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みどころ・試合内容 / 2012年9月24日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

41戦無敗の22歳王者 VS 天下取りを狙う番狂わせ男
攻撃力で勝るアルバレスが圧倒的有利

アルバレスのV5戦は早い時点で日程が決まっていたが、対戦相手に関しては難航した。まずは挑戦が内定していたジェームス・カークランド(米)が負傷を理由に対戦を回避。次に対戦が決まったポール・ウィリアムス(米)は不幸にもオートバイ事故で選手生命を絶たれた。これを受けて浮上したのがビクター・オルティス(米)だったが、前哨戦ともいえる試合でTKO負けを喫して道を絶たれた。こうした二転三転のすえにアルバレスの相手に決定したのが、オルティスを破ったロペスだった。番狂わせで挑戦権を得たロペスが、その勢いに乗じて今度は14対1のオッズをひっくり返す大番狂わせを起こすのか。それともアルバレスが地力の差を見せつけるのか。

赤毛のために「カネロ」(赤いシナモンのこと)の愛称で知られるアルバレスは13歳のときにボクシングを始め、アマチュアで20戦を経験後、15歳でプロデビュー。すでに7年、41戦(40勝29KO1分)のキャリアがあるが、まだ22歳だ。今年5月のV4戦では元3階級制覇王者シェーン・モズリー(米)を強打と技巧で圧倒するなど、その潜在能力の高さをまざまざと見せつけたものだった。このまま精進を続けていけば、スケールの大きなスーパースターに成長することは間違いところといえる。今後の最大の敵は慢心と体調管理ということになりそうだ。

オルティス戦に続くアップセット(番狂わせ)を狙うロペスは28歳。間合いの取り方が巧みな右のボクサーファイター型で、粘り強い戦いをするタイプといえる。35戦30勝(18KO)4敗1無効試合という戦績はアルバレスと比較すると見劣りするが、KO負けはひとつもない。
05年にWBCユース・S・フェザー級タイトル、06年にWBC米大陸ライト級タイトル、11年にNABF北米S・ライト級タイトルを獲得するなど、地域タイトルのコレクターといえる。徐々に階級を上げてきてはいるが、これまでの最重量は先のオルティス戦の144.75ポンド(約65.6キロ)。もちろん154ポンド(約69.8キロ)が上限体重のS・ウェルター級で戦うのは今回が初めてとなる。身長177センチ、リーチ175センチと数字上はアルバレスと比較しても遜色ないが、フレーム(骨格)の点で少なからずハンデがあることは否めない。調整の段階から体重を増加して体づくりに励んできたようだが、それが吉と出るか凶と出るかは蓋をあけてみないと分からない。

先のモズリー戦でアルバレスは速い相手にもスピード負けせずに対応し、ジャブの突き合いでも勝っていた。左フックを中心にした持ち前のパワーに巧さが加わったいま、死角は見当たらない。紆余曲折を経て決まった挑戦者を軽視さえしなければ、大きなトラブルに陥ることはないとみる。前半の偵察戦が終わり、互いがペースを上げる中盤にヤマが訪れるのではないだろうか。

 


Written by ボクシングライター原功



フロイド・メイウェザー

フロイド・メイウェザー

S・ウェルター級トップ戦線の現状

WBAスーパー:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
WBA:オースチン・トラウト(アメリカ)
WBC:サウル・アルバレス(メキシコ)
IBF:コーネリアス・バンドレイジ(アメリカ)
WBO:ザウルベック・バイサングロフ(ロシア)
WBO暫定:ルーカス・コネクニー(チェコ)

暫定を含め6人の世界チャンピオンが乱立する階級だが、知名度の高い実績ある猛者が終結したクラスといえる。最高峰にいるのが全勝の5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(アメリカ)であることに異論を唱える者いないだろう。追う一番手がWBC王者サウル・アルバレス(メキシコ)であることも多くの人が認めるところであろう。いまは無冠ながら12月にWBAのレギュラー王者オースチン・トラウト(アメリカ)に挑むミゲール・コット(プエルトリコ)がわずかの差で3番手といったところか。サウスポーのトラウトがコットを食うようなことがあれば、さらに混戦の様相を呈してくるはずだ。

ランカー陣にも実力者が多い。その筆頭は11月に拳を交えるバーネス・マーティロスヤン(アルメニア)とエリスランディ・ララ(キューバ)であろう。今回はアルバレス挑戦を見送ったジェームス・カークランド(アメリカ)の攻撃力も魅力だ。新顔では、北京五輪出場の実績を持つデメトリアス・アンドラーデ(アメリカ)に注目したい。


 


  • みどころ

52勝(45KO)7敗 VS 43勝(35KO)4敗
KO率70%超同士のスラッガー対決

昨年4月、長谷川穂積(真正)を右一発で倒してタイトルを持ち去ったゴンサレスは、その後も順調に防衛を重ね、今回が5度目の防衛戦となる。4月には休養王者エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)にも圧勝、連続KOこそ11で途切れたが安定感を増してきた。13年のプロ生活で59戦を経験し、52勝(45KO)7敗の戦績を残している。KO率は76パーセントを超える。
以前は左フック一本やりだったが、名匠ナチョ・ベリスタイン・トレーナーと組んでからは右の使い方やディフェンスにも成長の跡がみえる。

挑戦者のポンセ・デ・レオンはゴンサレスよりも1歳年長の32歳。シドニー五輪出場後にプロ転向を果たし、こちらも47戦43勝(35KO)4敗という好戦績を残している。05年10月から08年6月までWBO世界S・バンタム級王座を6度防衛した実績が光る。階級を上げてからエイドリアン・ブローナー(アメリカ=後のWBO世界S・フェザー級王者)、ユリオルキス・ガンボア(キューバ=元WBA・IBF世界フェザー級王者)に敗れているが、いずれも判定(ガンボア戦は負傷判定)まで粘っている。
ラフな攻撃を仕掛けるサウスポーの変則ファイターだが、ときおりコンパクトでシャープなパンチを繰り出すこともある。
攻撃力では互角とみるが、ボクシングの幅ではゴンサレスが上か。
過去に何度もサウスポーに痛い目に遭っているゴンサレスだけに、ここは慎重かつ確実な戦い方を選択する可能性が高そうだ。ディフェンスに留意しながら中長距離を保ち、着実にポイントを重ねるボクシングを心がけるのではないだろうか。その一方、デ・レオンが序盤から強引に仕掛けると気性の激しいゴンサレスが打撃戦に応じる可能性もある。オッズ(賭け率)は11対8、わずかにゴンサレス有利と出ている。

 


Written by ボクシングライター原功

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