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みどころ・試合内容 / 2013年7月22日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

昇竜の若武者 VS KO率86%の元王者
オッズは5対1でガルシア有利

この3年ほど、WBOのフェザー級王座を巡る動きは目まぐるしいものがある。10年1月に、今回登場するファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)がスティーブン・ルエバノ(アメリカ)を倒して王座を獲得。抜群の強打を誇るサウスポーの政権は安泰かと思われたが、1年後にオルランド・サリド(メキシコ)に8回TKO負け。翌12年の再戦でも返り討ちに遭い、しかも主審に暴言を吐いたとして出場停止処分を受けるおまけもつき、トップ戦線から大きく後退。こうして時代はサリドがリードするかたちになったが、この政権も長続きしなかった。今年1月、ミゲール・ガルシア(アメリカ)に4度のダウンを奪われる完敗(8回負傷判定負け)でベルトを失ったのだ。

31戦全勝(26KO)の25歳、ガルシアは早くから王者候補として注目された若手だけに、今度こそ安定政権かという期待を集めている。ガルシアは12歳上の兄ロバートとともに兄弟世界王者としても知られる存在だ。世界王者になった今も、その兄と父エドゥアルドの指導を受けている。チームは一枚岩といってもいいだろう。
戦績だけをみるとずば抜けた強打者というイメージが浮かぶかもしれないが、ガルシアのボクシングはしっかりした組み立ての上に成り立っている。適度に足をつかいながら伸びのある左ジャブで煽り、鋭く踏み込んで右ストレート。さらに絶妙のタイミングで左フックを見舞う。サリド戦などはベテランにレッスンを施すような内容の圧勝だった。この試合で鼻骨骨折というケガを負った点が数少ない不安といえようか。

対照的に、2代前の王者ロペスはパワーで強引に捻じ伏せるタイプといえる。右手を前に出した斜の構えからプレッシャーをかけ、中間距離でパワフルな左ストレート、右フック、さらに角度のあるアッパー系のパンチを繰り出して相手を沈めるパターンが多い。打撃戦を好むため自身の被弾も多く、そういった意味ではエキサイティングでスリリングな選手といえる。サスペンドが解けた後に2KO勝ちを収めているが、トップレベルを相手にしたものではないだけにブランクの不安がすべて払拭されたとは言い切れない。

ロペスも老け込むには早い年齢(29歳)だが、ここは25歳のガルシアの勢いが断然上とみるべきだろう。オッズも5対1で現王者を支持している。どっしり構えるサウスポーのロペスに対し、ガルシアがスピードと的確な左ジャブで切り込み、右ストレートで突き放すシーンが目に浮かぶ。その一方、ロペスの圧力に押されて思ったように手が出ず、距離を詰められる可能性も否定しきれないものがある。
ガルシアが84パーセント、ロペスが86パーセントとふたりとも極めて高いKO率を誇るだけに、いずれが勝つにしてもジャッジの手を煩わせることはないだろう。

 


Written by ボクシングライター原功



アブネル・マレス

アブネル・マレス

フェザー級トップ戦線の現状

WBAスーパー:クリス・ジョン(インドネシア)
WBA:ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)
WBC:アブネル・マレス(メキシコ)
IBF:イフゲニー・グラドビッチ(ロシア)
WBO:ミゲール・ガルシア(アメリカ)

まずは10年間に18度の防衛を重ねているWBAのスーパー王者クリス・ジョン(インドネシア=51戦48勝22KO3分)に敬意を払うべきだろう。V20の大台、60年以上前にジョー・ルイス(アメリカ=ヘビー級)がつくった在位約12年という歴史的な記録にも近づいてきた。

ほかは新鮮なメンバーがトップに並んでいる。ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)は22戦全勝(18KO)、アブネル・マレス(メキシコ)は27戦26勝(14KO)1分、イフゲニー・グラドビッチ(ロシア)は16戦全勝(8KO)、そしてミゲール・ガルシア(アメリカ)が31戦全勝(26KO)と、ジョンを含めた5王者は全員が無敗である。そんななか実績はジョンが上回るが、勢いと総合力はすでにガルシアとマレスが上を行くとみる関係者は多い。

ランカー陣では高い潜在能力を誇るサウスポーのゲイリー・ラッセル(アメリカ)、同じく左構えの前WBA暫定王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)が将来性を備えている。元王者のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)、ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)、ビリー・ディブ(オーストラリア)も返り咲きのチャンスをうかがっている。


  • みどころ

04年アテネ五輪にアメリカ代表として出場するなど130戦120勝10敗のアマ戦績を残しているマーティロスヤンは、トップランク社の秘蔵っ子として知られる。慎重に育成後、昨年11月にはエリスランディ・ララ(キューバ)とのWBC世界S・ウェルター級挑戦者決定戦に臨んだが、9回負傷引き分けに終わっている。これが出直し戦となる。戦績は33戦32勝(21KO)1分。

対するデイビスは37戦34勝(9KO)10敗3分の34歳で、6年前に元2階級制覇王者ザブ・ジュダー(アメリカ)と戦い、敗れたものの12回をフルに戦いきったことが自慢の選手である。「デンジャラス(危険な男)」と名乗っているが、直近の試合ではWBO世界S・ウェルター級4位のホルヘ・メレンデス(プエルトリコ)に4回KO負けを喫しており、決して近況は芳しくない。

焦点はマーティロスヤンがどんな戦いをするのかということに絞られそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



  • みどころ

メキシコの元王者対決
八重樫への挑戦権を手にするのは?

ソーサは07年〜09年にかけてWBCのL・フライ級王座を10度防衛した実績を持つ。一方のセグラは09年〜11年にかけてWBAとWBOのL・フライ級王座を獲得したことがある。ともにフライ級に転向後は世界戦で敗れているという共通項もある。そんな両者の対決は、事実上のWBC世界フライ級挑戦者決定戦としての意味を持っている。すでにソーサはその地位にいるのだが、ここでセグラが勝てば入れ替わりになることは確実だ。どちらが八重樫東(大橋)に対する指名挑戦者となるのか、注目のカードといえる。

ソーサは適度に足をつかいながらワンツーを中心にしたボクシングを展開する右のボクサーファイター型。直近の試合で元王者ウリセス・ソリス(メキシコ)を左フック一発で沈めたように、タイミングのいいパンチを放つ。

対するセグラは左右にスイッチする好戦的なファイターで、32戦29勝(25KO)2敗1分と高いKO率を誇る。今年2月、14ヵ月のブランク後に9回TKO勝ちで戦線復帰を果たしたが、実戦の勘という点では不安が残る。

足と左ジャブでボクシングを組み立てるソーサが早い段階でペースを握ることができれば、そのまま着々と加点していくものと思われるが、序盤にセグラが流れを掴むようだと荒れるかもしれない。
オッズはソーサ有利ながら5対4と接近している。

 


Written by ボクシングライター原功



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