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みどころ・試合内容 /
2015年2月23日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

2階級制覇王者 VS 24歳の好戦派
王者ニエテスに経験と地の利

フィリピンとメキシコは軽量級の選手層が厚いことで知られており、ともに数多くの世界王者を輩出している。両国は軽量級においてはライバル関係にあるといってもいいだろう。今回はフィリピンの誇る2階級制覇王者ニエテスに、24歳の好戦派ベラルデが挑むという構図になる。

ニエテスは03年にプロデビューした12年選手で、07年9月にWBOのミニマム級王座を獲得し、11年10月にはWBOのライト・フライ級王座も獲得した世界2階級制覇王者だ。世界戦だけで10戦をこなし9勝(3KO)1分の戦績を残している。この引き分けは13年3月にモイセス・フェンテス(メキシコ)戦のものだが、昨年5月の再戦では9回KOでライバル関係にけりをつけている。ニエテスは適度に足をつかいながら出入りする右のボクサーファイター型で、丹念に左ジャブを突いたかと思うとラフな左右を振ってみたりと硬軟併せ持ったタイプといえる。決め手は相手の肩越しやクロス気味に叩きつける右で、V3戦ではカウンターで打ち込んだ右ストレート一撃で挑戦者をキャンバスに沈めている。

挑戦者のベラルデは07年にプロデビューした24歳の若手で、これが2度目の世界挑戦となる。13年5月、来日して宮崎亮(井岡)の持つWBAミニマム級王座に挑んだときは5回にカウンターの左フックを浴びて敗れたが、4回までは互角の戦いをみせていた。両ガードを比較的高く上げた構えから積極的に相手にプレッシャーをかけ、中間距離で左右の連打を浴びせるタイプだ。機をみて構えを左にスイッチするなど、器用な一面も持っている。宮崎戦後はIBFの中南米ミニマム級王座を獲得するなど3連勝(1KO)と調子を取り戻している。1階級上げての挑戦となるが、体格面のハンディキャップはないとみていいだろう。

ベラルデがガードを固めながらプレッシャーをかけ、ニエテスが足をつかいながら出入りする展開が予想される。挑戦者の果敢なアタックに対応が遅れるようだとニエテスは厳しい戦いを強いられそうだが、経験値で勝る王者が容易に相手に主導権を渡すとも思えない。硬軟織り交ぜたボクシングでベラルデをコントロールしていくとみる方が自然であろう。総合力に加え地の利もあるニエテスが着実にポイントを重ねていくのではないだろうか。

 


Written by ボクシングライター原功

ライト・フライ級トップ戦線の現状

WBA      :田口良一(ワタナベ)
WBA暫定   :ランディ・ペタルコリン(フィリピン)
WBC      :ペドロ・ゲバラ(メキシコ)
IBF       :ハビエル・メンドサ(メキシコ)
WBO      :ドニー・ニエテス(フィリピン)

メキシコとフィリピンがふたつずつ王座を保持し、そこに昨年の大晦日に戴冠を果たした田口良一(ワタナベ)が割って入っているという構図だ。11年10月に戴冠を果たしたニエテスを除く4人は、いずれもこの半年ほどの間に王座を獲得しており、トップの入れ替わりの激しさを物語っている。八重樫東(大橋)との決定戦を制してWBC王座を獲得したペドロ・ゲバラ(メキシコ)は3月か4月に初防衛戦を計画中と伝えられ、IBF王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)は4月25日にミラン・メリンド(フィリピン)の挑戦を受けることになっている。  ランカー陣ではWBOの指名挑戦権を持つ前IBF、WBO世界ミニマム級王者フランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)、日本のリングに上がったこともあるガニガン・ロペス(メキシコ)らが実力者といえる。変わったところでは24戦全KO勝ちの41歳、アリ・レイミ(イエメン)もいる。
 この階級では元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(井岡)、日本王者の木村悠(帝拳)、そして19歳のホープ、井上拓真(大橋)も挑戦の機会をうかがっている。

※15年2/13時点でのデータです


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