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みどころ・試合内容 / 2013年2月11日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

崖っ淵に立たされたカーンの再起戦
相手は18戦無敗の世界6位

17歳でアテネ五輪の銀メダリストになり、22歳でプロの頂点に立ったカーンだが、ここ2戦は武運に見放された感がある。11年12月のレイモント・ピーターソン(アメリカ)との防衛戦では、ダウンを奪いながら中盤以降に失速。相手の地元での試合ということも逆風になり、物議をかもす判定ながら2対1の判定負けでWBAとIBF王座を失った。12年7月のダニー・ガルシア(アメリカ)戦では上々のスタートを切ったものの3回にダウンを喫して窮地に立ち、4回には2度のダウンを追加されてTKO負け。スーパースターへの階段を順調に上っていたにもかかわらず、一転して今度は崖っ淵に立たされることになった。1勝あるいは1敗で状況ががらりと変わるボクシングの怖さを思い知らされていることだろう。
しかし、カーンがいまだに高い能力と期待を背負っていることに変わりはない。近い将来に計画中と伝えられるガルシアとの再戦でも、オッズは小差でカーン有利と出ているほどだ。

カーンは恵まれた体格を生かした右の正統派で、スピードとパンチの切れで勝負するタイプといえる。過去8度の世界戦では計5度のダウンを奪っており、パワーも十分にある。打たれ脆さとスタミナ面が数少ない課題といえる。

カーンにとっては2連敗後の再起戦だが、それにしては危険な相手を選択したといえるかもしれない。モリナは直近の試合でWBOのインターコンチネンタル・ライト級王座を獲得するなど、5年半のキャリアで18戦17勝(7KO)1分と無敗を誇っている。ここ5戦はKOから遠ざかっているが、ライト級でWBO6位に名を連ねるなど勢いがある。また、ホーム(アメリカ・カリフォルニア州)での試合であること、有名な元世界王者が相手であることを考えると高いモチベーションを抱いてリングに上がることは確実だ。

オッズは6対1でカーン有利と出ており、順当ならば元世界王者がスピードで圧倒するシーンが見られるはずだ。高い能力を存分に見せつけたすえのKO勝ちの可能性が最も高いといえよう。その一方でモリナの抵抗に手を焼き徐々に失速、乱戦に巻き込まれて苦戦という可能性も否定しきれないものがある。捲土重来を期すカーンがどんな試合を見せるのか注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功



ダニー・ガルシア

ダニー・ガルシア

S・ライト級トップ戦線の現状

WBAスーパー:ダニー・ガルシア(アメリカ)
WBA:カビブ・アラクベルディエフ(ロシア)
WBC:ダニー・ガルシア(アメリカ)
WBC暫定:ルーカス・マティセ(アルゼンチン)
IBF:レイモント・ピーターソン(アメリカ)
WBO:ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)

実績では4階級制覇のファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)が群を抜いているが、マルケスはマニー・パッキャオ(フィリピン)との第5戦にしか興味を示していない様子。それを考えると事実上のトップはダニー・ガルシア(アメリカ)といっていいだろう。2月に予定されたザブ・ジュダー(アメリカ)との防衛戦は肋骨の負傷で4月に延期されたが、このクラスの核になりそうな存在といえる。そのガルシアとの統一戦を望んでいるのが暫定王者のルーカス・マティセ(アルゼンチン)だ。硬質感のある強打で鳴らすマティセは誰と組み合わせてもスリリングな試合が期待できる。ガルシアにとってもリスクの高い相手といえる。

このほか捲土重来を期す元王者たちにも注目したい。アミール・カーン(イギリス)のほか、2階級制覇を目指す激闘派ブランドン・リオス(アメリカ)、地力のあるケンドール・ホルト(アメリカ)の存在も不気味だ。


  • みどころ

北京銅メダリスト、ワイルダーの26連続KOなるか
相手のプライスは身長201センチ、13戦全勝

08年の北京五輪ヘビー級で銅メダルを獲得したワイルダーは、ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)と契約を交わしてプロ転向。08年11月の初陣から4年間で25戦全KO勝ちを収めている。アマチュア経験が3年(24戦)と少ないためGBPは慎重なマッチメークをしているが、最近は元世界挑戦経験者のオーウェン・ベック(ジャマイカ)や中堅どころのカートソン・マンスウェル(トリニダード・トバゴ)を当てるなど、少しずつ歯応えのある相手を選択してきている。

ワイルダーは身長201センチ、リーチ213センチ、体重100〜103キロの細身のパンチャー型。25勝に要した総ラウンドは42。つまり1試合平均1.68ラウンドで終わらせている計算になる。そのためスタミナや配分、耐久力など試されていない部分が残っていることは否めない。

今回の相手プライスは32歳でプロデビューした異色選手で、現在は37歳だ。身長はワイルダーと同じ201センチで、13戦全勝(6KO)の戦績を誇る。

ワイルダーにとってはプロに転向して初めて臨む地域タイトルマッチでもある。連続KOが26に伸びるかどうかの興味と合わせ、数少ないアメリカのヘビー級ホープがどんな戦いを見せるのか要注目だ。

 


Written by ボクシングライター原功



【S・ウェルター級特集2】

S・ウェルター級12回戦

アルフレド・アングロ

元WBO暫定世界S・ウェルター級チャンピオン

アルフレド・アングロ

(メキシコ)

ラウル・カサレス

アメリカ・S・ウェルター級

ラウル・カサレス

(アメリカ)

S・ウェルター級10回戦 ※ダイジェスト放送

ジャーメル・チャーロ

アメリカ・S・ウェルター級

ジャーメル・チャーロ

(アメリカ)

デイション・ジョンソン

アメリカ・S・ウェルター級

デイション・ジョンソン

(アメリカ)

  • みどころ

S・ウェルター級特集

前回に続いてS・ウェルター級の注目選手が登場する。アルフレド・アングロ(メキシコ=22戦20勝17KO2敗)は、すでに世界の頂点を極めたこともある強打者で、いまは返り咲きを狙う立場だ。リスクを承知で打撃戦を仕掛ける勇敢なファイターで、試合は常にスリリングだ。6回TKOで敗れたとはいえ11年11月のジェームス・カークランド(アメリカ)戦は多くの人の記憶に残っているはずだ。今回は22戦19勝(9KO)2敗1無効試合のラウル・カサレス(アメリカ)が相手。かつてWBOのユース王座を手にした実績を持っている。PERRO(番犬)の異名を持つアングロと、EL TIGRE(虎)と呼ばれるカサレス。序盤からの打撃戦は必至だ。

ジャーメル・チャーロ(アメリカ)にも注目したい。チャーロは05年の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得するなど64戦56勝8敗のアマチュア戦績を誇る22歳。双子のジャーモール・チャーロも10戦全勝(6KO)のホープだ。ディション・ジョンソン(アメリカ=24戦13勝4KO8敗3分)を相手にどんなリングパフォーマンスを見せるのか楽しみだ。

 


Written by ボクシングライター原功



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