残しているシュトルムと、13度の世界戦(10勝4KO3敗)を含めて51戦47勝(27KO)4敗の戦績を収めているスティーグリッツ。実力伯仲のライバル対決は駆け引きを交えた接戦が予想される。オッズはスティーグリッツ有利ながら11対10と接近している。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC   :アンドレ・ウォード(アメリカ)
WBA      :カール・フロッチ(イギリス)
WBA暫定   :フェドル・チュディノフ(ロシア)
WBC      :アンソニー・ディレル(アメリカ)
IBF       :カール・フロッチ(イギリス)
WBO      :アルツール・アブラハム(ドイツ)

 09年〜11年にかけて行われたスーパー・ミドル級最強決定トーナメント「スーパー・シックス」で優勝したアンドレ・ウォード(アメリカ)が長らく第一人者の地位にあったが、故障とビジネス上のトラブルで戦線を離脱。今夏までには復帰という情報もあるが、まだ具体的な試合日程は出ていない。WBAとIBFの2団体の王座を持っているカール・フロッチ(イギリス)は、すでにIBF王座の返上を表明している。WBA王者としてフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)との対戦を熱望している。3月に内定した対決を一度は自身のケガで先延ばしにしており、今夏の実現が期待されている。フロッチが放棄したIBF王座は、ジェームス・デゲイル(イギリス)とアンドレ・ディレル(アメリカ)で決定戦の計画が進んでいる。そのディレルの1歳下の弟アンソニー・ディレル(アメリカ)は昨年8月、サキオ・ビカ(カメルーン/オーストラリア)を下して戴冠。4月にはバドゥ・ジャック(スウェーデン/アメリカ)を相手に初防衛戦が決まっている。この試合の勝者には1位の指名挑戦者ジョージ・グローブス(イギリス)との対戦が義務づけられている。WBO王者アルツール・アブラハム(ドイツ)は14年3月に返り咲き後、順調に防衛回数を伸ばしている。
 無冠組では前出のチャベス、デゲイル、アンドレ・ディレル、グローブスらがチャンピオン級の力を持っている。ここにベテランの前WBO王者ロバート・スティーグリッツ(ドイツ)と元ミドル級王者フェリックス・シュトルム(ドイツ)、そしてサウスポーのホープ、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)が絡む構図となっている。


  • みどころ

14戦全勝(8KO)の20歳 VS ウクライナの強豪
成長株フューリーに注目

フューリーは94年9月生まれの20歳で、13年3月のプロデビュー後、2年足らずで14戦全勝(8KO)のレコードを残している。まだ著名どころとの対戦はないが、198センチの長身とタイソン・フューリー(イギリス=WBO世界ヘビー級1位)の従兄弟という関係にあり、注目度は高い。

一方のルデンコは83年9月生まれの31で、06年10月にプロデビューしてから26戦24勝(16KO)1敗1無効試合という好戦績を残している。13年まで1無効試合を挟んで24連勝を記録していたが、昨年8月にルーカス・ブラウン(オーストラリア)とのWBAインターコンチネンタル・ヘビー級王座決定戦で12回判定負けを喫している。これが再起戦となる。

20歳の新鋭フューリーがまた一歩前進するのか、それとも経験で勝るルデンコが待ったをかけるのか。ヘビー級らしい迫力ある攻防を期待したい。

 


Written by ボクシングライター原功

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