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みどころ・試合内容 / 2013年4月8日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

高齢戴冠記録更新を狙う48歳のホプキンス
オッズは3対2でV4王者クラウド有利

20代から30代前半にピークを迎えるケースが多いボクシングだが、ときには常識を覆すような老いを知らない怪物もいる。1903年に40歳で世界ライト・ヘビー級王座を獲得したボブ・フィッシモンズ(イギリス)もそのひとりだ。フィッシモンズの高齢戴冠記録は94年に45歳9ヵ月のジョージ・フォアマン(アメリカ)が更新するまで、90年以上も不滅だったほどだ。このフォアマンの記録も破られることは不可能と思われたが2年前、46歳4ヵ月のホプキンスによって更新された。40代後半といえば洋の東西を問わず腹の出た親父と世間相場は決まっているが、ホプキンスはまったく違う。漆黒の肉体は引き締まり、イメージも体そのものも戦士そのものといった雰囲気を醸し出しているのである。そのホプキンスが今回、さらなる記録更新をかけて全勝王者トラウトに挑む。48歳のチャレンジに注目と期待が集まるのは当然だろう。

ホプキンスは88年のプロデビューだが、その割に試合数は62(52勝32KO6敗2分2無効試合)と少ない。06年以降は年間1か2試合のペースを守っていることも"長寿"の秘訣なのかもしれない。意外なことに04年9月のオスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)戦を最後に14試合もKOから遠ざかっているが、ひとつの無効試合を除く13試合がすべて12ラウンドの判定勝負となっている。8勝4敗1分がその内訳だ。ホールドを多用するなど試合運びは狡猾ともいえるが、それでもスタミナは驚異的なものがあるといえる。併せてディフェンス力、耐久力も尋常ならざるものがある。

そんなホプキンスの歴史的チャレンジ試合だが、オッズは3対2でクラウド有利と出ている。このクラウド、ホプキンスよりも17歳若い31歳で、24戦全勝(19KO)と完璧のレコードを誇っている。身長は178センチとこのクラスにしては決して大きくないが、上体の筋肉は発達している。しっかりと踏ん張りながら力強い右ストレート、左フックを打ち込むなどシンプルな戦いを身上としている好戦派だ。80パーセント近いKO率が示しているようにパワーはあるが、攻防が単調になりがちな点があり、そこを突かれて苦戦するケースも少なくない。5度の世界戦は全勝だが、KOはひとつだけ。相手に研究されているだけに、もうひと工夫が欲しいところだ。加えて昨夏に予定された試合が流れたこともあって、今回が13ヵ月ぶりの実戦という点も気になる。

そうはいってもクラウド有利は動かせないところだ。馬力にまかせて押し込み、ポイントを奪っていく可能性は低くないように思える。その一方でホプキンスが巧みに間合いをとって相手の圧力をかわし、のらりくらりと混戦に巻き込む可能性もある。
序盤からテンポの速い展開ならばクラウドのペース、逆に牽制し合ったりホールドしたりというスローペースならホプキンスの流れといえる。

 


Written by ボクシングライター原功



<資料>高齢戴冠記録

(1) バーナード・ホプキンス(米) 46歳4ヵ月(2011年=ライト・ヘビー級)
(2) ジョージ・フォアマン(米) 45歳9ヵ月(1994年=ヘビー級)
(3) バージル・ヒル(米) 42歳0ヵ月(2006年=クルーザー級)
(4) ボブ・フィッシモンズ(英) 40歳6ヵ月(1903年=ライト・ヘビー級)
アンドレ・ウォード

アンドレ・ウォード

L・ヘビー級トップ戦線の現状

WBA:ベイブト・シュメノフ(カザフスタン)
WBC:チャド・ドーソン(アメリカ)
IBF:タボリス・クラウド(アメリカ)
WBO:ネイサン・クレバリー(イギリス)

一時はWBC王者チャド・ドーソン(アメリカ)が実績や将来性で抜き出た存在になるかと思われたが、昨年9月に1階級下の王者アンドレ・ウォード(アメリカ)に完敗して株を落とした。6月にアドニス・スティーブンソン(カナダ)との防衛戦が決まっており、ここでどんなパフォーマンスを見せるか。WBO王者ネイサン・クレバリー(イギリス)は25戦全勝(14KO)と勢いがある。4月27日には指名挑戦者ロビン・クラスニキ(ロシア)とのV5戦が決まっている。今回のIBFタイトルマッチでタボリス・クラウド(アメリカ)がバーナード・ホプキンス(アメリカ)を一方的に撃退するようだと、一気に名実ともにトップの評価を受けることになりそうだが、はたしてどうなるか。勝者はIBFの指名挑戦者カロ・ムラート(ドイツ)の挑戦を受けることになる。
このほか王者級の実力と実績を持つ元WBC王者ジャン・パスカル(カナダ)と前IBF世界S・ミドル級王者ルシアン・ビュテ(ルーマニア)の注目対決が6月に決まっている。


  • みどころ

KO率90%の倒し屋 VS 経験豊富な元王者
急浮上の24歳サーマンの強打に注目

ザベックが持つWBOインターナショナル・ウェルター級タイトルにサーマンが挑むかたちの試合だが、それ以上にWBOの挑戦者決定戦として重要視される試合だ。
24歳のサーマンは20戦19勝(18KO)1無効試合の戦績が示すとおりの豪快なスラッガーで、前戦で元世界王者カルロス・キンタナ(プエルトリコ)を4回TKOに屠るなど飛ぶ鳥を落とす勢いがある。ゴールデンボーイ・プロモーションズの後押しもあり、近い将来の主役の座を狙っている。現在はS・ウェルター級でWBO2位にランクされているが、今回は1階級下げて試合に臨む。

対するザベックは10年のキャリアで35戦32勝(18KO)2敗1無効試合の戦績を残している37歳。09年にはIBFタイトルを獲得したこともあり、3度の防衛も記録した。11年9月にアンドレ・ベルト(アメリカ)に敗れて無冠になったが、再起戦でインターナショナル・タイトルを獲得し、現在はWBO1位に名を連ねている。
7対1のオッズが示すように若くて勢いのあるサーマン有利は動かせない。体格、馬力にまかせて2試合続けて元王者を吹っ飛ばす
ようだと、いよいよ手がつけられなくなりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



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