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みどころ・試合内容 / 2014年8月4日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

10連続KO勝ちの「スーパーマン」登場
ポーランド出身のフォンファラ相手にV3戦

いま最もホットな倒し屋のひとり、「スーパーマン」の異名を持つサウスポーのスティーブンソンが登場する。189センチの長身ボクサーファイター、フォンファラを相手に今回も強打を叩きつけることができるのか。

スティーブンソンは20代のはじめに反社会的行為のため隔離された時期があったため、アマチュアでボクシングを始めたのは遅かった。それでも05年にはカナダのナショナル王者になり、世界選手権にも出場。翌年には英連邦大会で銀メダルを獲得している。ちなみに、このときの優勝者は現WBA世界ミドル級2位のジャーロッド・フレッチャー(オーストラリア)だった。スティーブンソンは38戦33勝5敗のアマ戦績を残して06年9月、29歳という遅いプロデビューを果たした。左構えからの強打を武器にKOの山を築いたスティーブンソンは、カナダのナショナル王座やWBC米大陸王座、NABA&NABO北米王座などを次々に獲得。昨年3月には過去唯一の敗北(2回TKO負け)を喫した宿敵ダーネル・ブーン(アメリカ)にも6回KOで雪辱した。世界王座獲得はその3ヵ月後のことだった。チャド・ドーソン(アメリカ)に挑んだスティーブンソンはわずか76秒、左クロス一発でドーソンを夢の国に送り込み、WBC世界L・ヘビー級のベルトを腰に巻いた。以後、元王者タボリス・クラウド(アメリカ)、イギリス期待のトニー・ベリューを終盤を待たずに下して2度の防衛を重ねている。この階級にしては身長180センチと大きくはないが、中間距離から鋭く踏み込んで左を一閃、数々の戦慄的なダウンシーン、KOシーンを生み出してきた。9月に37歳になるが、スタートが遅かったことが幸いしているのか肉体的な衰えはまったくみられない。不安があるとすればディフェンスの甘さか。

対するフォンファラはスティーブンソンよりも3ヵ月早い06年6月に自国ポーランドでプロデビュー。2戦目から主戦場をアメリカに移した。キャリア初期にふたつの敗北を喫しているが、ここ5年間は負けなしだ。特に10年以降の13戦は全勝で、しかも12KOという凄まじさである。このなかにはバイロン・ミッチェル(アメリカ)、グレン・ジョンソン(ジャマイカ)、ガブリエル・カンピージョ(スペイン)といった元世界王者が含まれている。
フォンファラはややスピードには欠けるものの、189センチの長身から左ジャブを繰り出して相手を徐々に追い詰め、切り札の右ストレート、長い腕を折りたたむようにして打つ左フックで白星を重ねてきた。

オッズは10対1で圧倒的にスティーブンソン有利と出ているが、これはダイナミックなKOを続けていることから来る印象度も後押ししているといえよう。それでも王者のKO防衛は堅いとみられている。フォンファラがどこまで粘って意地をみせるか。

 


Written by ボクシングライター原功



バーナード・ホプキンス

バーナード・ホプキンス

L・ヘビー級トップ戦線の現状

WBAスーパー:バーナード・ホプキンス(アメリカ)
WBA      :ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)
WBC      :アドニス・スティーブンソン(カナダ)
IBF       :バーナード・ホプキンス(アメリカ)
WBO      :セルゲイ・コバレフ(ロシア)

ミドル級と最重量級のヘビー級に挟まれたこのクラスは歴史的に見てもやや地味なイメージが強いが、現在は個性的な役者が揃っているといえる。WBAのスーパー王座とIBF王座を保持しているバーナード・ホプキンス(アメリカ)は49歳の大ベテランで、来年1月の50歳の誕生日までに4団体の王座統一を目標に掲げている。現に、今回、アドニス・スティーブンソン(カナダ)がアンドレイ・フォンファラ(ポーランド)からWBC王座を防衛すれば、一気に統一戦に向かう可能性がある。その反面、IBFからナジム・モハメーディ(フランス)との指名防衛戦を義務づけられてもいるため、まだ流動的な面が多いといえる。WBO王者のセルゲイ・コバレフ(ロシア)はロシアのトップアマとして活躍後、09年にプロ転向。ここまで25戦24勝(22KO)1分という極めて高いKO率を残している。元世界ミドル級王者ジョン・デビッド・ジャクソン・トレーナーの指導を受けており、31歳ながらこの勢いはまだ続きそうな気配だ。

スティーブンソンの3代前のWBC王者ジャン・パスカル(カナダ)も前出の現役王者たちと伍する力量の持ち主といえる。
強打者が揃うなか、テクニックに定評があるだけに誰と組んでも番狂わせの可能性があるといえる。


  • みどころ

「ベネズエラの恐怖」 VS 34歳の「達人」
オッズは11対8で挑戦者有利

ペレスは11年12月〜12年7月までWBA暫定世界S・ライト級王座に君臨していた実績を持っており、昨年11月に獲得した現在のベルトは2度のものということになる。身長180センチの右ボクサーファイター型で、必要に応じて足をつかいながら左ジャブ、右ストレートで切り込むタイプといえる。「エル・テリブレ(恐怖)」というニックネームがあるが、その異称ほどの迫力はない。むしろ技巧派のカテゴリーに入りそうだ。22戦19勝(13KO)1敗1分1無効試合。19の勝利のうちのひとつは昨年6月、亀海喜寛(帝拳)からあげたものだ。

挑戦者のヘレラは「マエストロ(達人)」と呼ばれる攻撃型のテクニシャンで、今年2月のダニー・ガルシア(アメリカ)戦に続く2試合連続の世界挑戦となる。ガルシア戦では大健闘、「ヘレラが勝っていた」という声も出たほどだった。そのほか無冠時代のルスラン・プロボドニコフ(ロシア)にも勝っており、底力は十分にある。ただ、最近の9試合はすべて判定勝負となっており、自身はタフだが決め手には欠けるというマイナス面もある。24戦20勝(7KO)4敗。

ともにテクニックを売りにする選手だが、ペレスは中長距離で足とワンツーでコントロールを試みるタイプで、ヘレラは距離を潰して接近を図るタイプと、得意とする距離とスタイルは異なる。よって序盤から距離を巡るせめぎ合いが展開されることになりそうだ。オッズは11対8、挑戦者ヘレラ有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功



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