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みどころ・試合内容 / 2014年8月18日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

無敵のジャッカル vs 36連勝中の37歳
熟練のサウスポー対決を制するのは?

リゴンドーは2000年シドニー五輪と04年アテネ五輪を連覇、さらに世界選手権でも2度の優勝を誇り、「キューバのアマチュア・ボクシング史上で最も優れた選手」(イスマエル・サラス・トレーナー)との評価を受けている。試合を主催するトップランク社が配布する資料には「アマチュア戦績は247戦243勝4敗」と記されている。
亡命して09年にプロ転向後は13戦全勝(8KO)と試合数は少ないが、そのうち7試合は世界戦(全勝3KO)と中身は濃い。特に昨年4月、WBO王者だったノニト・ドネア(フィリピン)をスピードとテクニックで上回って判定勝ちを収めた一戦は高く評価されている。相手の出方に合わせてサウスポーから繰り出すカウンターが主武器で、タイミングのいいボディブローは威力もある。反面、リスクを冒して自分から試合をつくりに行くことは少なく、しばしば噛み合わせの甘い戦いをみせてきたのも事実だ。それゆえにテレビ局から「並外れたスキルは認めるが、多くのファンが求めるエキサイティングな試合ではない」という評価を下されてもいる。いま、リゴンドーはプロフェッショナルとして岐路に立たされているといってもいいだろう。

そんなチャンピオンに挑むソッドは、リゴンドーの5倍に相当する66戦63勝(28KO)2敗1分の戦績を残している37歳のベテラン・サウスポーだ。目的は果たせなかったが05年と06年には2度、世界戦のリングにも上がっている。いずれもダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)とWBOのS・バンタム級王座を争ったもので、初戦(決定戦)は12回判定負け、再戦は左カウンターを浴びてうつ伏せに大の字になって初回KO負けという結果に終わっている。両ガードを比較的高く上げた構えから踏み込み、左ストレート、右フックを叩きつけるボクサーファイター型だ。特筆すべきはデ・レオンに倒されてからの8年間で、1引き分けを挟んで36連勝(18KO)を収めていることである。この間、WBCやWBOの地域タイトルを獲得し、世界ランクもWBO5位、WBA10位に上げてきた。

8年ぶりに訪れた3度目の世界挑戦に意気込むソッドが仕掛け、リゴンドーがカウンターで迎え撃つことになりそうだ。サウスポー同士の対決だけに、互いの右リード、左ストレート、右フックといったパンチに注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功



ギジェルモ・リゴンドー

ギジェルモ・リゴンドー

S・バンタム級トップ戦線の現状

WBAスーパー:ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
WBA      :スコット・クィッグ(イギリス)
WBA暫定   :ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)
WBC      :レオ・サンタ・クルス(メキシコ)
IBF       :キコ・マルチネス(スペイン)
WBO      :ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)

実績と総合力から判断して2団体統一王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)と、2階級制覇のWBC王者レオ・サンタ・クルス(メキシコ)が二強といえよう。サウスポーのリゴンドーがカウンターを主武器とする技巧派なのに対し、サンタ・クルスは圧力をかけながら執拗な上下の連打で押し込む好戦派とタイプは好対照だ。ともに対戦を意識しているだけに、直接対決で雌雄を決してほしいものだ。

WBAのレギュラー王者スコット・クィッグ(イギリス)、長谷川穂積(真正)を退けたIBF王者キコ・マルチネス(スペイン)も高報酬が見込めるサンタ・クルスとの対戦に意欲的だ。ただし、マルチネスはその前に9月6日、18戦全勝(13KO)のカール・フランプトン(イギリス)の挑戦を受けることになっており、これが大きな関門といえよう。ちなみに両者は13年2月に対戦、フランプトンが9回TKO勝ちを収めている。クィッグも9月13日に4度目の防衛戦を予定している。

ランカーのなかでは前出フランプトンのほかに、石本康隆(帝拳)に9回TKO勝ちを収めてIBFの指名挑戦権を手に入れたクリス・アバロス(アメリカ)に勢いがある。WBCの挑戦者決定戦、アンドレス・グティエレス対ウーゴ・ルイスのメキシカン対決も興味深いカードだ。東洋太平洋王者の和氣慎吾(協栄古口)も割って入るチャンスをうかがっている。


  • みどころ

五輪連覇のゾウに初のハードル
3度の世界挑戦経験者を相手に10回戦

04年アテネ五輪ライトフライ級銅、08年北京五輪と12年ロンドン五輪はフライ級で連覇。さらに03年の世界選手権で準優勝、05年と07年は優勝を収めている元アマエリート、ゾウのプロ5戦目。
わずか4勝(1KO)ながらWBA世界フライ級6位にランクされているゾウは、この試合をクリアすれば世界挑戦が具体化しそうな気配だけに、内容のともなった勝利がノルマといえそうだ。スピードと手数は申し分ないだけに、しっかりと決めきるだけのパワーがほしいところだ。

対するデラ・ローサは27戦23勝(13KO)3敗1分の戦績を残しているコロンビアの猛者だ。10年から13年にかけて世界王座に3度挑んだが、12回判定負け、8回TKO負け、1回TKO負けと目的を果たせずに終わっている。現在はIBF世界フライ級10位にランクされている。

長丁場の経験もあるデラ・ローサを相手にゾウがどんな戦いを見せるのか興味深い。短期決戦が予想しにくいカードだけに、ゾウのスタミナの配分や試合運びが注目される。

 


Written by ボクシングライター原功



  • みどころ

ハワイアン・パンチ vs メキシコの悪魔
元2階級制覇王者ビロリアの再起第2戦

フィリピン生まれで幼少期にハワイに移住したビロリアは「ハワイアン・パンチ」のニックネームを持つダイナミックな強打者で、2000年シドニー五輪出場後にプロ転向を果たしてから39戦33勝(19KO)4敗2無効試合の戦績を残している。L・フライ級で2度の世界王座獲得を果たしたほか、フライ級ではWBOとWBA2団体の世界王座を手に入れた実績を持っている。しかし、昨年4月に今回と同じマカオのリングで統一王座を失っており、これが再起第2戦となる。左フックを中心とした強打に定評があるが、ペースを乱されると単調で淡白な攻撃を繰り返す悪癖があるだけに、安定感はもうひとつといえる。

その隙を突きたいのがスニガだ。「ディアブリート」(悪魔)というニックネームを持つ25歳のメキシカンは、これまでにWBC中南米王座やWBC米大陸王座、WBC中米カリブ王座などを獲得した実績を持っている。昨年9月にはアルベルト・ローゼル(ペルー)の持つWBA暫定世界L・フライ級王座にも挑んだが、敵地ということもあり判定で惜敗した。17戦11勝(5KO)5敗1分と決して勝率は高くないが、侮ることは危険だ。

ビロリアの強打にアドバンテージのあるカードだが、元2階級制覇王者が序盤でつまづくようだと勝負の行方は分からなくなりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



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