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みどころ・試合内容 / 2014年3月10日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

元世界王者同士が再起戦で激突
トップ戦線残留をかけた強打者対決

44戦42勝(30KO)1敗1分、KO率68パーセント超のアルバレス(23歳)と、25戦22勝(18KO)3敗、KO率72パーセントのアングロ(31歳)。スター選手が鎬を削るS・ウェルター級トップ戦線にどちらが残るのか。オッズは7対1でアルバレス有利と出ているが、アングロの強打が波瀾を起こす可能性も十分にあるカードだ。

アルバレスは43戦負けなしでフロイド・メイウェザー(アメリカ)と対戦したが、持ち味を発揮できずに12回判定負けを喫した。

昨年9月のことである。メイウェザーを破って一気にスーパースターの座へ、という目論みははずれたが、ファンや関係者の期待は変わらず大きい。本人も即座に再起宣言をし、それを受けてゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)も契約を更改。今年は3月8日、7月26日、11月22日の3度、試合を組みショータイムでペイ・パー・ビュー(有料視聴)での放送を約束した。今回はその出直しの初戦となる。総合的に整った戦力を持つアルバレスは右のボクサーファイター型で、ワンツーと左フックに破壊的なパワーを秘めている。左ジャブも速く多彩で、受けに回った際の耐久力やスタミナも平均をはるかに上回る。

対する元WBO世界S・ウェルター級暫定王者アングロは、昨年6月にWBA同級暫定王座決定戦でエリスランディ・ララ(キューバ)に10回TKO負けを喫しており、こちらも再スタートの初戦となる。ララ戦では左フックで2度のダウンを奪ったアングロだが、右目上が腫れたため勝負を諦めることになった。

04年のアテネ五輪にも出場した経験を持つアングロだが、戦闘スタイルは必ずしも洗練されたものとはいえない。むしろ粗さの目立つラフファイターといっていいかもしれない。自分のリスクも高いが、その分、観客へのアピール度も高いものがある。

総合力ではアルバレスが上回っており、それがそのまま勝負に直結する可能性もある。左ジャブで相手をコントロールしておいて機を見てワンツー、左フックで攻め落とすというパターンだ。ボディブローも効果的かもしれない。アルバレスが中盤あたりでけりをつけるという見方がある一方、アングロの強打が波瀾を起こす可能性も決して低くはないように思える。一定以上のタフネスを誇るアルバレスだが、アングロの左フックを直撃されて立っていられる保証はどこにもない。タイトルこそかかっていないが、世界戦に勝るとも劣らない注目のカードといえる。

 


Written by ボクシングライター原功



フロイド・メイウェザー

フロイド・メイウェザー

スーパー・ウェルター級トップ戦線の現状

WBAスーパー:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
WBA暫定   :エリスランディ・ララ(キューバ)
WBC      :フロイド・メイウェザー(アメリカ)
IBF       :カルロス・モリナ(メキシコ)
WBO      :デメトリアス・アンドレイド(アメリカ)

5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)のひとり勝ちといえる。昨年9月、WBAとWBCの王座を保持していたサウル・アルバレス(メキシコ)に完勝し、あらためて無敵ぶりを印象づけている。2月24日に37歳の誕生日を迎えたが、一向に衰えは感じられない。今年も5月3日と9月の2試合を予定している。WBAの暫定王者エリスランディ・ララ(キューバ)はサウスポーの技巧派強打者で、アルフレド・アングロ(メキシコ)、オースティン・トラウト(アメリカ)を連破して評価を上げている。
IBF王者カルロス・モリナ(メキシコ)は執拗な攻撃型の選手だが、決め手に欠けるだけに今後は厳しい戦いが続きそうだ。伸びしろという点ではWBO王者デメトリアス・アンドレイド(アメリカ)が一番か。身長とリーチに恵まれた痩身のサウスポーで、懐の深さを生かして戦うため厄介な相手といえる。ただし、耐久力やスタミナなど、まだ十分に試されていない面もある。

ランカー陣では、高い総合力を備えているアルバレスが最注目選手といえる。今回のアングロ戦を最高のかたちでクリアすれば、再びメイウェザー戦が期待されるようになるのではないだろうか。元3階級制覇王者ミゲール・コット(プエルトリコ)も注目されていたが、6月にミドル級のWBC王者セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)に挑戦することになった。昨年11月の王座決定戦でアンドレイドに判定負けを喫したバーネスマーティロスヤン(アルメニア)、元王者オースティン・トラウト(アメリカ)らも巻き返しを狙っている。38歳の元2階級制覇王者アンソニー・ムンディン(オーストラリア)も元気だ。


  • みどころ

3階級制覇を目指す天才 VS 童顔のスナイパー
リナレス有利は不動 荒川は乱戦に活路

フェザー級とS・フェザー級で戴冠実績を持つリナレスは28歳の右ボクサーファイターで、38戦35勝(23KO)3敗の戦績を残している。スピードとテクニック、連携の速いコンビネーションを武器にする天才型の選手といえる。しかし、三つの敗戦がいずれもKO(TKO)によるものであることでも分かるように、打たれた場合の耐久力に課題を抱えている。

一方の荒川は日本と東洋太平洋のライト級王座を獲得した実績を持つ32歳のサウスポーで、これが再起戦でもある。昨年7月のWBC世界ライト級暫定王座決定戦ではオマール・フィゲロア(アメリカ)と激闘を展開したが、2度のダウンが響いて判定負けを喫している。その敗戦が糧になっているのか、それとも心身にダメージとして残っているのか、不確定な要素があるのも事実だ。戦績は28戦24勝(16KO)3敗1分。

スピードや攻撃の多彩さ、経験値などで勝るリナレス有利は動かしがたいものがある。スロースタートの傾向がある荒川が出だしで躓くようだと、中盤を待たずに決着がつくことも考えられる。その一方、サウスポーの荒川が乱戦に巻き込んで勝利をもぎ取ることや、一撃で仕留める可能性もある。ともに序盤の戦いには安定感を欠くだけに、1ラウンドから目の離せない試合になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



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