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みどころ・試合内容 /
2015年8月24日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

元5階級制覇王者 VS 元フランス&欧州王者
ドネアのパフォーマンスに要注目

ドネアはフライ級、スーパー・フライ級、バンタム級、スーパー・バンタム級、そしてフェザー級までの5階級を制覇したが、昨年10月にニコラス・ウォータース(ジャマイカ)に6回TKO負け。それを機にスーパー・バンタム級に戻した。今年3月には元世界ランカーのウィリアム・プラド(ブラジル)に2回TKO勝ちを収めており、これが再起第2戦となる。今回の試合を前にWBA王者スコット・クィッグ(イギリス)から対戦の逆指名があったほか、WBCからはウーゴ・ルイス(メキシコ)との挑戦者決定戦に臨むよう指示もあったが、ドネア陣営はこれらを断ってセットウル戦を選択した。内容と結果しだいではクィッグへの挑戦が具体化するだけに重要な試合といえる。
もともとドネアは構えを左右にスイッチすることもできる器用な選手だが、最近はやや強引な攻撃が目立つ。11年2月のフェルナンド・モンティエル(メキシコ)戦や12年12月のホルヘ・アルセ(メキシコ)戦の左フックなどは狙い澄ました力強いパンチだったが、この数戦は力任せに振り抜いているイメージが強い。階級を上げたことを過剰に意識しているのではないかと思えるほどだ。ウォータース戦でも最後は逆転を狙って強引に打って出たところを迎撃されている。再起戦となったプラド戦では巧みにプレッシャーをかけながら圧倒したが、力量差が明らかだったため復調の度合いを測りきれないところもあった。本来の持ち味であるスピードとタイミング、攻防のバランスがどの程度、矯正されているのか注目したい。
セットウルは23戦20勝(8KO)3敗とパワーの点ではドネアに及ばないが、12年にはフランスの国内王座とEBU-EUヨーロッパ王座も手に入れており、また今年3月まではWBCで31位にランクされていた。侮れない相手といえそうだ。細身の体を比較的アップライトに構え、そこから速い左ジャブを繰り出して流れをつくるタイプといえる。大きく振る右は要注意だが、攻撃力は明らかにドネアが上と思われる。
経験値を含め総合的な戦力で大きく勝るドネアが圧力をかけ、セットウルが足と左で抵抗しながら迎え撃つ展開が予想される。ドネアが格下の相手を侮らずに丁寧な試合運びを心がければ、流れを引き寄せることは難しくないだろう。この試合の先に計画されているクィッグとの試合をシミュレートしながら見るのも一興だ。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・バンタム級トップ戦線の現状

WBA SC :ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
WBA   :スコット・クィッグ(イギリス)
WBA暫定:モイセス・フローレス(メキシコ)
WBC   :レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
IBF    :カール・フランプトン(イギリス)
WBO   :ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)

実績、総合力ではギジェルモ・リゴンドー(キューバ)がトップを行くが、試合枯れ状態が続いている。昨年12月に来日して天笠尚(山上)を退けてからリングに上がっておらず、次戦も具体化していない。9月で35歳になるだけに、今後は時間との戦いも強いられることになりそうだ。対照的に勢いがあるのがIBF王者のカール・フランプトン(イギリス)だ。昨年9月、キコ・マルチネス(スペイン)に快勝して戴冠を果たしたフランプトンは、今年2月には指名挑戦者のクリス・アバロス(アメリカ)を一蹴して勢いを増している。今春、業界で絶大な影響力を持つアル・ヘイモン氏と契約を交わし、アメリカでアレハンドロ・ゴンサレス・ジュニア(メキシコ)を相手にV2戦を行うことになっている(9月7日のエキサイトマッチで放送予定)。
そのフランプトンとライバル関係にあるのがWBAのレギュラー王者、スコット・クィッグ(イギリス)だ。戴冠はこちらが先で、すでに5度の防衛を果たしているが、昨年11月の大竹秀典(金子)戦で拳を痛めたため、今回のマルチネス戦まで8ヵ月のブランクができてしまった。ビジネス上、フランプトンとの統一戦は難しくなったが、代わりにノニト・ドネア(フィリピン)との大一番が浮上しているだけに、リング外の動きにも注目したい。
WBC王者のレオ・サンタ・クルス(メキシコ)はフェザー級進出が既定路線になっており、元世界3階級制覇王者アブネル・マレス(メキシコ)との試合が決まっている。IBFの指名挑戦権を持つ和氣慎吾(古口)も挑戦の機会をうかがっているが、まだ具体的な話にはなっていない。


  • みどころ

3階級制覇の天才 VS イギリスのハンマー
オッズは王者有利ながら13対11と接近

昨年12月、ハビエル・プリエト(メキシコ)との王座決定戦で鮮やかな4回KO勝ち、3階級制覇を成し遂げたリナレスが、指名挑戦者ミッチェルが待つイギリスはロンドン、O2アリーナに乗り込んで初防衛戦に臨む。身長174センチ、リーチ176センチ、41戦38勝(25KO)3敗のリナレス、身長173センチ、リーチ173センチ、41戦39勝(29KO)2敗のミッチェル。13対11でわずかにリナレス有利とみられているが、ともに耐久面に課題があるだけにどう転ぶか分からないカードだ。
リナレスはスピードとテクニック、回転の速いコンビネーションを備えた万能型で、この3年間は7連勝(5KO)と調子がいい。アメリカ、メキシコ、日本と戦う場所も選ばず、さらに逞しさが増した印象だ。
ミッチェルは10年、12年と2度の世界挑戦経験を持つ実力者だが、肝心なところで3回TKO負け、4回TKO負けを喫して出世を阻まれている。しかし、こちらも13年以降は6連勝(5KO)と調子を上げている。今年1月にはダニエル・エストラーダ(メキシコ)との挑戦者決定戦で8回TKO勝ちを収めており、自信を増していることだろう。適度に足をつかいながら飛び込む右のボクサーファイター型で、主武器は大きく巻き込むような左フックと右ストレートだ。地の利も生かして悲願を達成したいところだが、打たれ脆さがあるだけに読み切れない点もある。もっともそれはリナレスにも言えることで、よって試合は常にKOのスリルを孕んだ緊迫したものになりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

32戦無敗のV5王者 VS 長谷川穂積を倒した男
オッズは4対1でクィッグ有利

クィッグは12年11月に暫定王座を獲得し、その後、正王者に昇格。これが6度目の防衛戦となる。スーパー・バンタム級にしては身長173センチと大柄で、体格を生かした左ジャブを突きながら機をみて飛び込む右のボクサーファイター型といえる。V2戦から3試合続けて3ラウンド以内でTKO勝ちを収めるなどエンジンのかかりも早く、大竹秀典(金子)とのV5戦では12ラウンドをフルに戦い切ったようにスタミナもある。
対するマルチネスは13年8月から昨年9月までIBF王座を持っていた元王者だ。14年4月、2度目の防衛戦では来日して長谷川穂積(真正)を7回TKOで退けている。こちらは身長160センチ(長谷川戦時の計測値)と決して大きくはないが、圧力をかけながら懐に入って左右のフック、アッパーを突き上げる好戦派といえる。王座を失ったカール・フランプトン(イギリス)戦ではダウンを喫しており、長谷川戦でも被弾して足が突っ張るなど耐久面には不安を抱えている。無冠になってからは「バンタム級に落として逆2階級制覇を狙う」と宣言していたが、今回、元のスーパー・バンタム級で返り咲きのチャンスをつかんだ。
マルチネスが圧力をかけながら前進、それをクィッグが足と左ジャブで捌く展開が予想される。一気に間合いを詰めて連打を見舞うパターンに持ち込めればマルチネスの勝機は増すが、4対1のオッズが示すとおりクィッグが簡単にそれを許すとは思えない。まずは序盤の距離の取り合いに注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功

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