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みどころ・試合内容 /
2015年6月15日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

4階級制覇王者 VS 元WBA&IBF王者
経験値の高い34歳同士の注目カード

22度の世界戦(18勝15KO4敗)を経験し、プエルトリコ人として初の4階級制覇を成し遂げたコットと、7度の世界戦でWBAとIBF王座を獲得した実績を持つギール。王者と挑戦者の立場の違いはあるものの、経験値の高い34歳同士の興味深い一戦だ。特に人気のあるコットは前WBA、WBC世界スーパー・ウェルター級王者のサウル・アルバレス(メキシコ)や、同じミドル級のWBAスーパー王者でWBC暫定王者のゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)らから対戦のラブコールを受けているだけでなく、フロイド・メイウェザー(アメリカ)との再戦プランも浮上しており、そのリング・パフォーマンスと結果が注目されている。
コットは2000年のシドニー五輪にライト・ウェルター級で出場後、01年にプロデビュー。ここまで43戦39勝(32KO)4敗の戦績を残している。キャリアの約半数が世界戦という中身の濃さだ。長いことトップランク(TR)社と組んで活動してきたが、09年に自ら「ミゲール・コット・プロモーションズ」を興し、12年にはゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と提携。しかし、メイウェザー、オースティン・トラウト(アメリカ)に連敗を喫したのを機に再びTR社と手を組み、昨年6月にセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)から現在の王座を獲得した。ひと回り体の大きいサウスポーの王者から4度のダウンを奪うという派手な勝利(10回TKO)だった。今年に入って今度は新興のロックネイション・スポーツと契約を交わし、これが初戦となる。
一方のギールも2000年のシドニー五輪に出場した経験を持っている。こちらはウェルター級(1回戦敗退)だった。03年の世界選手権に出場後の04年10月にプロに転じ、11年のキャリアで34戦31勝(16KO)3敗の戦績を収めている。世界王座は11年5月、セバスチャン・シルベスター(ドイツ)からIBFミドル級王座を奪い、2度防衛後の12年9月にはIBF王者のフェリックス・シュトルム(ドイツ)にも相手国で判定勝ち、2団体の統一王者になった(のちにWBA王座は返上)。2年前、ダーレン・バーカー(イギリス)に小差の判定負けを喫して王座を明け渡し、昨年7月にはゴロフキンに挑戦して3回TKO負けと、ここ2年は武運から見放されている感もある。しかし、同国人の世界ランカー、ガース・ウッドやジャーロッド・フレッチャーには完勝するなど、世界トップの実力はキープしている。
身長、リーチとも170センチとミドル級にしては極端に小柄なコットに配慮してか、試合は157ポンド(約71.2キロ)の契約となっている。それでもオッズは4対1でコット有利と出ている。踏み込みをともなった正確な左ジャブで突破口を開き、懐に潜り込んで左ボディブロー、左フック、右フックで王者が攻め落としてしまう可能性が高いとみられているわけだ。「プエルトリカン・デー」のクライマックスとして行われる試合だけに、大声援を受けたコットが一気に突っ走ることも頭の隅に置いておきたい。その一方、逆にギールが左ジャブと足を効率的につかってポイントを稼ぐ可能性も捨てきれないものがある。身長で7センチ、リーチで10センチ勝るギールには、その体格差を生かして競り勝つだけのスキルもあると思われるだけに予断は禁物といえよう。

 


Written by ボクシングライター原功

ミドル級トップ戦線の現状

WBA SC :ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA   :ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)
WBA暫定:クリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)
WBC   :ミゲール・コット(プエルトリコ)
WBC暫定:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
IBF    :空位
WBO   :アンディー・リー(アイルランド)

5月16日のウィリー・モンロー・ジュニア(アメリカ)戦では隙をみせた印象のあるゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)だが、6回TKO勝ちで14連続KO防衛を果たしている。相手のパワー不足を見越しての雑な試合運びという好意的な見方がある一方、攻略のヒントがみえたという見方もあるが、この2団体王者がミドル級の主役であることは誰もが認めるところだ。WBC王者のミゲール・コット(プエルトリコ)は実績や経験値ではゴロフキンの上を行くが、ミドル級では体格的に大きなハンディキャップがあるのも事実。WBCはゴロフキンとの団体内統一戦を迫っているが、実現は難しいだろうとみられている。今回、ダニエル・ギール(オーストラリア)を退けた場合、フロイド・メイウェザー(アメリカ)との3年ぶりの再戦に向かうのか、サウル・アルバレス(メキシコ)戦を選択するのか、それともゴロフキンとの統一戦を受けるのか注目される。
このほか骨肉腫を克服してWBA王者になったダニエル・ジェイコブス(アメリカ)、右フックに一発KOの破壊力を秘めた好戦派サウスポー、WBO王者のアンディー・リー(アイルランド)、90年代初頭に2階級制覇を成し遂げた父親のあとを継ぐクリス・ユーバンク・ジュニア(イギリス)とタレント性豊かな選手がベルトを腰に巻いている。
リーとはダウン応酬のすえ引き分けたピーター・クィリン(アメリカ)、IBF王座の決定戦に出場する元王者ハッサン・ヌダム・ヌジカム(カメルーン/フランス)とカナダの倒し屋、デビッド・レミューらが続いている。そして忘れてはならないのが12年ロンドン五輪金メダリストで、現在はWBC7位、IBF9位、WBO11位にランクされる村田諒太(帝拳)である。年内の挑戦も視野に入れているというから、その動向から目が離せない。


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