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みどころ・試合内容 / 2011年8月22日放送

みどころ・試合結果

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8月22日放送

[191ch]8月22日(月) よる8:00  [191ch][HV][再]8月26日(金) 午前10:00
※8/22(月)は標準画質での放送となります。

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S・ミドル級安定王者ビュテ、凱旋防衛戦!

IBF世界S・ミドル級タイトルマッチ

ルシアン・ビュテ

IBF世界S・ミドル級チャンピオン

ルシアン・ビュテ

(ルーマニア)

ジャン・ポール・メンディ

IBF世界S・ミドル級1位

ジャン・ポール・メンディ

(フランス)

  • みどころ

磐石王者の凱旋防衛戦
無敗のメンディ相手に強打炸裂か

ルーマニア出身のビュテにとっては念願の故国での防衛戦。昨年にもプランが持ち上がったことがあったが、諸事情で実現しないままだった。
90年代に入ってから各スポーツのプロ化が進んだルーマニアは、現在はボクシングのイベントも開催されている。しかし、世界レベルの試合となると皆無といえる。昨年12月に来日して亀田大毅(亀田)に挑戦したシルビオ・オルティアーヌもスペインが活動拠点だった。
もともとルーマニアは他国への移住人口が多い国で、ある資料によると中国、ポーランドに次いで世界3位の移民数なのだとか。一方、現在ビュテが活動拠点とするカナダは移民の受け入れに寛容な国で、全人口の約20パーセントに相当する620万人が他国からの移住者だと伝えられる。
過去のルーマニアの歴代世界チャンピオン4人をみても、ミヒャエル・ローウェ(ウェルター級)がドイツを主戦場にしていた以外、レナード・ドーリン(ライト級)、ビュテ、アドリアン・ディアコヌ(L・ヘビー級)の3人はいずれもカナダを拠点にしている。今回の試合はこんな背景を頭に置いて見るのも一興ではないだろうか。
ビュテは07年10月に戴冠後、これが8度目の防衛戦となる。しかもV7のうち6度がKO(TKO)によるものだ。トータル戦績は28戦全勝(23KO)。これらの数字からみても、強打の持ち主であることが分かるはずだ。187センチの長身をやや斜に構え、右ジャブから左ストレート、巻き込むような左フック、そして上下に正確に打ち分けるアッパーを武器とする。
挑戦者のメンディはアトランタ五輪に出場した4年後の2000年12月にプロデビューした37歳。フランスのナショナル・タイトルやIBFインターナショナル・タイトルなどを獲得して世界上位に食い込んできた。昨年7月には挑戦者決定戦に臨み、サキオ・ビカ(オーストラリア)に相手失格による初回反則勝ちを収めている。ダウン後にビカが加撃したため甚大なダメージを被ったメンディが続行不可となったための措置だった。ややラッキーなかたちで指名挑戦権を得ただけに、ここはその幸運を生かしたい。
30戦29勝(16KO)1分の戦績が物語るように、メンディは派手なパンチャーというわけではない。アマチュア仕込みのテクニックをベースに堅実なボクシングを身上とする左のボクサーファイター型といえる。
無敗のサウスポー対決。まずは右リードブローの突き合いに注目したい。ここでビュテが刺し勝つようだと勝負は終盤を待たずに決する可能性が高い。逆にメンディが序盤をリードする展開になると試合は面白くなりそうだ。

Written by ボクシングライター原功

アンドレ・ウォード

アンドレ・ウォード

S・ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンドレ・ウォード(アメリカ)
WBA:ディミトリー・サルティソン(ドイツ)
WBA暫定:ブライアン・マギー(イギリス)
WBC:カール・フロッチ(イギリス)
IBF:ルシアン・ビュテ(ルーマニア)
WBO:ロバート・スティーグリッツ(ドイツ)

2年前にスタートした「スーパー・シックス」は今秋、アンドレ・ウォード対カール・フロッチというWBAとWBCのチャンピオン同士のカードで決勝を迎える。その勝者がこのクラスの第一人者ということになろうが、ルシアン・ビュテとの対決を抜きに「最強」を名乗ることはできまい。最終決戦は来年春か?
無冠ながらミッケル・ケスラー(デンマーク)もチャンピオンたちと同等の実績、実力を持っている。秋にWBOタイトルに挑戦するプランも進行中と伝えられる。
ミドル級から参入したケリー・パブリック(アメリカ)も忘れてはならないが、リング外の醜聞が多いのが気にかかる。
歴戦の雄グレン・ジョンソン(ジャマイカ)もしぶとく上位に残っており、侮れない存在となっている。

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