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みどころ・試合内容 / 2013年3月11日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

究極のオーストラリア・ダービー
オッズは3対1でギール有利

オーストラリアの人気者同士が世界戦の舞台で拳を交えることになった。しかも、この両者は3年前に一度対戦しており、そのときはマンディンが小差の判定勝ちを収めているという因縁もある。双方のファンを巻き込んで白熱した試合になることは必至だ。

ふたりは09年5月、ギールの持つマイナー団体IBOのミドル級王座をかけて対戦。マンディンが12回判定勝ちを収めている。しかし、判定は2対1に割れ、しかも114対113、116対113でマンディン、115対112でギールと際どいものだった。
デビューからの連勝を23でストップされたギールは、そこから再び巻き返して11年5月にIBF世界ミドル級王座を獲得。昨年9月にはWBAの“スーパー王者”フェリックス・シュトルム(ドイツ)にも判定勝ち、2団体のベルトを手にするまでになった。WBAからはゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦を義務づけられたが、それを蹴って宿敵への雪辱を優先する選択をした。そのためWBAの“スーパー王座”は剥奪されている。29戦28勝(15KO)1敗の右ボクサーファイター型で、パンチの切れや破壊力はもうひとつだが12ラウンドをフルに10度も戦いきるなどスタミナがある。3年前のマンディン戦以後の8試合はすべて10ラウンド超の長丁場となっている。

挑戦者のマンディンは、70年代にオーストラリアで絶大な人気を誇った元世界ランカー、トニー・マンディンの息子として知られ、ボクサーになる前はラグビーの花形選手でもあった。2000年7月に25歳でプロデビューし、5戦目で国内王座、6戦目でPABA王座を獲得。01年12月にはデビューからわずか17ヵ月、11戦目で世界挑戦を試みたが、さすがに時期尚早でスフェン・オットケ(ドイツ)に10回KO負けを喫している。

世界初戴冠は03年9月のことで、このWBA世界S・ミドル級王座の初防衛戦では西沢ヨシノリ(ヨネクラ)からダウンを喫したものの5回逆転TKO勝ちを収めている。V2戦でベルトを手放したものの07年には返り咲き。さらに11年10月にはS・ウェルター級でWBA暫定王座を獲得し、極めて変則的な2階級制覇を成し遂げている。自分から距離を詰めて積極的に攻撃を仕掛ける好戦的なタイプで、こちらもスタミナには自信を持っている。12ラウンドをフルに戦い抜いた経験はギールを上回る14度。最近の15戦に限ってみても10ラウンドを超えた勝負は11度を数える。37歳のベテランになったが、ライバルとの再戦に3階級制覇がかかっているだけにモチベーションは高いはずだ。

マンディンが躍動感のある動きで迫り、ギールがガードを固めながら左ジャブから右ストレートで突き放しにかかる展開が予想される。3年前の初戦は3対1でマンディンが有利だったが、今回は10対3でギール有利と出ている。今回も接戦が予想されるが、挑戦者の打たれ脆さを考えるとKO決着の可能性もありそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



ゲンナディ・ゴロフキン

ゲンナディ・ゴロフキン

ミドル級トップ戦線の現状

WBA:ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA 暫定:マーティン・マレー(イギリス)
WBC:セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
IBF:ダニエル・ギール(オーストラリア)
WBO:ピーター・クイリン(アメリカ)

セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)の不動の天下が続いていたが、昨年あたりから微妙に勢力図が変わりつつある。マルチネスは昨年9月、フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)に大差の判定勝ちを収めたものの最終回には痛烈なダウンを喫しており、牙城にヒビが入った状態といえる。膝の手術のため空白が続いているが、4月27日にはWBAの暫定王者マーティン・マレー(イギリス)を相手に防衛戦を予定している。38歳のサウスポーがどんなパフォーマンスをみせるか、まずはこの試合に注目したい。
WBA王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)は昨年9月にアメリカ進出を果たし、今年1月にも強打をアピール。6度の防衛をすべてKOで終わらせている。次戦では石田順裕の挑戦を受けることになっている。
WBO王者ピーター・クイリン(アメリカ)の楽しみな存在だ。まだ荒っぽさも残しているが、経験値が上がれば自然に洗練されて総合力もアップするはず。1年後、2年後にピークを迎えるのではないだろうか。
そんななかで行われる今回のダニエル・ギール対アンソニー・マンディンのオーストラリア・ダービー。このクラスは統一戦のプランも浮上してきているだけに、そういった意味でもどちらも負けられないところだ。


  • みどころ

ウォードに対する優先挑戦権争奪戦
オッズは17対2でビカ有利

3度の世界挑戦経験を持つ33歳のビカが、25戦全勝(7KO)のシジェロカと拳を交える。勝者には王者アンドレ・ウォード(アメリカ)に対する挑戦の優先権利が与えられる。

ビカは37戦30勝(21KO)5敗2分のタフで好戦的な選手。過去3度の挑戦者、マルクス・バイエル(ドイツ)と4回負傷引き分け、ジョー・カルザゲ(イギリス)とウォードに判定負けと、目的を果たせずに終わっている。ここでの後退は選手生命にも直接関わってくるだけに、どうあっても落とせない一戦といえる。

一方のシジェロカはモンテネグロ出身の34歳。06年のデビューから25の白星を並べてきたが、世界的な相手というとコーレン・ゲボル(アルメニア)ぐらいのもので、質の点ではビカと比べて見劣りしてしまう。そのシジェロカがアメリカ初登場ということもあり、オッズは17対2でビカ有利と出ている。

「スコーピオン」(サソリ)の異名を持つ歴戦の雄ビカが経験の差をみせつける可能性が高そうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



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