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みどころ・試合内容 /
2015年8月31日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

挑戦者陣営に王者の元トレーナー
それでもコバレフのV6は不動か

2年前に戴冠を果たしたあとは圧倒的な強さを見せつけているコバレフが、IBFの指名挑戦者モハメッディを迎えて6度目の防衛戦に臨む。今回も圧勝が予想されてはいるが、挑戦者陣営にはコバレフの元トレーナーで現在はゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)らを指導するアベル・サンチェス氏がついているだけに、両選手の策やセコンド陣の指示にも注目したい。
コバレフはアマチュアに215戦193勝22敗の好戦績を残しているが、同じロシアにはマット・コロボフやアルツール・ベテルビエフといったアマエリートがいたため国内トップに立つのも難しく、国際大会への出場も限られていた。それでも09年にアメリカでプロデビュー後は順調に白星を重ね、この6年で28戦27勝(24KO)1分というみごとなレコードを記している。13年8月、相手の地元に乗り込んでネイサン・クレバリー(イギリス)を4回TKOで仕留めてWBO王座を獲得。イスマエル・シラク(ウクライナ)を2回、セドリック・アグニュー(アメリカ)を7回、ブレーク・カパレージョ(オーストラリア)を2回、と3人の挑戦者をいずれもKO(TKO)で退け、昨年11月にはWBAとIBFの2冠王者バーナード・ホプキンス(アメリカ)にも完勝。この試合ではKOこそ逃したものの、世界戦だけで30戦を超す狡猾な策士からダウンを奪って大差をつけるという文句のない内容だった。そして今年3月のV5戦では元王者のジャン・パスカル(カナダ)を8回でストップしている。巧みに圧力をかけて右ストレートを被せ、前に出ながら左をフォロー。さらに右、左で畳みかける攻撃パターンを確立している。「クラッシャー」(破壊者)の名に恥じない倒しっぷりといえる。ホプキンス戦では12ラウンドを戦い抜き、スタミナも問題ないことを証明済みだ。
これに対し05年にプロデビューしたモハメッディは10年間で40戦(37勝23KO3敗)の経験を持っており、この点では王者の上を行く。対戦相手の質や中身の濃さではコバレフに譲るものの、こちらも世界戦(クレバリーに挑戦して12回判定負け)の経験をはじめフランス国内王座、EBU−EUヨーロッパ王座を獲得するなどなかなか内容は濃いものがある。昨年6月にはアナトリー・ドゥドチェンコ(ウクライナ)を7回TKOで下してIBFの指名挑戦権を掌中に収めている。その前後からサンチェス・トレーナーの指導を仰ぐようになった。当時からコバレフへの挑戦話はあったが、モハメッディ陣営が「サンチェス・トレーナーとのコンビが馴染むまで、もう少し時間が必要」との判断で檜舞台を先延ばしにしてきた経緯がある。こうしたなかモハメッディは昨年11月、今年3月と続けてコバレフの防衛戦の前座に出場して顔と名前を売ってきたわけだ。モハメッディは比較的ゆったりした構えから左ジャブを突いて試合を組み立てる右のボクサーファイター型で、変則的な動きが多い。6割近いKO率を誇る反面、自身の耐久力には疑問符がつく。
攻撃力をはじめ総合力で大きく勝るコバレフ有利は不動といえる。 モハメッディは足と左ジャブ、トリッキーな動きで勝負を後半以降に持ち込みたいが、それは簡単なことではなさそうだ。サンチェス・トレーナーがどんな策を用いるのか、コバレフの師で元世界ミドル級王者のジョン・デビッド・ジャクソン・トレーナーがどんな指示を出すのか、両陣営のセコンドにも要注目だ。

 


Written by ボクシングライター原功

ライト・ヘビー級トップ戦線の現状

WBA SC :セルゲイ・コバレフ(ロシア)
WBA   :ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)
WBC   :アドニス・スティーブンソン(カナダ)
IBF    :セルゲイ・コバレフ(ロシア)
WBO   :セルゲイ・コバレフ(ロシア)

3団体の王座を持つセルゲイ・コバレフ(ロシア)とWBC王者アドニス・スティーブンソン(カナダ)を2強と呼んでいいだろう。今回のナジブ・モハメッディ(フランス)戦が6度目の防衛戦となるコバレフに対し、「スーパーマン」のニックネームを持つサウスポーのスティーブンソンも5度の防衛をこなしており、実績面は甲乙つけがたい。昨年来、統一戦の話も出てはいるが、なかなか実現していないのが現実だ。近春にはWBCが興行権入札まで指示したが、ビジネス面での拘束を嫌ったコバレフ側が応じなかった経緯もある。スティーブンソンも9月にトミー・カーペンシー(アメリカ)とのV6戦が決まっており、頂上決戦は早くても来年以降ということになりそうだ。
こうしたなか、2強に肉薄しつつあるのがアマチュア時代にコバレフに2度勝っているアルツール・ベテルビエフ(ロシア) だ。2度の五輪出場経験のあるベテルビエフはプロデビューこそ13年6月と遅いが、ここまで元世界王者ふたりを含む9人の対戦者すべてをKOで屠っている。各団体で上位に進出してきており、いつ、誰に標的を絞るのか注目される。
このほかフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)をストップして株を上げたアンドレイ・フォンファラ(ポーランド)、元王者のジャン・パスカル(カナダ)、WBC1位のイサック・チレンバ(マラウィ)らも力がある。


  • みどころ

再起戦の元世界王者 VS 16戦全勝のホープ
パスカルの経験が一枚上か

元WBC世界ライト・ヘビー級王者のパスカルは今年3月、セルゲイ・コバレフ(ロシア)の持つ3団体統一王座に挑んだが、3回にプロ初のダウンを喫したすえ8回TKOで敗れた。今回はそのコバレフのV6戦のアンダーカードでの再起戦となる。ハイチ出身のパスカルは04年のアテネ五輪出場にプロ転向を果たし、09年にはWBC世界ライト・ヘビー級王座を獲得した。4度の防衛を果たしたものの11年5月、バーナード・ホプキンス(アメリカ)に判定負け、図らずも48歳4ヵ月の王者誕生に貢献するかたちとなった。その後は元IBF世界スーパー・ミドル級王者のルシアン・ビュテ(ルーマニア)に勝つなど3勝1無効試合と復調。コバレフへの挑戦はその余勢を駆ってのものだったが、厚い壁に跳ね返された。まだ32歳、老け込む年齢ではないだけに、どこまで調子を戻しているかが試されることになる。34戦29勝(17KO)3敗1分1無効試合。
対するゴンサレスはキューバ出身の30歳で、アメリカに亡命後の10年にプロデビュー。5年間で16連勝(12KO)を収めている。まだ力量を図る強豪との対戦がないだけに、今回のパスカル戦でヴェールを脱ぐことになりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

世界戦では異例の4度目の対決
2勝1敗のアブラハムが11対8で有利

この両者、WBO世界スーパー・ミドル級王座をかけて過去に3度対戦し、アブラハムが2勝1敗と勝ち越している。12年8月の初戦は判定勝ちでアブラハムが王座を獲得し、IBFのミドル級に続き2階級制覇を達成した。13年3月の再戦はスティーグリッツが4回負傷TKO勝ちで王座を奪回したが、1年後の14年3月のラバーマッチでは最終回にダウンを奪ったアブラハムが競り勝ち王座を取り戻している。両者の対抗心、執念には頭が下がる思いだ。
アブラハムは攻防分離のスタイルながら右強打を軸に強引な攻撃をするボクサーファイターで、46戦42勝(28KO)4敗と比較的高いKO率を残している。しかし、最近の6戦はすべて12回判定勝ちに留まっており、相手に研究されていることがうかがえる。もっとも、そのなかで確実に勝利を握っている点は評価すべきなのだろうが。
対するスティーグリッツはライバルとの第3戦後、再起戦でWBOインターコンチネンタル王座を獲得し、昨年11月にはミドル級から上げてきたフェリックス・シュトルム(ドイツ)に競り勝って今回の挑戦に繋げてきた。
3試合で計28ラウンドにわたって手合わせしてきた両者だけに、相手の長所、弱点は掌握済みであろう。そのうえでどう策を練って来るか。11対8で有利とみられているアブラハムは「もうこれが最後だ。相手が言い訳のできないような勝ち方をして決着をつける」と意気込んでいる。

 


Written by ボクシングライター原功

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