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みどころ・試合内容 / 2012年12月3日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

メキシコの元世界王者対決
オッズは17対13でミハレス有利だが…

バンタム級とS・バンタム級の元2階級制覇王者マルケスと、S・フライ級で2度の戴冠実績を持つミハレス。対照的な戦闘スタイルの両者によるサバイバルマッチだ。当初、マルケスは10月初旬にウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)との対戦が決まっていたが、9月になって体調不良を訴えキャンセル。その後、このミハレス戦が急遽決まったという経緯がある。

マルケスはご存知マルケス兄弟の弟で、兄ファン・マヌエルとともに2階級にわたって同時に世界王者という珍しい記録を持っている。日本のファンにとっては昨年10月、当時WBC世界S・バンタム級王者だった西岡利晃(帝拳)に挑戦して判定負けしたマルケスが記憶に新しいところだろうが、本来は軽量級では群を抜くパンチ力を誇る強打者として知られている。13度の世界戦(9勝7KO4敗)を含む戦績は48戦41勝(37KO)7敗。KO率は実に77パーセントを超える。あの4階級制覇のノニト・ドネア(フィリピン=現WBO世界S・バンタム級王者)のKO率が61パーセントであることを考えると、マルケスの数字がいかに驚異的か分かるだろう。

マルケスは中間距離で強さを発揮する好戦的な右のボクサーファイター型で、ワンツー、左フック、左アッパーと決め手のパンチの種類も豊富だ。打撃戦を好むあまり防御に甘さがあり、7敗のうち5敗はKOによるものだ。勝つもKO、負けるもKOというスリリングな強打者といえる。

ミハレスは対照的なサウスポーのテクニシャンで、こちらも日本人選手と手合わせした経験がある。06年9月の初来日時は川嶋勝重(大橋)に判定勝ちを収めてWBC世界S・フライ級の暫定王座を獲得。3ヵ月半後の再来日では川嶋を10回TKOで返り討ちにしている。世界王者になって急成長した典型的な選手といえる。3度目の防衛戦では、のちの5階級制覇王者ホルヘ・アルセ(メキシコ)を圧倒。V4戦では菊井徹平(花形)を退けている。08年から09年にかけて世界戦で3連敗を喫したが再起。10年暮れにはIBFで返り咲きを果たした。その王座は体重苦のため返上し、現在はS・バンタム級やフェザー級で挑戦の機会をうかがっている。
スピードとテクニックに定評のあるサウスポーで、14度の世界戦(11勝4KO3敗)を含む戦績は54戦46勝(21KO)6敗2分。

パワーをはじめ攻撃力ではマルケスが勝るが、最近は歴戦の疲れが見える点が気になるところだ。対するミハレスは一時のスランプが嘘のように好調で、最近の3年間は10連勝(6KO)をマークしている。この勢いと技巧が評価されてオッズでも17対13の僅差ながら有利とみられている。3回以内のKO勝ちが23度もあるマルケスが極めて危険な相手であることは間違いないが、試合前半の入り方さえ間違えなければ徐々に流れはミハレスに傾くのではないだろうか。

 


Written by ボクシングライター原功



クリス・ジョン

クリス・ジョン

フェザー級トップ戦線の現状

WBAスーパー:クリス・ジョン(インドネシア)
WBA:空位
WBC:ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)
IBF:ビリー・ディブ(オーストラリア)
WBO:オルランド・サリド(メキシコ)

17度の防衛を誇るクリス・ジョン(インドネシア)がこの階級の主といえる。一時の勢いは失せたものの安定感のあるアウトボクシングは健在だ。WBAの正王者だったセレスティーノ・カバジェロ(パナマ)が王座を返上したため、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)とダウリス・プレスコット(コロンビア)で決定戦を行うことが決まっている。同時にハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)とパトリック・ハイランド(アイルランド)の暫定王座決定戦も決定している。統一に向けた動きがあることを期待したい。
オルランド・サリド、ダニエル・ポンセ・デ・レオンのメキシコ勢に加えビリー・ディブ(オーストラリア)も地力のある攻撃型の選手だ。

こうしたなかサリドに挑戦が決まっている全勝の新進気鋭ミゲール・ガルシア(アメリカ)、サウスポーの技巧派強打者ゲイリー・ラッセル(アメリカ)ら若手も注目を集めている。前出のフォルトゥナらとあわせ、2013年には新しい勢力が時代をつくりそうな気配だ。


  • みどころ

元V10王者に挑む李
12対1のオッズを引っくり返せるか

ソーサは07年から09年にかけてWBCのL・フライ級王座を10度防衛した実績を持つ33歳。2年前にフライ級に転向し、現在はWBC1位につけている。つまり、五十嵐俊幸(帝拳)に対する指名挑戦者の地位にいるのだ。同じ帝拳グループの李を屠り、五十嵐への挑戦に弾みをつけたいところだ。

12年のキャリアで53戦46勝(28KO)7敗の戦績を残しているソーサは、頻繁に出入りしながら戦う右のボクサーファイター型。好機には左右の上下で仕留めにかかるため、KO勝ちも多い。この2年で大久保雅史(青木)、堀川謙一(SFマキ)、池原繁尊(横浜光)と3人の日本人ランカーとメキシコで戦い全勝(2KO)を収めている。李戦、そして五十嵐戦に向けて自信を増していることだろう。地元開催ということもあり12対1というオッズが後押ししている。

番狂わせを狙う李は、日本フライ級4位にランクされる右のボクサーファイター型。アマチュアで50戦(37勝14KO、RSC13敗)を経験後、06年にプロ転向を果たした。3戦目で不覚をとったが4戦目から13連勝を記録(17戦15勝5KO2敗)。今年9月のフィリピン遠征ではOPBF東洋太平洋王者ロッキー・フェンテス(フィリピン)に惜敗したが、再起戦で元世界王者と拳を交える機会を得た。スピードと体格の利を生かしたボクシングで勝機を探ることになる。
元世界王者の壁は高いが、李が先手をとって勢いに乗れば番狂わせも不可能ではないだろう。

 


Written by ボクシングライター原功

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