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みどころ・試合内容 / 2011年4月18日放送

みどころ・試合結果

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4月18日放送

[191ch][HV]4月18日(月) よる8:00 [191ch][再]4月22日(金) 午後0:00

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安定王者ビュテ、7度目の防衛戦!

IBF世界S・ミドル級タイトルマッチ

ルシアン・ビュテ

IBF世界S・ミドル級チャンピオン

ルシアン・ビュテ

(ルーマニア)

IBF世界S・ミドル級5位

ブライアン・マギー

(イギリス)

  • みどころ

衝撃の倒し屋 VS 遅咲きの欧州王者
ビュテの左強打に注目!

S・ミドル級というと「スーパー・シックス」が決勝トーナメントを控え佳境に入ってきたところだが、その一方でIBF王者ビュテも大きな注目を集めている。3年半前に世界タイトルを獲得後、コンスタントに防衛を重ね、その数は6に伸びている。しかも7度の世界戦で勝敗をジャッジの手に委ねたのは1度だけという強打者ぶりである。今回も左のハードパンチが炸裂するか?
ルーマニア生まれのビュテは世界選手権に2度出場後、カナダに拠点を移してプロデビュー。以後、7年半に27戦全勝(22KO)という完璧なレコードを残している。リブラド・アンドラーデ(メキシコ)を相手にしてのV2戦では打たれ脆さを突かれて最終回に痛烈なダウンを喫したが、辛うじて終了ゴングに逃げ込むなど綱渡りもあった。しかし、その後は圧倒的な強さを発揮して評価を上げている。特に最近は左のストレートだけでなくアッパーをボディと顔面に打ち分けるなど、パワーだけでなくテクニカルな面でも卓抜したものを見せつけている。“ル・トンブール”(倒し屋、強打者)の異名そのままの活躍といえる。
実力面だけでなく人気面でもトップレベルにある。会場は毎回、満員となるほどの盛況ぶりで、前回のV6戦(ジェシー・ブリンクリーに9回KO勝ち)もモントリオールのベル・センターは1万人を超す観客で溢れた。同じ会場で行われる今回の防衛戦もチケットは完売状態と伝えられる。
今回の試合を前にアメリカの大手ケーブルTV「ショータイム」と契約を結んだこともあり、秋に決まる「スーパー・シックス」の優勝者との対戦や、眼疾のために戦列を離れていた元王者ミッケル・ケスラー(デンマーク)らとの対戦も期待されている。
そんなスター選手を前にしては、38戦34勝(24KO)3敗1分のヨーロッパ・チャンピオンも脇役の立場になってしまう。12対1というオッズ(賭け率)は、ビュテの人気や期待度を反映した数字ともいえる。
だが、このサウスポーを過小評価すると、思わぬしっぺ返しを食らう危険性があることも覚えておいた方がいいだろう。
マギーは96年のアトランタ・オリンピックでミドル級ベスト8に食い込んだ実績を持っているのだ。また、プロ転向後には22連勝(16KO)を収めたこともある。打たれ脆さが災いして04年から06年にかけて低迷したが、最近の5年は引き分けを挟んで9連勝(5KO)と好調を維持している。30歳を過ぎて勢いを増してきた感がある。
大舞台での経験値やパンチ力をはじめ個々の戦力ではビュテが大きく勝っているだけに、順当ならばチャンピオンのKO防衛とみる。持ち味の左強打が猛威を振るう可能性は高い。
しかし、ビュテも耐久面に問題を残しているだけに、予断は禁物といえよう。スリリングな試合が期待できそうだ。

Written by ボクシングライター原功

アンドレ・ウォード

アンドレ・ウォード

S・ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンドレ・ウォード(アメリカ)
WBA:ディミトリー・サルティソン(ドイツ)
WBC:カール・フロッチ(イギリス)
IBF:ルシアン・ビュテ(ルーマニア)
WBO:ロバート・スティーグリッツ(ドイツ)

進行中の「スーパー・シックス」トーナメントは、WBA“スーパー王者”アンドレ・ウォード(アメリカ)対元IBF世界ミドル級V10王者アルツール・アブラハム(ドイツ)、WBC王者カール・フロッチ(イギリス)対元IBF世界L・ヘビー級王者グレン・ジョンソン(ジャマイカ)という2組の準決勝を控えている状態。秋には決勝戦を迎えることになるはずだ。
眼疾のため一時的に戦線を離れたミッケル・ケスラー(デンマーク)はWBCから“名誉王者”の称号を授かっており、WBC王者に対し優先的挑戦権を有している。しかし、今回のビュテ対マギーの勝者との対戦も希望していると伝えられるだけに、今後の動向が注目を集めそうだ。
こうしたメンバーのなかに前WBC・WBO世界ミドル級王者ケリー・パブリック(アメリカ)が割り込むと、理想的な形ができ上がるのだが……。

S・ウェルター級8回戦

バーネス・マーティロスヤン

WBO世界S・ウェルター級1位

バーネス・マーティロスヤン

(アメリカ)

メキシコ・ミドル級

ブラディミール・エルナンデス

(メキシコ)

  • みどころ

快進撃を続ける「悪夢」 VS 速戦即決型の強打者
WBO1位のマーティロスヤンに注目

マーティロスヤンは東欧アルメニアの出身だが、4歳のときに家族でアメリカに移住。その3年後、7歳のときに父ノリックの手ほどきでボクシングを始めた。アマチュア戦績は130戦120勝10敗。
特筆すべきは、2回戦敗退ながらアテネ・オリンピックに18歳で出場したことであろう。その前段階の国内予選では現WBC・WBO世界S・ライト級王者ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)にポイント勝ち(35対22)、現WBC世界ウェルター級王者アンドレ・ベルト(アメリカ)にもポイント勝ち(25対21)を収めてもいる。当時、無名だった17歳の少年が格上の選手を次々に破る様子を見た関係者が「オー、ナイトメア!(これは悪夢だ)」と囁いたと伝えられる。それ以来、マーティロスヤンは「悪夢」と呼ばれるようになったのだとか。本人が漢字で刺青を入れているほどだから、さぞお気に入りなのだろう。
プロ転向は05年4月のこと。マイク・タイソン(アメリカ)やイベンダー・ホリフィールド(アメリカ)らのマネージャーも務めた大物シェリー・フィンケル氏がマネージメントを担当し、トップランク社と契約。トレーナーにはフレディ・ローチ氏がついたほどだから、マーティロスヤンがどれほど期待されていたかが分かるだろう(07年からはロニー・シールズ氏も指導)。
プロ6年で28戦全勝(17KO)。まずは順調な成長曲線を描いてきたといえる。最近は強豪との対戦が多くなり、逞しさを増している。カウンターの精度も上がってきた。
一方、対戦相手のエルナンデスは22戦18勝(16KO)4敗の強打者。16KOのうち13KOが3ラウンド以内という速戦即決型だ。4敗もすべてKOによるものと、分かり易いタイプといえる。
「次期チャンピオン」の呼び声高いマーティロスヤンが不覚をとることはないと見るが、序盤は注意が必要だろう。

Written by ボクシングライター原功

USBA全米S・バンタム級タイトルマッチ

USBA全米S・バンタム級チャンピオン

テオン・ケネディ

(アメリカ)

アメリカ・S・バンタム級

ホルヘ・ディアス

(アメリカ)

  • みどころ

東海岸のテクニシャン VS 五輪金を倒した全勝ホープ
無敗同士による世界への先陣争い

最近、アメリカでも比較的軽いクラスで生きのいいホープの台頭が目を引くようになってきた。下田昭文(帝拳)の持つWBA世界S・バンタム級王座に挑戦が噂されるリカル・ラモス、フェザー級のミゲール・ガルシア、マット・レミラードらは筆頭格といえる。そして今回、初登場のテオン・ケネディも潜在能力の高い選手だ。
1986年6月生まれの24歳。全米選手権のフライ級優勝などのアマチュア実績を引っ下げて4年前にプロ転向を果たし、これまで17戦16勝(7KO)1分の戦績を残しており、すでにIBFでは3位にランクされている。「ザ・テクニシャン」を名乗る技巧派で、勘の良さと左右から叩きつける回転の速い連打が持ち味といえる。
対するディアスも15戦全勝(9KO)の戦績を誇る23歳のホープだ。まだ世界ランクに名前はないが、09年10月にはアテネ・オリンピック金のヤン・バルテレミ(キューバ)に6回TKO勝ちを収めている。距離を潰しながら左右のパンチを叩きつける好戦派で、手数で勝負するタイプといえる。
ケネディの持つUSBA全米王座がかかった試合だが、世界への先陣争いという意味でも興味深いカードといえる。

Written by ボクシングライター原功

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