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みどころ・試合内容 / 2013年3月18日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

「メイウェザーの後継者」 VS 英国の岩石男
25戦全勝21KOのブローナーに注目

昨年来、アメリカのリングを中心に新しい波が押し寄せてきている。サウル・アルバレス(メキシコ=WBC世界S・ウェルター級王者)、ダニー・ガルシア(アメリカ=WBA&WBC世界S・ライト級王者)、ミゲール・ガルシア(アメリカ=WBO世界フェザー級王者)、そして今回登場するエイドリアン・ブローナーら生きのいい魅力的なスター選手が一大勢力を形成しつつあるのだ。なかでもブローナーは「フロイド・メイウェザーの後継者」と評されるほどの天才型で、現にここまで25戦全勝(21KO)の快進撃を続けている。類まれな運動神経と勝負度胸、歯に衣着せぬコメントで注目度と評価は試合ごとにアップしている。
ブローナーは昨年11月、サウスポーのアントニオ・デマルコ(メキシコ)にも圧勝してライト級を制圧、これが初防衛戦となる。デマルコ戦ではライト級への体重適応やサウスポー対応などが試されたが、まったく問題なくテストをクリアしている。タフなデマルコからダウンを奪ったすえの一方的な8回TKO勝ちで、あらためて高い潜在能力を示すことになった。「ライト級でも俺がベストであることを証明したら、すぐにでも上のクラスに上げるよ」と23歳の天才は自信満々に話している。

そうはいくかとばかりに宣戦布告しているのが元WBA世界S・ライト級王者のギャビン・リースだ。「ブローナーが優れた選手であることは認めるが、まだ俺みたいな強敵と戦ったことがないじゃないか」と挑発。逆2階級制覇に自信をみせている。
リースは98年9月にプロデビュー後、ここまで39戦37勝(18KO)1敗1分の好戦績を残している。勝利を逃したのは、WBA世界S・ライト級王座を手放すことになった08年3月のアンドレアス・コテルニク(ウクライナ)戦と、11年10月のデリー・マシューズ(イギリス)との欧州王座防衛戦(4回負傷引き分け)だけだ。身長もリーチも163センチと体格には恵まれないが、その体を小さく丸めたスタイルで前進、接近戦で左右のパンチを上下に打ち分ける好戦的なスタイルを持つ。「ザ・ロック」(岩)という異称はそうした体型や戦闘スタイルから来たものと思われる。コテルニクに敗れたからはライト級に落として引き分けを挟んで10連勝(5KO)をマーク、今回の挑戦にこぎ着けた。近年、エンゾ・カルザゲ・トレーナーから元世界ランカーのゲイリー・ロケット・トレーナーに指導者を変えたことも好調の一因と伝えられる。
リースを軽視することは危険だが、ここはブローナーの総合力がはるか上とみるのが妥当であろう。巧みに位置どりをしながらジャブで煽り、次元の異なるスピードと多彩でパワフルな左右のパンチで圧倒する可能性が極めて高いと思われる。リースが耐久面で優れた選手であることを考えると、ヤマは中盤あたりか。

 


Written by ボクシングライター原功



エイドリアン・ブローナー

エイドリアン・ブローナー

ライト級トップ戦線の現状

WBA:空位
WBA 暫定:リチャード・アブリル(キューバ)
WBC:エイドリアン・ブローナー(アメリカ)
IBF:ミゲール・バスケス(メキシコ)
WBO:リッキー・バーンズ(イギリス)

王者としてはIBFのミゲール・バスケス(メキシコ)が先輩だが、すでに実力や知名度、注目度ではWBC王者エイドリアン・ブローナー(アメリカ)がはるか先を行っている。今回のギャビン・リース(イギリス)戦を軽視することはできないが、陣営はすでに次戦を5月か6月に計画しているほどだ。「リッキー・バーンズ(イギリス=WBO王者)が王座統一戦をやりたいと言っているけれど、早くしないと俺はS・ライト級に上げてしまうよ」とブローナーはライバルを牽制している。身長は170センチだが、上体の厚みを考えると実際にいつまでもライト級に留まるとは思えない。来年のいまごろはウェルター級で戦っている可能性も十分にある。バーンズは2度、3度とバスケスとの統一戦が延期されていることもあり、なかなかブローナー戦が見えてこない。まずは4月20日にリセットされたバスケスとの統一戦に注目したい。
このクラスには3階級制覇を狙うホルヘ・リナレス(帝拳)、WBC1位の荒川仁人(八王子中屋)らが控えているが、ブローナーが相手となると分は悪い。もう少しタイミングをみる方が賢明というものだろう。上のクラスから転向してきたデニス・シャフィコフ(露)は32戦31勝(17KO)1分のサウスポー。元協栄ジムのジミン・アレクサンドル・トレーナーの一押しの選手だ。今後の活躍に期待したい。


  • みどころ

捲土重来を期すエリート VS 経験豊富な「爆弾」
エスコベドにとっては危険な再起戦

昨年7月、エイドリアン・ブローナー(アメリカ)に5回TKO負けを喫したエスコベドの再起戦。ブローナー戦は相手が体重超過だったが、その隙を突くことができず完敗だった。2度目の世界挑戦も失敗に終わったことで先行きに暗雲が垂れ込めている31歳にとって、今回の再起戦は重要な試合といえる。

その相手に指名されたチェリーはカリブの小国バハマ出身の30歳。01年プロデビューの12年選手で、5年前にはティモシー・ブラッドリー(アメリカ)の持つWBC世界S・ライト級王座に挑戦したこともある(12回判定負け)。このほかポール・マリナッジ(アメリカ)、スティーブ・ジョンストン(アメリカ)ら世界王者経験者と6度対戦している。

オッズは9対2で元アテネ・オリンピアンのエスコベド有利と出ているが、タフでしぶといチェリーが相手だけに、そう簡単な試合にはならないだろう。戦績はエスコベドが30戦26勝(15KO)4敗。チェリーが39戦30勝(16KO)6敗2分1無効試合。

 


Written by ボクシングライター原功



  • みどころ

名王者B・ホプキンスの甥 VS IBF13位の大ベテラン
トップ戦線生き残りをかけた一戦

ホプキンスは、ミドル級で10年間に20度の防衛を果たした後、46歳4ヵ月でL・ヘビー級も制したバーナード・ホプキンスの甥として知られる。オジがミドル級王者だった2000年にプロデビューし、ここまで35戦32勝(12KO)2敗1分の戦績を残している。身長180センチ、リーチ188センチの恵まれた体を生かした堅実なボクシングをするが、パワーと迫力の点で物足りなさが残る。
08年にはケンドール・ホルト(アメリカ)の持つWBO世界S・ライト級王座に挑戦したが、もうひと押しが足らず2対1の判定負けを喫している。もう一度、大舞台に立つためにも負けられない試合といえる。

一方のウィテカはカリブの英領ケイマン諸島出身の39歳。93年のプロデビューから20年のキャリアを誇るベテランだ。戦績は54戦39勝(23KO)13敗2分。かつて5連敗を喫したこともあったが盛り返し、その後に数々の地域タイトルを獲得した実績を持つ。現在はIBFで13位にランクされている。
ふたりともトップ戦線に残るためにも落とせない一戦だけに、序盤から激しい主導権争いが展開されそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



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