25th

WOWOW

PC迚

縺泌刈蜈・縺ッ縺薙■繧

Not Found Not Found

みどころ・試合内容 / 2015年1月19日 放送

みどころ・試合結果

※My番組登録はこちらから

Not Found Not Found
  • みどころ

砂嵐 VS 南米の宝石
再起をかけた元王者同士の対決

ブラッドリーは14年4月にマニー・パッキャオ(フィリピン)との再戦で12回判定負けを喫し、2年前にパッキャオを破って獲得したWBO世界ウェルター級王座から陥落。一方、前WBA暫定世界ウェルター級王者のチャベスは14年8月、ブランドン・リオス(アメリカ)戦で9回反則負けを喫している。ともに再起をかけた需要な一戦ということになる。

ブラッドリーは「砂嵐」の異名を持つ好戦的な右ボクサーファイター型だが、極めてファイターに近い戦闘スタイルといえる。33戦31勝(12KO)1敗1無効試合の戦績が示すとおり一発の破壊力には欠けるが、回転の速い連打に定評がある。パッキャオのほかファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)、ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)デボン・アレキサンダー(アメリカ)レイモント・ピーターソン(アメリカ)といったトップ選手たちから勝利を挙げており、その総合力は高く評価されている。S・ライト級王者時代のケンドール・ホルト(アメリカ)戦や、プロボドニコフ戦でダウンを喫しているように決して打たれ強いタイプではないが、回復力は速い。スターが揃うウェルター級トップ戦線に踏みとどまるためにも、ここで存在感を示しておく必要がある。

対するチャベスは「LA JOYA」(ラ・ホヤ=宝石)というニックネームを持つ28歳で、12年7月から13年7月までWBAのウェルター級暫定王者だった実績がある。この王座はキース・サーマン(アメリカ)に敗れて失ったが、14年2月に再起。半年後のリオス戦で肘打ちによる9回反則負けを喫したわけだが、8回まではジャッジ二者から75対74で支持されていた。25戦23勝(19KO)2敗と高いKO率を誇る強打者で、自分から攻め込む場合もあれば相手を呼び込んでカウンターを合わせるときもある。現在はWBA7位、IBF9位、WBO10位にランクされており、ここでブラッドリーを破るようなことがあれば再浮上は確実となる。

パンチの回転力と手数の多さを身上とするブラッドリーが仕掛け、チャベスが迎え撃つ展開が予想される。ブラッドリーの果敢な攻撃にチャベスが抗いきれないようだと、中盤から終盤にかけて徐々に追い込まれてレフェリー・ストップという可能性もある。逆に勢い込んで攻めるブラッドリーの出端にチャベスのカウンターが決まればダウン、あるいはKOシーンという可能性もある。主導権争いの前半を経て、中盤から激しい競り合いになりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

マニー・パッキャオ

マニー・パッキャオ

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA スーパー:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
WBA    :空位
WBA暫定 :キース・サーマン(アメリカ)
WBC    :フロイド・メイウェザー(アメリカ)
IBF     :ケル・ブルック(イギリス)
WBO    :マニー・パッキャオ(フィリピン)

フロイド・メイウェザー(アメリカ)、マニー・パッキャオ(フィリピン)という世界的なスーパースターが頂点に君臨する注目のクラスだ。この両者は何度か対戦の交渉が持たれたが、その都度、決裂してきたが、再び対決の機運が盛り上がっている。2月で38歳になるメイウェザー、昨年12月に36歳になったパッキャオ。雌雄を決するために残された時間には限りがある。

IBF王者ケル・ブルック(イギリス)は高いレベルで戦力が整った正統派のボクサーファイターだ。昨年8月にショーン・ポーター(アメリカ)から王座を奪い、12月には初防衛戦が計画されたが、暴漢に襲われて負傷、思わぬ回り道をすることになってしまった。 春には初防衛戦がセットされそうだ。WBAの暫定王者キース・サーマン(アメリカ)も無敗を保っている。強打が最大の売りだが、足をつかったボクシングもできる。

このほか5階級制覇を狙うファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)、WBC1位のアミール・カーン(イギリス)、捲土重来を期すポーター、ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)、マルコス・マイダナ(アルゼンチン)、ロバート・ゲレロ(アメリカ)ら元王者にも要注目だ。そして、ルイス・カルロス・アブレグ(アルゼンチン)を倒してトップ戦線に割り込んできた元オリンピアン、サダム・アリ(アメリカ)からも目が離せなくなってきた。こうしたなか亀海喜寛(帝拳)も日本人初のウェルター級世界王者を目指している。

※14年12/13時点でのデータです


  • みどころ

ロシア出身のエリート VS 好戦的な強打者
五輪出場の実績を持つサウスポー同士の対決

この王座はピーター・クィリン(アメリカ)が持っていたが、コロボフとの指名防衛戦の興行権が新興のプロモーターに落札されたため、それに反旗を翻すかたちで14年9月にベルトを放棄してしまった。クィリン戦が実現していれば47万ドル(約5600万円)の報酬が見込まれたコロボフだが、紆余曲折を経てリーとの王座決定戦に臨むことになった。コロボフはアマチュア時代、05年と07年の世界選手権を連覇した実績を持っている。08年の北京五輪では2回戦で敗退したが、その際、大本命の不覚にAP通信が「コロボフ敗退」のニュースを配信したほどだった。拠点をアメリカに移して08年11月にプロ転向。以後はトップランク社の庇護もあり24戦全勝(14KO)を収めている。サウスポーの技巧派強打者で、左ストレートと右フックが主武器といえる。

一方のリーはアイルランド人の両親のもとイギリスで誕生。8歳でボクシングを始め、14歳でアイルランドに帰国した経歴を持っている。アマチュア時代には03年の世界選手権にも出場。余談だが、このときはカザフスタン代表のゲンナディ・ゴロフキン(現WBA世界ミドル級スーパー王者、WBC暫定王者)にポイント負けを喫している。04年のアテネ五輪にはアイルランド代表として出場している(1回戦でメキシコ代表のアルフレド・アングロにポイント勝ち、2回戦でカメルーン代表のハッサン・ヌダム・ヌジカムにタイスコアで敗退)。プロ転向は06年のことで、以後はエマヌエル・スチュワード・トレーナー兼マネージャーに師事してきたが、同氏が12年に死去したため「彼のためにも絶対に世界王者になる」と意気込んでいる。プロ戦績は35戦33勝(23KO)2敗。こちらもサウスポーだが、直近の試合でジョン・ジャクソン(バージン諸島)を5回に逆転KOしたように、188センチの長身から振り抜く右フックの破壊力には定評がある。

サウスポー同士の対戦だが、総合力で勝るコロボフ有利の予想は揺るがないところといえる。オッズも3対1でコロボフがリードしている。ただし、リーの右フックが波瀾を起こす可能性も決して低くはない。

 


Written by ボクシングライター原功

Not Found Not Found