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みどころ・試合内容 /
2015年12月7日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

連打型の「砂嵐」 VS タフなファイター
新チームで臨むブラッドリー

回転の速い連打で相手を追い込むデザート・ストーム(砂嵐)、ブラッドリーの王座返り咲き後の初防衛戦。後退をしらない猛烈なファイター、リオスを退けることができるのか。
ブラッドリーは身長168センチ、リーチ175センチとウェルター級にしては小柄だが、「砂嵐」のニックネームがぴったり合う好戦的な選手だ。12年以降の6試合でKOから遠ざかっているように一発の破壊力という点では課題が残るが、とにかくパンチそのものの数が多く、回転力も速い。接戦が多いのも特徴のひとつだが、手数と攻撃姿勢が評価されて微差をものにしながら勝ち残ってきた。現在の王座は今年6月、ジェシー・バルガス(アメリカ)に判定勝ちを収めて獲得したもので、1年2ヵ月ぶりの返り咲きだった。バルガス戦後、ジョエル・ディアス・トレーナーとのコンビを解消し、新たにテディ・アトラス・トレーナーと組んだ。「すべてが新鮮で吸収すべきことが多い」とブラッドリーはプラス効果を強調している。新コンビとしてのデビュー戦だけに、実戦でも呼吸が合うかどうか注目される。
対するリオスは元WBA世界ライト級王者で、この試合に飛び級の2階級制覇がかかっている。こちらも身長、リーチとも173センチと大きくはないが、体そのものは分厚い。ライト級時代から減量苦で知られ、計量で失格したことがある。計量後のリバウンドも常に大きく、たびたび問題視されている。戦闘スタイルは至ってシンプルだ。多少の被弾は覚悟のうえで相手に肉薄し、重量感のある左右のパンチで捻じ伏せてしまう。肉を切らせて骨を断つ典型的なタイプで、こちらも「BAM BAM」というニックネームがマッチした戦い方といえる。12回判定負けを喫した13年11月のマニー・パッキャオ(フィリピン)戦をはじめ、9回反則勝ちのディエゴ・チャベス(アルゼンチン)戦、3回終了TKO勝ちのマイク・アルバラード(アメリカ)戦とウェルター級で3試合をこなしており、転級の不安はないとみていいだろう。こちらにも名匠の誉れ高いロベルト・ガルシア・トレーナーがついている。
ともに連打型の好戦派だが、ブラッドリーがスピードを生かした回転力で勝負するのに対し、リオスは体力とパワーで攻めるタイプといえる。足を止めた単純な殴り合いではリオスに分があるが、ブラッドリーがそんな愚を犯すとは思えない。前後左右に動きながら相手を揺さぶり、持ち味のスピードを生かして攻めるものと思われる。パッキャオやチャベス、アルバラードらのパンチでも音を上げなかったリオスだが、波状攻撃にあったときにどう対応するのか見ものだ。オッズは4対1でブラッドリー有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA:キース・サーマン(アメリカ)
WBC:空位
IBF :ケル・ブルック(イギリス)
WBO:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

フロイド・メイウェザー(アメリカ)が引退し、長年のライバルだったマニー・パッキャオ(フィリピン)も来年4月の試合を最後にグローブを壁に吊るすと公表している。その相手が誰になるのか注目されるところだが、いずれにしても両輪が抜けることになるのは間違いないところだ。
そんななかWBA王者のキース・サーマン(アメリカ)、IBF王者のケル・ブルック(イギリス)は無敗のうえ潜在能力も高いとあって大きな期待を担っている。ブルックは10月に予定されたディエゴ・チャベス(アルゼンチン)とのV3戦を自身の負傷で流したが、来年は3試合を行う計画と伝えられる。サーマンには元王者のショーン・ポーター(アメリカ)との対戦プランが持ち上がっているが、まだ煮詰まっていないようだ。WBO王者のティモシー・ブラッドリー(アメリカ)はブランドン・リオス(アメリカ)戦をクリアした場合、WBOから22戦全勝(12KO)の27歳、サダム・アリ(アメリカ)との防衛戦を義務づけられている。その一方でスーパー・ウェルター級進出も視野に入っており、今後の動向が注目される。
無冠組ではパッキャオのほかアミール・カーン(イギリス)、ポーターら実績も実力もある選手が各団体のランキング上位を占めている。スーパー・ライト級から参入してきたダニー・ガルシア(アメリカ)には、来年1月に元世界4階級制覇王者ロバート・ゲレロ(アメリカ)との次なるテストマッチが用意された。メイウェザーの引退で空位になったWBC王座だけでなく、空白感そのものを誰が埋めるのか注目していきたい。

  • みどころ

ウクライナのハイテク VS メキシコの若獅子
ロマチェンコのスピードとスキルに注目

ロマチェンコは08年北京五輪のフェザー級で金メダルを獲得し、フェザー級の実施がなかった12年ロンドン五輪ではライト級で金メダルを獲得したエリート選手で、アマチュア戦績は397戦396勝1敗と伝えられる。複数の敗北があるという説もあるが、五輪のほか世界選手権連覇の実績や完成度の高い戦いぶりをみると1敗説の方が高い説得力があるように思える。
そのロマチェンコはトップランク社と契約して13年10月にプロ転向。2戦目の戴冠こそ逃したが、昨年6月には当時無敗のゲイリー・ラッセル(アメリカ)を12回判定で下してWBO王座を獲得してみせた。その9ヵ月後にラッセルがWBC王座を獲得していることを考えても、ロマチェンコの総合力が高いことがうかがい知れる。フェイントを入れた動きのなかで相手の隙を突いて精度の高い左右を打ち込むサウスポーのボクサーファイター型で、ボディブローも巧みだ。「ハイテク」のニックネームそのまま、ボクシングは緻密で正確だ。5戦4勝(2KO)1敗。
挑戦者のコアシチャは29戦25勝(15KO)4敗の24歳で、5割を超すKO率を残している。昨年5月のイギリス遠征でリー・セルビー(イギリス=現IBF世界フェザー級王者)に12回判定負けを喫したが、その後は4連勝(3KO)と好調だ。やや前傾姿勢で果敢に試合をつくりに行く右のボクサーファイター型で、「ロマチェンコが優れた選手であることは認めるが、圧力をかけて動きを封じる」と初の大舞台を前にしても臆した様子はない。
しかし、戦力を比較するとロマチェンコが大きく勝っていることは間違いない。右ジャブと足で挑戦者をコントロールし、ボディブローを交えた自在な攻撃で徐々にダメージを与えていく様子が目に浮かぶ。


Written by ボクシングライター原功

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