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みどころ・試合内容 / 2014年1月20日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

キューバ出身のジャッカル VS ガーナ出身のキングコング
ドネアを撃破したリゴンドーの技巧に要注目

昨年4月、WBO王者だったノニト・ドネア(フィリピン)との統一戦に判定勝ちを収め、2団体のベルトを腰に巻いたリゴンドーの通算6度目の防衛戦。
元IBF世界バンタム級王者ジョセフ・アグベコ(ガーナ)を相手に、今度はどんなリング・パフォーマンスをみせるのか注目したい。

リゴンドーは2000年シドニー大会、04年アテネ大会と五輪連覇を果たすなどアマチュアで247戦243勝4敗の戦績を残している(他説あり)。キューバはスポーツのプロ活動を禁じているため、09年に亡命してプロに転じた。プロデビューを果たしたときは28歳で、33歳の現在まで12戦して全勝(8KO)を記録している。世界戦ではリカルド・コルドバ(パナマ)、ウイリー・ケイシー(アイルランド)、リコ・ラモス(アメリカ)、テオン・ケネディ(アメリカ)、ロバート・マロクィン(アメリカ)と、比較的地味な相手を退けてきたため実力に見合った評価を得ていたとは言い難かったが、ドネアに勝ったことで株は急上昇した。動物的な勘を備えたサウスポーのカウンター・パンチャーで、卓抜したスピードとどんな状況でも冷静さを保つ強靭な精神力を持っている。弱点があるとすれば、打たれた場合の耐久力であろう。コルドバ戦やドネア戦ではダウンを喫し、マロクィン戦では膝を揺らすなどタフネス面には疑問符がついている。

挑戦者のアグベコは「キングコング」というミドルネームを持っている。07年〜09年、09年〜10年の2度、IBFのバンタム級王座に君臨した実績を持っており、地力は誰もが認めるところだ。ビック・ダルチニャン(アルメニア)やアブネル・マレス(メキシコ)といった世界的ビッグネームとの対戦もあり、知名度も高い。ガーナはもちろんのことトーゴ、象牙海岸、ベニン、セネガル、ナイジェリア、南アフリカ共和国、イギリス、ドイツ、アメリカと10ヵ国で試合するなど経験値も高い。パンチ力とタフネスに定評のある実力者だが、プロモートの問題があって試合間隔が空き気味なのが惜しまれる。まだまだ老け込む年齢ではないだけに、大暴れを期待したいところだ。

今回もリゴンドーはスピードを生かした出入りのボクシングに徹することは確実と思われる。焦点はアグベコがそのスタイルを崩すことができるかどうかの一点に絞られるといっていいだろう。アグベコが早い段階で王者のリズムと戦闘スタイルを崩す、あるいはひびを入れることができれば勝負の行方は混沌としそうだ。その一方、リゴンドーが早々から主導権を握るようだと試合はワンサイドになる可能性もある。キューバのジャッカルがガーナのキングコングに牙を突き立てるのか、それともキングコングがジャッカルを踏みつけるのか。

 


Written by ボクシングライター原功



  • みどころ

28戦無敗の王者 VS 2度目の挑戦にかける「南米の秘宝」
王者としての真価が問われるクィッグ

WBAのS・バンタム級王座はこの1年で大きく動いた。正規王者ギジェルモ・リゴンドーがWBO王者ノニト・ドネア(フィリピン)に勝ったことで「スーパー王者」に昇格。こうしたなか12年11月にレンドール・ムンロー(イギリス)を6回TKOで下して暫定王座を獲得していたクィッグは、13年10月のジョアンドリス・サリナス(キューバ)を前に正王者の認定を受けた。試合では辛うじてドロー、なんとかベルトと無敗(28戦27勝19KO1分)をキープした。ムンロー戦の快勝で評価を上げながら、サリナス戦でやや下降した株を再び上昇させることができるかどうか。クィッグにとっては王者としての真価が問われる一戦といえる。

クィッグはガードを固めた堅実なスタイルから、無駄打ちの少ないボクシングでじわじわと攻め込むタイプといえる。ムンロー戦はボディで攻略している。

対するシルバは中南米王座や南米王座、アルゼンチンのナショナル王座などを獲得した実績を持つ10年選手。世界戦は3回KOで散った09年3月のフェルナンド・モンティエル(メキシコ)戦以来2度目となる。左ジャブで入り、距離が合うとワイルドな左右で迫る右のボクサーファイター型だ。戦績は35戦29勝(15KO)2敗4分。

ともに奇策を用いるタイプではないため、序盤から正面から正攻法のやりとりが繰り返されることになりそうだ。防御の堅い若い王者が地元ファンの声援に押され、先手をとって攻めるのではないだろうか。

 


Written by ボクシングライター原功



ギジェルモ・リゴンドー

ギジェルモ・リゴンドー

S・バンタム級トップ戦線の現状

WBAスーパー:ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
WBA      :スコット・クィッグ(イギリス)
WBA暫定   :ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)
WBC      :レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
IBF       :キコ・マルチネス(スペイン)
WBO      :ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)

ノニト・ドネア(フィリピン)に勝ったギジェルモ・リゴンドー(キューバ)がトップを走る。一般ファンをも熱狂させるような好戦派ではないが、高い技術力とスピード、カウンターの妙は目の肥えたファンを唸らせるほどだ。バンタム級に続いて2階級制覇を果たしたWBC王者レオ・サンタ・クルス(メキシコ)がこれを追っている。ガードを固めながら圧力をかけて連打で追い込むスタイルを確立しており、そのボクシングがリゴンドーにも通用するか見てみたいところだ。プロモーターが異なるため現時点では実現は難しい。

ランカー陣ではクィッグと同じイギリス人のカール・フランプトン(17戦全勝12KO)が元気だ。ライバル対決の実現を望む声もある。クリスチャン・ミハレス、ウーゴ・カサレスのベテラン・メキシコ勢も王座を視界にとらえている。クィッグと引き分けたジョアンドリス・サリナス(キューバ)は負傷のため次戦が決まっていないが、怖い存在であることに変わりはない。

こうしたなか日本の長谷川穂積(真正)が3階級制覇を狙って待機している。勢いのある東洋太平洋王者の和氣慎吾(古口)、昨年4月に下世界王者のウィルフレド・バスケス(プエルトリコ)を破った石本康隆(帝拳)も好位置につけている。


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