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みどころ・試合内容 / 2012年4月23日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

4階級制覇の歴戦の雄 VS 全勝の大型ホープ
賭け率は5対2で挑戦者有利

この試合は当初、1月28日にヒューストンで行われるはずだったが、昨年12月下旬にモラレスが胆嚢の手術を行ったため延期になった経緯がある。アンダーカードのジェームス・カークランド(アメリカ)対カルロス・モリナ(メキシコ)ともどもイベントがスライドしたわけだ。 チャンピオンのモラレスは昨年9月、ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)が休養王者になったことで空位になったWBC世界S・ライト級王座の決定戦に出場。ルーカス・マティセ(アルゼンチン)の急病で代役がまわってきたパブロ・セサール・カノ(メキシコ)に10回終了TKO勝ちを収め、念願の4階級制覇を成し遂げた。ダニエル・サラゴサ(メキシコ)を仕留めて初の世界王座を獲得したのが1997年だから、足かけ15年をかけての4冠ということになる。今回が実に24度目の世界戦となる(23戦19勝12KO4敗)。

かつては頑丈な肉体を利して重圧をかけ、強打を上下に散らして攻め落とす強打者として鳴らしたが、階級が上がった最近は巧者としての一面が目立つ。左ジャブを突いて試合を組み立て、長丁場を意識しながら好機を待つボクシングも会得している。35歳の"エル・テリブレ"(恐怖の男)は円熟期を迎えているといっていいだろう。

そんな王者に挑むのは22戦全勝(14KO)のレコードを誇る24歳の俊英だ。ガルシアはアマチュアで120戦107勝13敗の戦績を残し、07年11月にプロに転向。これまでの22戦のなかで特筆すべきはネート・キャンベル(アメリカ)、ケンドール・ホルト(アメリカ)という元世界王者に判定で勝っている点であろう。10年秋には世界挑戦経験者マイク・アルノーティス(ギリシャ)にも勝利を収めている。

ガルシアは"SWIFT"(敏捷な男)の異名がしめすとおりスピードを売りにする右のボクサーファイター型だ。ゴールデン・ボーイ・プロモーションズが推す期待の星である。

パワーや経験値ではモラレスが上を行くが、スピードと勢い、潜在能力ではガルシアが勝る。そうした点が高く評価されてのことと思われるが、オッズ(賭け率)は5対2でガルシア有利と出ている。

モラレスとすれば早い時点で挑戦者にダメージを与え、乱戦に持ち込んでしまいたいところだ。悠長に構えて様子見をしているようだと、その間にスピードのあるガルシアに主導権を奪われかねない。経験か若さかという組み合わせだが、5対2ほどではないものの後者に分があるカードといえそうだ。

 



Written by ボクシングライター原功

ティモシー・ブラッドリー

ティモシー・ブラッドリー

フェザー級トップ戦線の現状

WBAスーパー:レイモント・ピーターソン(アメリカ)
WBA:マルコス・マイダナ(アルゼンチン)
WBA暫定:ジョアン・ペレス(ベネズエラ)
WBC:エリック・モラレス(メキシコ)
WBC休養:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)
IBF:レイモント・ピーターソン(アメリカ)
WBO:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

スター選手が揃った激動のクラスといえる。WBAとIBFの2冠王者レイモント・ピーターソン(アメリカ)は昨年12月、アミール・カーン(イギリス)を破って戴冠を果たしたばかり。予定されるカーンとの再戦が正念場といえる。
実力面でトップと見られているWBO王者ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)は6月9日(日本時間10日)、マニー・パッキャオ(フィリピン)の持つWBO世界ウェルター級タイトルへの挑戦が決まっている。そのため暫定王座が設けられることとなり、ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)とセルゲイ・フェドチェンコ(ウクライナ)が決定戦で拳を交えることになっている。
ランカー陣では、エリック・モラレス(メキシコ)に挑むダニー・ガルシア(アメリカ)が期待度NO.1といえる。マイク・アルバラード(アメリカ)の強打も楽しみだ。
元王者ザブ・ジュダー(アメリカ)、4階級制覇を狙うウンベルト・ソト(メキシコ)、南米の技巧派セサール・クエンカ(アルゼンチン)らにも要注目だ。


  • みどころ

復活した強打のサウスポー VS 大物食いの技巧派
賭け率は2対1でカークランド有利

カークランドは146戦134勝12敗のアマチュア戦績を引っ下げ01年8月にプロ転向。素行の悪さのために2度のブランクがあるが、ここまで31戦30勝(27KO)1敗という見事な戦績を残している。唯一の敗北(1回TKO負け)は昨年4月、石田順裕に喫したものだが、その後は3連続KOと復調している。特にダウン応酬のアルフレド・アングロ(メキシコ)戦を制したことは大きな自信になっているはずだ。

対するモリナは03年10月デビューの28歳。こちらは25戦19勝(6KO)4敗2分とカークランドほどのインパクトはないが、大物食いの技巧派として知られる。09年6月には世界挑戦経験者のダニー・ペレス(メキシコ)を破ってNABO北米王座を獲得し、昨年7月には元世界王者カーミット・シントロン(プエルトリコ)にも快勝。このほか勝利には結びつかなかったものの現WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)と1敗1分、現世界ランカーのマイク・アルバラード(アメリカ)に8回判定負け、現世界ランカーのエリスランディ・ララ(キューバアメリカ)と10回引き分けなど、著名どころを大いに苦しめてきた実績がある。

サウスポーの強打者カークランドはプレッシャーをかけながら接近して攻め落としたいところだが、モリナがそう簡単に相手有利の距離を与えるとは思えない。接近を図るためにカークランドはひと工夫もふた工夫も必要になりそうだ。賭け率は2対1でカークランド有利と出ているが、モリナが相手の強打を空転させ続けてポイントを重ねる展開も考えられる。どちらが自分の勝利パターンに持ち込むか、距離とペース争いに注目したい。

 



Written by ボクシングライター原功

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