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みどころ・試合内容 / 2012年8月27日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

4階級制覇を狙う「ゴースト」 VS 「トルコのタイソン」
メイウェザーの対抗王座につくのは?

WBCのウェルター級王座は5階級制覇のフロイド・メイウェザー(アメリカ)が保持しているが、DVで6月から収監のため一時的に戦線離脱となっている。そのために今回の暫定王座決定戦が行われることになった。フェザー級、S・フェザー級、ライト級(暫定)の3階級を制覇しているゲレロが未知のクラスでも戴冠を果たすのか、それとも「ミニ・タイソン」の異名を持つアイディンがトルコに初の世界王座をもたらすのか。注目の一戦だ。

ゲレロは9歳のときにボクシングを始め、16歳でシドニー五輪の予選に出場。バンタム級で勝ち進んだが惜しくも届かず、18歳でプロ転向を果たした。シェリー・フィンケル・マネージャー、ゴールデン・ボーイ・プロモーションズの後押しを受け、これまで順調に3階級制覇を成し遂げてきたといえる。しかし、私生活では波瀾含みで、キャシー夫人が白血病にかかり、その看病のためにIBFのS・フェザー級王座を返上したこともあった(10年1月)。

身長173センチ、リーチ178センチのサウスポーで、戦績は33戦29勝(18KO)1敗1分2無効試合。フェザー級では大柄だったが、ウェルター級となると必ずしも体格的に恵まれているとはいえないかもしれない。むしろ馬力、体力という点で不安視されるほどだ。サウスポーのアドバンテージと経験、テクニックを生かして戦うことになりそうだ。

対するアイディンはトルコ出身で、現在はドイツに住んでいる。こちらもアマチュア経験が豊富だ。03年の欧州選手権では決勝でデビス・ボスキエロ(イタリア=11年11月に粟生隆寛に挑戦して判定負け)にポイント勝ちして優勝。1回戦で敗退したとはいえ04年のアテネ五輪にも出場している。しかし、06年の欧州選手権では2回戦でレフェリーに不服を唱えて体当たりの抗議。これがルールに触れて5年間の出場禁止というペナルティを受け、それを機にプロ転向を果たした。

身長170センチ、リーチは165センチとウェルター級にしては小柄だ。ガードを固めて前進し、距離が詰まると左右の強打を叩きつける好戦的なスタイルを確立している。「ミニ・タイソン」の異名そのままのボクシングといえる。欧州王座、WBCのシルバー王座も獲得しており、23戦全勝(17KO)と戦績、実績面でも遜色ないものがある。

アマチュアボクシングでは五輪に何人も選手を送り込んでいるトルコだが、プロでは世界王者は誕生していない。70年代のケマル・カマチ(ウェルター級)、80年代〜90年代初頭に活躍したフライ級のユップ・カーン、2000年代にWBC1位まで躍進したヘビー級のシナン・サミル・サンなど過去にも世界的な選手はいたが、いずれも世界王座には縁がなかった。アイディンにはトルコ国民の大きな期待がかかっていることになる。

オッズは4対1でゲレロ有利と出ているが、これは知名度の差も含まれていると見た方がいいだろう。ゲレロはこれが11年4月以来の実戦となり、しかもウェルター級の体重では初の試合というハンデもある。重いウェートでも自分と相手をコントロールできるかどうかは蓋を開けてみないと分からない。アイディンが臆せずにインファイトを仕掛け、早い段階で主導権を握るようだと番狂わせの可能性も十分ありそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功

フロイド・メイウェザー

フロイド・メイウェザー

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA:ポール・マリナッジ(アメリカ)
WBC:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
IBF:ランドール・ベイリー(アメリカ)
WBO:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

スター選手が鎬を削っているクラスだ。いまは偶然にもアメリカの4選手がトップに君臨しているが、4王者とも1年以内の戴冠という事実をみれば、このクラスがいかに激戦階級か分かるだろう。
ちなみにマリナッジの前はビャチェスラフ・センチェンコ(ウクライナ)、メイウェザーの前はビクター・オルティス(アメリカ)、ベイリーの前はアンドレ・ベルト(アメリカ)、そしてブラッドリーの前はマニー・パッキャオ(フィリピン)が王座に君臨していた。

現在、このクラスはメイウェザー、ブラッドリー、そしてパッキャオの3強時代といっていいだろう。これにWBO世界S・ライト級王者ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)が続き、さらに9月にベイリーへの挑戦が決まっているデボン・アレキサンダー(アメリカ)が紙一重の差で追う展開となっている。
メイウェザーは年内にも復帰戦を計画しており、パッキャオも11月に次戦を予定している。トップにどんなメンバーを頂いて年末を迎えるのか、極めて予想が難しい階級だ。


  • みどころ

将来の王者候補ポーターが初登場
2度の世界挑戦経験者ゴメスと対峙

19戦全勝(14KO)の快進撃を続ける24歳のポーターと、2度の世界挑戦経験を持つ31歳のゴメス。風雲急を告げるウェルター級に、さらに新しい風が吹き込むか。
ポーターは08年の北京五輪米国ミドル級補欠になるなど、アマチュアで290戦276勝14敗という戦績を残して4年前にプロ転向。
これまでにNABO北米S・ウェルター級王座、NABF北米ウェルター級王座を獲得するなど19連勝を収めている。忙しく動きながら踏み込んでワンツーを放ち、接近するとアッパーを突き上げるなど勘の良い戦いぶりが目立つ。

一方のゴメスは低い姿勢から左ジャブを放ち、得意の右を被せてしつこく迫る好戦的なタイプだ。90戦(80勝10敗)のアマチュア経験に加えプロでも強豪相手に30戦(23勝12KO5敗2分)をこなしており、なかなかしたたかな選手といえる。2度の世界挑戦はいずれも中盤のTKO負けだったが10カウントを聞かされたわけではなく、耐久力にも定評がある。

7対2のオッズが示すとおりポーターのスピードと勢いがゴメスを凌駕すると見られている。しかし、ゴメスの攻撃力や粘りを考えると決して楽観視できないのも事実だ。近い将来の世界王者と目される24歳のホープが、このハードルをどう超えるのか見ものである。

 


Written by ボクシングライター原功

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