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みどころ・試合内容 / 2013年11月4日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

元3階級制覇王者 VS カリブのジャガー
心機一転のコット、復活なるか

S・ウェルター級はフロイド・メイウェザー(アメリカ)を中心に活況を呈しているが、この男を忘れてはいけない。元世界3階級制覇王者ミゲール・コット(プエルトリコ)である。勝っても負けても常にエキサイティングな試合を提供し、多くのファンを持つカリブの強打者が再びトップ戦線に割って入ると、中量級戦はさらに熱くなるはずだ。

コットは04年にS・ライト級で世界王座を獲得後、なんと21試合連続で世界戦のリングに上がってきた。ウェルター級王座を奪い、失い、そしてS・ウェルター級のベルトも獲得、喪失と最近の5年は起伏が激しいが、現代のボクシングシーンを語る上では欠かせないスター選手といえる。このクラスでは身長170センチと小柄だが、踏み込みをともなったリードパンチと正確でパワフルな左右のコンビネーションでスリリングな試合を提供してきたものだ。09年からはプロモーション会社を興し、フェザー級のジェイソン・べレスらプエルトリコの後輩の売り出しにも力を注いでいる。コット自身は12年暮れ、シドニー五輪出場後のプロ転向時から一緒に歩んできたトップランク社を離れ、新たにゴールデンボーイ・プロモーションズと提携。昨年は同社の主催で5月にメイウェザー戦を行い、12月にはオースティン・トラウト(アメリカ)との試合に臨んだが、いずれも判定負けという結果に終わった。こうして短期間のうちにふたつの黒星が追加され、戦績は41戦37勝(30KO)4敗となった。

32歳のコットは心機一転を図り、再びトップランク社と手を組み、指導者もペドロ・ディアス・トレーナーからフレディ・ローチ・トレーナーにチェンジした。ここで負けて3連敗となればボクサー生命そのものが危うくなるだけに、極めて重要な試合ということになる。

そんなコットの相手を務めるデルビン・ロドリゲス(ドミニカ共和国)は、WBA世界S・ウェルター級4位にランクされる強豪だ。37戦28勝(16KO)6敗3分と決して勝率もKO率も驚く高いわけではないが、その実力は高く評価されている。
敗れはしたものの09年と12年には世界タイトルにも挑戦し、いずれも判定まで粘っている。身長179センチ、リーチも179センチといずれもコットを9センチ上回っており、体格面では大きなアドバンテージがある。勝てば3度目の世界挑戦が見えてくるだけに、モチベーションも高いはずだ。

5対1のオッズが示すとおり経験、実績、攻撃力で勝るコット有利は不動といえる。圧力をかけながらロドリゲスを後退させ、機を見て飛び込んでコンビネーションを叩きつけることができればジャッジの手を煩わせることなく勝利をつかむことができるだろう。しかし、大柄なロドリゲスの懐の深さに戸惑い、中途半端な距離と位置に留まるようだと苦戦を覚悟せねばなるまい。

 


Written by ボクシングライター原功



フロイド・メイウェザー

フロイド・メイウェザー

S・ウェルター級トップ戦線の現状

WBA スーパー:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
WBA 暫定   :エリスランディ・ララ(キューバ)
WBC       :フロイド・メイウェザー(アメリカ)
IBF        :カルロス・モリナ(アメリカ)
WBO       :空位

この9月にフロイド・メイウェザー(アメリカ)がサウル・アルバレス(メキシコ)に12回判定勝ち、相変わらず絶対王者としての地位を保っている。こうしたなか、WBA暫定王者エリスランディ・ララ(キューバ)と元WBA王者オースティン・トラウト(アメリカ)が12月にWBAのレギュラー王座の決定戦を行うことが決まっている。同様にWBO王座はバーネス・マーティロスヤン(アメリカ)と、デメトリアス・アンドラーデ(アメリカ)の元五輪代表同士が決定戦で拳を交えることになっている。IBF王座は9月にイシェ・スミス(アメリカ)からカルロス・モリナ(アメリカ)に移動したばかりだが、メイウェザーはもちろんのこと他団体の王者とは力量差がありそうだ。

メイウェザーに敗れはしたが、今回登場するミゲール・コット(プエルトリコ)、アルバレスの今後にも注目したい。すでにその両者の対戦プランも囁かれているほどだ。

若手では前出のマーティロスヤン、アンドラーデのほかスピードのあるジャーメル・チャーロ(アメリカ)にも注目したい。


  • みどころ

トップランク社の秘蔵っ子 VS ロシアの実力者
全勝の世界ランカー対決

ライト級でWBO1位、IBF3位、WBC20位にランクされる21戦全勝(16KO)のクロフォード。同じくライト級でIBF6位、WBO11位、WBC21位に名を連ねる16戦全勝(8KO)のクリモフ。タイトルこそかからないものの、事実上の挑戦者決定戦といっていい好カードだ。

クロフォードはアマチュア時代に全米ゴールデングローブ大会で準優勝、全米選手権では3位に入るなど活躍。08年にプロ転向を果たしている。俊敏な動きと多彩なブローを武器に勝ち進んできた。
トップランク社は次期世界チャンピオンとして大きな期待を寄せている。

対するクリモフは09年にプロデビュー後、ロシアの国内タイトルやUSNBC(アメリカ)タイトル、IBFインターコンチネンタル・タイトルなどを獲得。今年6月には世界ランカーのジョン・モリナ(アメリカ)に判定勝ちを収めている。177センチの長身選手だ。

勝者が世界挑戦権をアピールすることになるだけに、内容、結果に注目が集まる。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

ロシアのエリート VS 42歳の大ベテラン
上位進出の端緒を掴みたいコロボフ

コロボフはアマチュア時代に05年と07年の世界選手権で連続優勝、08年の北京五輪でも本命と見られていた。それだけに2回戦で敗退した際は「コロボフ敗れる」のニュースが流れたほどだった。

トップランク社と契約して08年11月にプロ転向を果たし、20戦全勝(12KO)と無敗を保っている。サウスポーのボクサーファイター型で、WBOでは13位にランクされている。すでに上位に割って入る力は十分にあると見られているが、陣営もトップランク社も慎重なマッチメークを続けている。このあたりで派手なKOで存在感を示しておきたいところだ。

相手のブリュワーは「BADBOY」と呼ばれる42歳の大ベテラン。46戦30勝(16KO)16敗と戦績は平凡の域を出ないが、敗れはしたもののケリー・パブリック、ジャーメイン・テイラー、マルコ・アントニオ・ルビオ、エリスランディ・ララといったトップ選手とも対戦している。また、元世界王者スティーブ・フォーブス、のちの世界王者コーネリアス・バンドレイジには価値ある判定勝ちを収めている。そんな古豪を相手にコロボフがどんな内容で、どんな結果を出すのか。上位進出、そして近い将来の世界挑戦に向けた重要な一戦といえる。

 


Written by ボクシングライター原功

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