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みどころ・試合内容 / 2013年12月9日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

48歳の異星人 VS 欧州の伏兵
「エンジンは最新式のターボさ」と王者

ホプキンスは2年前に46歳4ヵ月でWBC世界L・ヘビー級王座を獲得し、ジョージ・フォアマン(アメリカ)の45歳9ヵ月という最年長戴冠記録を塗り替えた。48歳1ヵ月になった今年3月にはIBFで同級王座奪取を成し遂げ、自己の記録を2年近く更新。今回はその初防衛戦だ。

ホプキンスは30代のときのような溌剌とした動きはなくなったが、その分、効率的で狡猾な戦いを身につけた。相手との駆け引きをしながら間合いをキープし、機をみてワンツーで飛び込みクリンチ。それを繰り返すことで自分はリズムを刻み、相手のテンポを崩してしまう。なんとも渋い戦法ではあるが、常人離れした体力と頭脳が備わっていてこそ可能な戦闘スタイルといえる。04年9月のオスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)戦を最後に9年間、14戦もKO勝ちから遠ざかっているが、ひとつの無効試合(2ラウンド)を除く13戦がすべて12回判定決着という点も驚異といえよう。自分よりもはるかに若い世界のトップ選手を相手にフルラウンドを戦い切るのだから、怪物といっても過言ではないだろう。これまでは「エクスキュッショナー(死刑執行人)」という異名がついていたが、今回の試合を前に本人は「もうエクスキューショナーは卒業だ。これからはエイリアン(異星人)と呼んでくれ」と話している。さらに「型は65年式(生まれ年)だが、エンジンは最新式のターボ・エンジンだぜ」と気の利いたことも言っている。それだけ自信があるということなのだろう。

挑戦者ムラットは王者よりも18歳若いイラク出身の選手だ。現在はドイツに住んでいる。本来ならば7月に挑戦するはずだったが、アメリカ入国のビザの手続きが間に合わずに延期になった経緯がある。アップライトの構えから適度に足をつかいつつ左右のパンチを繋いでいくタイプで、27戦25勝(15KO)1敗1分の好戦績を残している。欧州王座やWBO、IBFのインターコンチネンタル王座などを獲得実績がある。オッズは6対1で王者有利と出ているが、ムラットは「もうホプキンスの時代は終わりだ。これからは俺が支配する」と強気なコメントを発している。

48歳の王者ホプキンスが今度は最年長防衛記録を更新するのか、それともムラットが番狂わせを起こすのか。前半で挑戦者が主導権を握るような展開になると競った試合になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



アドニス・スティーブンソン

アドニス・スティーブンソン

L・ヘビー級トップ戦線の現状

WBA スーパー:ベイブト・シュメノフ(カザフスタン)
WBC       :アドニス・スティーブンソン(カナダ)
IBF        :バーナード・ホプキンス(アメリカ)
WBO       :セルゲイ・コバレフ(ロシア)

現在、このクラスには頭抜けた力量の持ち主はいない。その分、今後、混戦から抜け出して長期政権を築く可能性は誰にもあるといえる。特にWBC王者アドニス・スティーブンソン(カナダ)はサウスポーからの強打でチャド・ドーソン(アメリカ)、タボリス・クラウド(アメリカ)を粉砕。36歳という年齢が気にはなるが、楽しみな存在だ。WBAのベイブト・シュメノフ(カザフスタン)は在位こそ長いが試合間隔が間延びしており、そのうえなぜか10月にスーパー王者に昇格している。WBO王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)はネイサン・クレバリー(イギリス)を圧倒した強打者。防衛のテープを伸ばす可能性は十分だ。

ランカー陣ではアンドレイ・フォンファラ(ポーランド)をはじめロシアやドイツ、ウクライナの選手が多くランク入りしている。そんななかルシアン・ビュテ(ルーマニア)、ジャン・パスカル(カナダ)、ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)、ドーソン、クラウドらが捲土重来を期している。


  • みどころ

14ヵ月ぶりに戦線復帰のスーパー王者ウォード
挑戦者は24戦全勝(16KO)の気鋭

ウォードは昨年9月、1階級上の王者だったチャド・ドーソン(アメリカ)の挑戦を10回TKOで一蹴。しかし、今年1月に計画されたケリー・パブリック(アメリカ)との防衛戦を前に右肩の手術に踏み切り、以後はリハビリもありブランクをつくっていた。この間、WBCはウォードを「名誉王者」に昇格させる保護措置をとったが、ウォード陣営は「事実上の剥奪」として、これを拒否。そのため、今回の試合はWBAスーパー王座の防衛戦として行われる。
ドーソン戦以来のリングとなるウォードは、04年アテネ五輪で金メダルを獲得した右の技巧派で、スピードとテクニック、巧みな戦術に定評がある。アマ時代の96年を最後に17年間も敗北から縁が切れている。26戦全勝(14KO)。

対するロドリゲスは「ボンバー」の異名を持つ全勝の強打者で、世界挑戦は今回が初めてのこと。ジェームス・マクガート・ジュニア(アメリカ)、アーロン・プライアー・ジュニア(アメリカ)、ドン・ジョージ(アメリカ)、デニス・グラチェフ(ロシア)といった強豪を連破して波に乗っている。

勢いのあるロドリゲスだが、王者に主導権を渡してしまうと苦しくなる。ウォードが実戦の勘を取り戻す前に何かしら仕掛けをして慌てさせたいところだが……。全勝同士の対決だが、オッズは総合力と実績で大きく勝るウォードが8対1で有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功



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